今話の名セリフ:「だって、ユキの笑顔を、一番見たかったんだもの・・・。」
「わんだふるぷりきゅあ!」第10話「ユキの中の思い出」の感想です。
~ オープニング前 ~
プリティホリックには順調にお客さんが増えており、まゆの母・すみれは、そろそろ新商品を作ってみようかと考えています。すみれは、まゆにも、良いアイディアがあったら教えてほしいと求めました。
「どうしよう、ユキ・・・。」
「お店の新アイテム、私がデザインしていいんだって!」
「エヘヘヘ・・・。どうしよう! どうしよう!」
ダイブは回避したのに、スリスリされて、結局触られるという。災難・・・、いや、なんてうらやましい・・・。ああ、生まれ変わったら、ユキになりたいなあ・・・。(笑)
~ Aパート ~
その後日、まゆは、数学の授業にもかかわらず、新商品のデザインを考えていました。
問題を解くよう、先生から言われても、まゆは、デザインを描く事に集中しちゃっています。隣の席のいろはに声をかけられ、ようやく気付くも・・・、
「えーっと・・・。」
「ああ! 何描いてるの?」
「え・・・。ああ・・・。いや、あの、その・・・。」
「ち、違うの、これは・・・。」
「わー! 楽しそう! こむぎもやる!」
「や、やめてやめて・・・。ダメ! ダメ!」
「猫屋敷さん・・・。犬飼こむぎさん・・・。」
相変わらず、猫屋敷劇場が面白いですな! 黙ってりゃ美少女なのを、こうも変顔多めの、テンパりやすい子に仕立てるとか、あまりにもおいし過ぎて、スタッフ様には感謝しかないですね!(笑)
昼休みになり、こむぎといろはは、まゆがプリティホリックの新商品のデザインを色々描いていた事を知り、どれも可愛いと感じます。他のクラスメイトにも好評。
少しして、すみれからも、デザインのセンスを褒められますが、イチオシはどれかと聞かれると、答えられませんでした。さすがに、考えたもの全部を商品にする事はできず、それならまゆの気持ちが一番こもっているものを商品にしたいと、すみれは言いました。
そう言われたまゆは、どれがイチオシなのか決められず、一から考え直す事に。しかし、アイディアが思い付かず、散歩に出ました。
同じ頃、こむぎ、いろは、悟は、ガルガルの卵を探していました。
「あった!」
「え!? ちょ、こむぎ!」
「違った! ボールだったワン!」
「あれ?」
「うう・・・。」
「犬飼さん、大丈夫?」
「こむぎ・・・。急に走っちゃダメって言ってるでしょ・・・。」
「ワン!」
「本当に分かってるのかな・・・。」
「分かってるワン!」
「大福?」
「あ、猫屋敷さん!」
「え、まゆちゃん?」
「ワン!」
「え?」
「落ちてたボールに、こむぎちゃんが突進しちゃって・・・。」
「そっか・・・。元気いっぱいだね!」
「ワンワン!」
「もう、じっとしてて! こむぎ!」
「懐かしいな・・・。」
「え?」
「え、あ・・・。ごめんなさい、勝手に・・・。」
「勝手に? 何が?」
「いや、えっと・・・。初めて会った時のユキを思い出して・・・。」
「え!? あのユキちゃんが泥だらけだったの!?」
「聞きたい! 聞きたい!」
「聞きたい! 聞きたい! 聞きたーい!」
「あれは小学4年生の冬休み・・・。パパのお仕事にくっついて、山間の村に旅行に行ったの・・・。」
「まゆちゃんのお父さん、お仕事、何してるの?」
「写真家! 動物とか風景とか何でも撮るんだって!」
「へー・・・、すごいな・・・。」
「お父さんが、もう誰も住んでいない古民家を撮影してた時・・・。」
「泥だらけのユキを見つけたんだ・・・。」
「綺麗・・・。」
「あ・・・。」
「待ちなさい、まゆ。」
「パパ・・・。」
「あの子は、首輪をしてない野良猫だ。勝手に触っちゃいけないよ。」
「はい・・・。」
「行こうか・・・。」
近くに住む人達によると、この猫は、気付いたらそこに住み着いたとの事で、極度の人間嫌いなようです。
その翌日・・・、
「ニャ。」
「今の、あなたの声?」
「とても、とっても綺麗な声ね!」
「あ! 大丈夫! 私、触らないよ!」
「ダメか・・・。」
「それでも私、気になっちゃって、毎日様子を見に行っちゃったの。」
「わあ・・・。見て! 私、こんな大きな雪、初めて! レースみたいで綺麗だね!」
「・・・って、猫ちゃんの方が知ってるか、エヘヘ・・・。」
「あ・・・。」
「ほら、見える?」
「これ、猫ちゃんにあげるね! 寒いでしょ?」
「ママが編んでくれた帽子でね、とっても温かいんだよ!」
「あとね、模様がすっごく可愛いの! ほら、春のお花畑みたいでしょ?」
「お外は寒いけど、心は、ちょっと温かくなるの!」
「今日の撮影は断念か・・・。まゆも今日は外出ちゃダメだよ。」
「猫ちゃん、いるかな?」
「良かった・・・元気だった?」
「今日はね、お別れに来たんだ・・・。私、明日、パパとお家に帰るの・・・。」
「もっと色んな事お話ししたかったな・・・。うちの家族の事とか、私の住んでる街の事とか・・・。」
「あ・・・。じゃあね・・・。ずっと元気でね・・・。」
~ Bパート ~
「それじゃ、お世話になりました。」
「また来て下さい。」
「世界中の動物の話も楽しかったで!」
「ありがとうございます。ぜひ、また!」
「じゃあ、まゆ、行こうか。」
「うん・・・。」
「猫ちゃん!」
「あれまあ!」
「お別れに来てくれたの? 私を呼びに来たの?」
「なんと!」
「人間嫌いのあの子が・・・。」
「ごめんね・・・。嬉しいけど無理なの・・・。」
「私だって! 私だって一緒にいたいよ!」
「まゆ・・・。」
「触れなくても、ツンってされても、一緒にいられたの楽しかったの! 嬉しかったの!」
「あのままずっと一緒に・・・、一緒にいてくれるだけで・・・。」
「猫ちゃん!」
「いいかい、まゆ。もう1回言うけど、生き物を飼うっていうのは、簡単じゃないからな。」
「これからずっと、ちゃんとお世話するのよ。」
「うん! 絶対する!」
「わあ・・・。」
「すごい! 猫ちゃん、本当は、綺麗な雪色だったんだ!」
「そうだ! あなたは今日からユキ! 雪の日に出会った雪色のユキ! どうかな?」
「ジャーン!」
「そのチャーム、私が作ったの。どう、ユキ? 気に入った?」
「あの時のユキ、とっても嬉しそうだったな・・・。」
「そっか・・・。私も見たかったな、ユキちゃんの笑顔!」
「これだ!」
「うん?」
「猫屋敷さん?」
「いろはちゃん、ありがとう!」
「え、何が?」
「かけっこかな?」
「違うと思うよ。」
その直後、ガルガルが現れました。
今回のガルガルはアライグマの模様。こむぎといろはは、プリキュアに変身します。
ワンダフルが先回りして、ガルガルに制止を求めるも、ガルガルはおとなしくしてくれません。
フレンディは、ガルガルの指にペンキをつけさせました。こうすれば、手を洗うために川に行くと考えましたが、ガルガルは川に向かってくれませんでした。
フレンディは、アライグマは綺麗好きだと思っていましたが、実際はそうではありません。川にいるのは、汚れを落とすためではなく、川の中の獲物を獲ろうとしているためです。
街中にまで来たガルガルは、色んなものを壊しては投げつけてきます。フレンディがリボンバリアを張るも、ガルガルは器用に変えてきました。
それを見た悟は、どうにかできると判断。フレンディに、もう一度リボンバリアを展開するよう指示しました。
バリアはさっきと同じように変えられますが・・・、
ガルガルを投げ飛ばす事ができ、隙ができました。
そこをフレンドリベラーレ。ガルガルをニコアニマルの姿に戻し、ニコガーデンに帰らせました。
同じ頃・・・、
「できた!」
「見て、ユキ! どう?」
その後日・・・、
『おお!』
「可愛い!」
「ユキみたい!」
「これ、新商品?」
「早速買っちゃうわ!」
「ホント、素敵なデザイン!」
「よーし! 私もお小遣いためよーっと!」
「みんな、とっても喜んでくれてる・・・。ありがとう、まゆ!」
「うん・・・。良かった・・・。」
「でも、一番喜んでるのは、きっとユキね!」
〈だって、ユキの笑顔を、一番見たかったんだもの・・・。〉
今回は、これで終了です。
次回:「山に潜む、巨大生物!?」
見晴山に謎の巨大生物が出るらしい、という噂を聞き、調べにやってきたこむぎ達。
山頂までガルガルらしき姿は見当たらなかったが、そこで、ある事に気付き・・・。
【まとめ】
という事で、今話は、まゆがユキと初めて会った時の事が明かされました。
まゆとユキの出会いは大きなドラマがあったと予想していましたが、思っていた以上に、感動的な話でした。これは、涙腺にくるわ・・・。
あんな優しい子に出会えて、本当に良かったよ、ユキは・・・。この一言に尽きますね。
まゆが初めて出会った時のユキは、酷く汚れていて、人を極度に嫌っていました。人間をすごく警戒していたところは、いろはと初めて出会った時のこむぎと同じであり、前の飼い主に捨てられたのかもしれませんね。
それも、ユキがいたのは、冬は雪が降りやすい山間部の村。人がそんなに住まない場所であり、今回のまゆのように、何度も親身に様子を見に行く小さい子供もいなかったでしょう。
となると、ユキは、まゆと出会うまでは、あの村では、ずっと孤独だったのでしょうね。外は雪が降って寒いのに、あの中を、誰も傍にいない状況で過ごすとか、相当辛かったでしょう・・・。
だからこそ、まゆがユキの事を気にかけて、何度も会いに行ったのは、本当に良かったと思いますね。ユキも、そんなまゆに、少しずつ心を開いていったのも良かったところ。
そして、まゆが村を離れる日に、ユキが、まゆから渡された帽子を持ってきたのが、もう健気過ぎて・・・。こんなの、目頭が熱くなりますよ・・・。
その後、まゆとユキは一緒に暮らす事になりました。両親がユキを飼う事を認めてくれたのも、素晴らしかったですね。優しさに満ちあふれた世界とは、この事なんだな、としみじみ感じました。
ですが、人を極度に嫌っていたという事は、人から危害を受けた過去があるのでしょう。
この世は人間社会。動物達は、人の都合や身勝手さにより、割を食う事が多く、動物を傷付ける事にまったく疑問や抵抗を抱かない人間も、それなりにいると思います。
こむぎやユキは、そういう人間を目の当たりにして、人嫌いになった可能性が高いでしょう。話が進めば、そういう人間が描かれたり、いろは達がそういう人間を目にするのかもしれません。
もしそうなった時に、いろは達はどう行動するのか、気になるところ。今回は、感動的な話であった一方、後のストーリーで、人間社会で生きる動物達が抱える暗部に触れていきそうな気がして、面白くなってきたかな、と感じています。
さて、次回は、いろは達が、山に潜む巨大生物を探す話。
もしかすると、ガルガルの裏の存在と対面するのかも? ストーリーの大筋に絡む話になるかもしれず、目が離せないですね。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第10話「ユキの中の思い出」の感想です。
~ オープニング前 ~
プリティホリックには順調にお客さんが増えており、まゆの母・すみれは、そろそろ新商品を作ってみようかと考えています。すみれは、まゆにも、良いアイディアがあったら教えてほしいと求めました。
「どうしよう、ユキ・・・。」
「お店の新アイテム、私がデザインしていいんだって!」
「エヘヘヘ・・・。どうしよう! どうしよう!」
ダイブは回避したのに、スリスリされて、結局触られるという。災難・・・、いや、なんてうらやましい・・・。ああ、生まれ変わったら、ユキになりたいなあ・・・。(笑)
~ Aパート ~
その後日、まゆは、数学の授業にもかかわらず、新商品のデザインを考えていました。
問題を解くよう、先生から言われても、まゆは、デザインを描く事に集中しちゃっています。隣の席のいろはに声をかけられ、ようやく気付くも・・・、
「えーっと・・・。」
「ああ! 何描いてるの?」
「え・・・。ああ・・・。いや、あの、その・・・。」
「ち、違うの、これは・・・。」
「わー! 楽しそう! こむぎもやる!」
「や、やめてやめて・・・。ダメ! ダメ!」
「猫屋敷さん・・・。犬飼こむぎさん・・・。」
相変わらず、猫屋敷劇場が面白いですな! 黙ってりゃ美少女なのを、こうも変顔多めの、テンパりやすい子に仕立てるとか、あまりにもおいし過ぎて、スタッフ様には感謝しかないですね!(笑)
昼休みになり、こむぎといろはは、まゆがプリティホリックの新商品のデザインを色々描いていた事を知り、どれも可愛いと感じます。他のクラスメイトにも好評。
少しして、すみれからも、デザインのセンスを褒められますが、イチオシはどれかと聞かれると、答えられませんでした。さすがに、考えたもの全部を商品にする事はできず、それならまゆの気持ちが一番こもっているものを商品にしたいと、すみれは言いました。
そう言われたまゆは、どれがイチオシなのか決められず、一から考え直す事に。しかし、アイディアが思い付かず、散歩に出ました。
同じ頃、こむぎ、いろは、悟は、ガルガルの卵を探していました。
「あった!」
「え!? ちょ、こむぎ!」
「違った! ボールだったワン!」
「あれ?」
「うう・・・。」
「犬飼さん、大丈夫?」
「こむぎ・・・。急に走っちゃダメって言ってるでしょ・・・。」
「ワン!」
「本当に分かってるのかな・・・。」
「分かってるワン!」
「大福?」
「あ、猫屋敷さん!」
「え、まゆちゃん?」
「ワン!」
「え?」
「落ちてたボールに、こむぎちゃんが突進しちゃって・・・。」
「そっか・・・。元気いっぱいだね!」
「ワンワン!」
「もう、じっとしてて! こむぎ!」
「懐かしいな・・・。」
「え?」
「え、あ・・・。ごめんなさい、勝手に・・・。」
「勝手に? 何が?」
「いや、えっと・・・。初めて会った時のユキを思い出して・・・。」
「え!? あのユキちゃんが泥だらけだったの!?」
「聞きたい! 聞きたい!」
「聞きたい! 聞きたい! 聞きたーい!」
「あれは小学4年生の冬休み・・・。パパのお仕事にくっついて、山間の村に旅行に行ったの・・・。」
「まゆちゃんのお父さん、お仕事、何してるの?」
「写真家! 動物とか風景とか何でも撮るんだって!」
「へー・・・、すごいな・・・。」
「お父さんが、もう誰も住んでいない古民家を撮影してた時・・・。」
「泥だらけのユキを見つけたんだ・・・。」
「綺麗・・・。」
「あ・・・。」
「待ちなさい、まゆ。」
「パパ・・・。」
「あの子は、首輪をしてない野良猫だ。勝手に触っちゃいけないよ。」
「はい・・・。」
「行こうか・・・。」
近くに住む人達によると、この猫は、気付いたらそこに住み着いたとの事で、極度の人間嫌いなようです。
その翌日・・・、
「ニャ。」
「今の、あなたの声?」
「とても、とっても綺麗な声ね!」
「あ! 大丈夫! 私、触らないよ!」
「ダメか・・・。」
「それでも私、気になっちゃって、毎日様子を見に行っちゃったの。」
「わあ・・・。見て! 私、こんな大きな雪、初めて! レースみたいで綺麗だね!」
「・・・って、猫ちゃんの方が知ってるか、エヘヘ・・・。」
「あ・・・。」
「ほら、見える?」
「これ、猫ちゃんにあげるね! 寒いでしょ?」
「ママが編んでくれた帽子でね、とっても温かいんだよ!」
「あとね、模様がすっごく可愛いの! ほら、春のお花畑みたいでしょ?」
「お外は寒いけど、心は、ちょっと温かくなるの!」
「今日の撮影は断念か・・・。まゆも今日は外出ちゃダメだよ。」
「猫ちゃん、いるかな?」
「良かった・・・元気だった?」
「今日はね、お別れに来たんだ・・・。私、明日、パパとお家に帰るの・・・。」
「もっと色んな事お話ししたかったな・・・。うちの家族の事とか、私の住んでる街の事とか・・・。」
「あ・・・。じゃあね・・・。ずっと元気でね・・・。」
~ Bパート ~
「それじゃ、お世話になりました。」
「また来て下さい。」
「世界中の動物の話も楽しかったで!」
「ありがとうございます。ぜひ、また!」
「じゃあ、まゆ、行こうか。」
「うん・・・。」
「猫ちゃん!」
「あれまあ!」
「お別れに来てくれたの? 私を呼びに来たの?」
「なんと!」
「人間嫌いのあの子が・・・。」
「ごめんね・・・。嬉しいけど無理なの・・・。」
「私だって! 私だって一緒にいたいよ!」
「まゆ・・・。」
「触れなくても、ツンってされても、一緒にいられたの楽しかったの! 嬉しかったの!」
「あのままずっと一緒に・・・、一緒にいてくれるだけで・・・。」
「猫ちゃん!」
「いいかい、まゆ。もう1回言うけど、生き物を飼うっていうのは、簡単じゃないからな。」
「これからずっと、ちゃんとお世話するのよ。」
「うん! 絶対する!」
「わあ・・・。」
「すごい! 猫ちゃん、本当は、綺麗な雪色だったんだ!」
「そうだ! あなたは今日からユキ! 雪の日に出会った雪色のユキ! どうかな?」
「ジャーン!」
「そのチャーム、私が作ったの。どう、ユキ? 気に入った?」
「あの時のユキ、とっても嬉しそうだったな・・・。」
「そっか・・・。私も見たかったな、ユキちゃんの笑顔!」
「これだ!」
「うん?」
「猫屋敷さん?」
「いろはちゃん、ありがとう!」
「え、何が?」
「かけっこかな?」
「違うと思うよ。」
その直後、ガルガルが現れました。
今回のガルガルはアライグマの模様。こむぎといろはは、プリキュアに変身します。
ワンダフルが先回りして、ガルガルに制止を求めるも、ガルガルはおとなしくしてくれません。
フレンディは、ガルガルの指にペンキをつけさせました。こうすれば、手を洗うために川に行くと考えましたが、ガルガルは川に向かってくれませんでした。
フレンディは、アライグマは綺麗好きだと思っていましたが、実際はそうではありません。川にいるのは、汚れを落とすためではなく、川の中の獲物を獲ろうとしているためです。
街中にまで来たガルガルは、色んなものを壊しては投げつけてきます。フレンディがリボンバリアを張るも、ガルガルは器用に変えてきました。
それを見た悟は、どうにかできると判断。フレンディに、もう一度リボンバリアを展開するよう指示しました。
バリアはさっきと同じように変えられますが・・・、
ガルガルを投げ飛ばす事ができ、隙ができました。
そこをフレンドリベラーレ。ガルガルをニコアニマルの姿に戻し、ニコガーデンに帰らせました。
同じ頃・・・、
「できた!」
「見て、ユキ! どう?」
その後日・・・、
『おお!』
「可愛い!」
「ユキみたい!」
「これ、新商品?」
「早速買っちゃうわ!」
「ホント、素敵なデザイン!」
「よーし! 私もお小遣いためよーっと!」
「みんな、とっても喜んでくれてる・・・。ありがとう、まゆ!」
「うん・・・。良かった・・・。」
「でも、一番喜んでるのは、きっとユキね!」
〈だって、ユキの笑顔を、一番見たかったんだもの・・・。〉
今回は、これで終了です。
次回:「山に潜む、巨大生物!?」
見晴山に謎の巨大生物が出るらしい、という噂を聞き、調べにやってきたこむぎ達。
山頂までガルガルらしき姿は見当たらなかったが、そこで、ある事に気付き・・・。
【まとめ】
という事で、今話は、まゆがユキと初めて会った時の事が明かされました。
まゆとユキの出会いは大きなドラマがあったと予想していましたが、思っていた以上に、感動的な話でした。これは、涙腺にくるわ・・・。
あんな優しい子に出会えて、本当に良かったよ、ユキは・・・。この一言に尽きますね。
まゆが初めて出会った時のユキは、酷く汚れていて、人を極度に嫌っていました。人間をすごく警戒していたところは、いろはと初めて出会った時のこむぎと同じであり、前の飼い主に捨てられたのかもしれませんね。
それも、ユキがいたのは、冬は雪が降りやすい山間部の村。人がそんなに住まない場所であり、今回のまゆのように、何度も親身に様子を見に行く小さい子供もいなかったでしょう。
となると、ユキは、まゆと出会うまでは、あの村では、ずっと孤独だったのでしょうね。外は雪が降って寒いのに、あの中を、誰も傍にいない状況で過ごすとか、相当辛かったでしょう・・・。
だからこそ、まゆがユキの事を気にかけて、何度も会いに行ったのは、本当に良かったと思いますね。ユキも、そんなまゆに、少しずつ心を開いていったのも良かったところ。
そして、まゆが村を離れる日に、ユキが、まゆから渡された帽子を持ってきたのが、もう健気過ぎて・・・。こんなの、目頭が熱くなりますよ・・・。
その後、まゆとユキは一緒に暮らす事になりました。両親がユキを飼う事を認めてくれたのも、素晴らしかったですね。優しさに満ちあふれた世界とは、この事なんだな、としみじみ感じました。
ですが、人を極度に嫌っていたという事は、人から危害を受けた過去があるのでしょう。
この世は人間社会。動物達は、人の都合や身勝手さにより、割を食う事が多く、動物を傷付ける事にまったく疑問や抵抗を抱かない人間も、それなりにいると思います。
こむぎやユキは、そういう人間を目の当たりにして、人嫌いになった可能性が高いでしょう。話が進めば、そういう人間が描かれたり、いろは達がそういう人間を目にするのかもしれません。
もしそうなった時に、いろは達はどう行動するのか、気になるところ。今回は、感動的な話であった一方、後のストーリーで、人間社会で生きる動物達が抱える暗部に触れていきそうな気がして、面白くなってきたかな、と感じています。
さて、次回は、いろは達が、山に潜む巨大生物を探す話。
もしかすると、ガルガルの裏の存在と対面するのかも? ストーリーの大筋に絡む話になるかもしれず、目が離せないですね。
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