
今話の名セリフ:「こむぎは、いろはと、ずっと一緒ワン! ずーっと仲良しワン!」
「わんだふるぷりきゅあ!」第50話(最終話)「ず~っとわんだふる!」の感想です。
~ オープニング前 ~

「私が聞いた『ワオーン!』、あれだよ!」
「ガオウの遠吠えだったんだ・・・。」

「スバル! ガオウ来たよ! 良かったね!」


「どうしたの?」
「ガオウは、スバルに会いに来てくれたんだと思うよ・・・。」

「ガオウ、すまない! 約束を守れなかった・・・。お前を守れなかった・・・。守るどころか、俺のせいで・・・。」

「顔を上げろ、スバル。」

~ Aパート ~
「ガオウ、言葉を?」

「謝らなければならないのは私の方だ・・・。すまなかった、スバル・・・。長い間苦しい思いをさせてしまった・・・。」

「傍にいたのに・・・。」
「傍に?」
「ガオウは、ずっとスバルの傍にいたんだよ! 『ガルガルー!』『ガオガオーン!』って言って!」

「怒りや憎しみに捉われていると、大切なものが見えなくなってしまう・・・。」
「だから、気付かなかったんだね・・・。」

「スバル、お前が謝る必要はない・・・。」
「でも、お前は、群れの頭領で、何よりも仲間を大切にしていた・・・。なのに、俺のせいで、お前は、仲間を守れなかった・・・。」


「お前も仲間だ・・・。」
「でも・・・、俺は悔しい! なぜ、お前が・・・、狼達が、あんな目に!」


「無念がないとは言えぬ・・・。だが、私には怒りも憎しみもない・・・。」
「どうして・・・。」


「スバル、お前がいたからだ・・・。お前は我らに、沢山の幸せをくれた・・・。」

「身勝手な人間は大勢いるが、お前のように、我らを友と呼ぶ人間もいる。我らのために力を尽くしてくれる者もいる。」

「スバル、お前がいたから・・・、お前の優しさで、我らは救われた・・・。」


「ガオウ!」


『スバル!』


「2人に残された時間は、もう・・・。」

「スバル・・・。」
「ガオウ・・・。まだ・・・、まだ、お前に話したい事が!」


「ギュー!」

「ねえねえ、ガオウ! あれ言いなよ! ガオウの気持ち! 私も言ったけど、ガオウが言った方が、スバル嬉しいよ!」

「スバル・・・。お前と会えて良かった・・・。大好きだ・・・。」


「ガオウ・・・。俺も大好きだ・・・。」

「これまでも、これからも、ずっと・・・。」


「スバル・・・。それが、あなたの本当の声だね・・・。」

「アタシも、大好きだよ・・・。」

「よかった・・・。よかったね・・・。」
「そうね・・・。」


「いろは! みんな大好き素敵な世界! だね!」
「だね!」

「あ! トラメだ!」

「スバル・・・。仲間達だ・・・。」

「みんな、迎えに来てくれたんだ! わんだふるだね!」
「わんだふる?」

「うん! 大好きなみんなと一緒で嬉しい! そういう気持ちを、わんだふるって言うんだよ!」

「ありがとう!」
「我らは、わんだふるだ!」


「行こう・・・。」
「ああ・・・。」

「ありがとう・・・。」


「バイバーイ! またねー!」


「いろは! なれたね! 狼と、友達に!」

「友達・・・。なれたのかな?」
「なれたわよ。」
「うん! みんな笑ってた!」

「よかった!」

「皆さん、スバルやガオウ達を助けてくれて、ありがとう。皆さんのおかげで、多くの動物達が救われました。」

「どういたしまして! でも、私達、やりたいからやったんだよ!」

「ね?」
「うん。世界中の動物と友達になるのが、私の夢だから、狼や色んな動物達と友達になれて、嬉しい!」

「怖い事もあったけど、それより、嬉しい事の方が、沢山あったよね!」
「そうね。悪くなかった。」


「プリキュアやって、すっごく、すっごく、わんだふるー! だったよ!」

「私も、あなた方と共に過ごした日々は、とてもワンダフルでした。」

「メェーでたしですね! 皆様、ニコガーデンで、お疲れ様パーティーをしましょう!」

「いいね! 私、ニコガーデンの子達と、もっともーっと友達になりたいって・・・。」
「残念ながら、それはできません。」

「ニコガーデンとこの世界は、本来交わってはいけないものなのです。」


「ニコ様!」
「メエメエ。あなたも分かっているはずです。」

「これでお別れ、という事ですか?」


「ダメェー! お別れなんてダメェー!」

「メエメエ。離れてても、ダチはダチだ。ずっとな!」
「大福のアニキー!」


「プリキュア! ありがとうキラ!」

「皆さん、ありがとう・・・。本当にありがとう・・・。」
「こちらこそ! ニコ様! メエメエ! みんな、ありがとう!」

「みんな、元気でね!」
「バイバーイ!」
「さよなら・・・。」

「メエメエ! 執事、頑張って!」
「はい! 悟君! 皆さん!」


「お元気で!」


「行っちゃったね・・・。」

「ワン!」
「こむぎ?」


~ Bパート ~

「ワンワン!」

「おはよう、こむぎ。」
「ワン!」

「ワン! ワンワン!」


「お散歩行こっか!」
「ワン!」


「こむぎ! 今日も、みんな元気だね!」
「ワン!」

「ワンダフルー!」


「こむぎ、帰ってご飯にしよう。」
「ワン!」

「こむぎ、行ってくるね。」
「ワン!」


「おてて! 握手! イエーイ!」

「悟君! おはよう!」
「おはよう、いろはちゃん!」

「こむぎ! いってきまーす!」
「ワン!」

「こむぎ、前みたいについてこなくなったんだよね・・・。」
「一緒に学校に通ってたから、待ってれば帰ってきてくれるって安心してるのかも。」
「そっか・・・。」

「鏡石・・・。願ったら、願い叶うかな?」
「どうだろう・・・。」

それから少しして、クラスメイト達は、狼に対して良いイメージを抱いていました。
「これは、ボクの仮説なんだけど、スバルが書いた日記は、100年以上ずっとアニマル神社に保管されていたよね。なんでかなって考えてたんだけど、狼について書かれた日記を読んで、心打たれた人がいたんじゃないかって。」


「動物にも心があって、友達になれる。それが分かって、その気持ちが受け継がれて、人と動物が仲良く暮らす街・・・。アニマルタウンができたんじゃないかって。」


「アニマルタウンができたのは、スバルやガオウのおかげって事?」
「うん。きっと、そうだよ!」

「『ワオーン!』といえば、いろはちゃん、こむぎちゃんは元気?」
「あ・・・、うん。」


「こむぎちゃんもユキちゃんも、急に転校しちゃうなんて、寂し過ぎるよ・・・。」


「ユキ! ただいま!」

「ニャー。」


「ただいま!」
「まゆ! おかえりニャン!」

「ママ、それは?」
「最近バズってるアイドルの決めポーズよ!」

「アイドル?」

「今すごく話題になってるアイドルだよ。」
「これ?」
「なになに?」


「わあ、可愛い!」
「アイドルって、可愛くってキラキラしてて、憧れちゃうよね!」
「ねー!」

「あ! どうしたの?」
「ニャー・・・。」

「まゆ。私を構いなさい。」
「ハハッ、そんな感じだね!」

「ああ・・・。ご機嫌斜めなユキも可愛い!」

「ユキ! こっち向いて! そうそう! 可愛い! 私の一番の推しはユキだよ!」
「まゆちゃん、お父さんそっくり!」

「だって、可愛いユキを、最高に可愛く撮りたいから!」

「この前もね、すごく良い写真撮れたんだ!」
「あ! これ、ふれあいパークの時の!」
「これは、ニコガーデンに行った時のだね。」

「楽しいなって思った時に撮ってたら、いっぱいになっちゃった!」

「楽しかったよね! ニコガーデンの子達、狼達、色んな動物と出会って、友達になれた!」

「おしゃべりも沢山したよね!」
「うん。色んな動物と会えて、話して、仲良くなって、すごくワクワクしたよ!」

「いくよー!」


「楽しかったよね・・・。」

「本当に・・・、ワンダフル過ぎる毎日だったな・・・。」


「ワンダフル過ぎて、寂しいね・・・。大福と話すって夢が叶ったのは嬉しかったけど、でも、もう話せないんだなって思うと・・・。」

「私も、ユキに話しかけるたび、やっぱりユキの声が聞きたいなって・・・。」

「私も・・・、私もね、こむぎと一緒にプリキュアやったり、いっぱいおしゃべりしたり、それがすごく楽しかったから・・・。楽し過ぎて・・・。」

「寂しいな・・・。」


「いろはー!」

「いろは! 寂しくないワン!」


「こむぎは、いろはと、ずっと一緒ワン! ずーっと仲良しワン!」


「まゆ。あなたの話、いつも聞いてたけど、これからは、私の話も聞いてくれる?」

「ユキ・・・。もちろんだよ・・・。」

「あれはニコ様のお力キラ?」
「いいえ。あの子達の大好きという強い思いに、鏡石が応えたのです。」

「きっと、人間と動物、みんなが仲良く暮らす素敵な世界になるキラ!」
「そうですね。そんな世界になったら、ニコ、嬉しくてニコニコしちゃう!」

「悟君!」
「メエメエ!?」

「メエメエと悟君は、ずっと一緒・・・。」


「メエメエ! どうして?」
「悟君や皆さんに会いたくなってしまって・・・。」

「本当はダメェーなんですけど、時々ならと、ニコ様が・・・。」
「フッ、また賑やかになりそうだな・・・。」
「え? 大福!?」


「話せなくても、マブダチはマブダチだけどよ、話せた方がワンダフルだな。」


「うん・・・。すごくワンダフルだよ!」


「こむぎ・・・。」
「何? いろは!」


「言いたい事いっぱいあったのに・・・、変だね・・・。上手く声にならないよ・・・。」

「いつでもいいよ! だって、こむぎは、いろはと、ずーっと一緒にいるワン!」


「こーむぎ!」
「いーろは!」


「これからも、ずっと、ずーっと・・・。」
「わんだふるー!」
「ワンダフルー!」


これにて、「わんだふるぷりきゅあ!」は終わりです。
本編終了後は、最終回恒例の次回作へのバトンタッチがありました。
「みんなー! 1年間応援ありがとう! 新しいお友達を紹介するね!」

「はじめまして! 私、キュアアイドル!」
「プリルンプリ!」

「可愛い!」

「そうだ! お友達の印に、特別なリボンあげる!」

「すっごくキラッキランラン!」
「とってもキラキラプリ!」

「これからよろしくね!」
「うん!」

「それじゃあ、みんな!」
「仲良し!」

『わんだふるー!』

最後の一枚絵
【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
皆が笑顔で幸せに物語を締め、実にわんだふるな最終回だった!
1年間、感動と笑いと癒しをありがとう! わんだふるぷりきゅあ!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
最終回でも明かされなかった謎はまあまああったもの、誰もがハッピーエンドを迎えられたのは本当に良かったと思います。
前話ラストでスバルの前に現れたガオウは、言葉を話せるようになっていました。近くに、ガオウの近くに鏡石があったあたり、ガオウにもう一度会いたいというスバルの思いを鏡石が叶えたのでしょうね。
ガルガルやガオガオーンの叫び声は、ガオウの声だったとの事。心を黒く染められた動物達の悲鳴だと思っていましたが、なるほど、そうきましたか。親友の悪事を止めてほしい気持ちは相当のものだったと思うと、あの悲痛な叫びがガオウのものだったというのは、納得がいきますね。
それもあり、狼のガオウの声役は高橋伸也さん。ガルガルやガオガオーンの声役を務めていた方ですね。これは、神抜擢だったと思います。
ガオウが話せるようになり、また、ワンダフル達がスバルやガオウをハグした事で、ガオウもスバルも、互いに対する思いを打ち明け、狼の群れと共にこの世を去っていきました。
思えば、最初のガルガル浄化はハグでした。ストーリーの大半は、合体技でガルガルなどを浄化していきましたが、最後はハグで締めるあたり、これぞ「わんだふるぷりきゅあ!」だな、と思いますね。
狼達を狩ろうとした人間達の怒りや、友を守れなかった自責の念から解放され、スバルは本当の安らぎを得られたでしょう。スバルや狼達は既に亡くなった身ゆえ、生存エンドとはならなかったものの、ハッピーエンドだったのは間違いないでしょうね。
アニマルタウンは元に戻ったものの、いろは達の住む世界とニコガーデンは交わってはならないものである事から、ニコは、メエメエと共にニコガーデンに帰りました。いろは達が持っていたワンダフルパクトやシャイニーキャッツパクトもニコの手に。
さらに、こむぎ、ユキ、大福は、言葉が話せなくなってしまい、人の姿になる事も・・・。
と言っても、動物が言葉を話せたり、人の姿になるのは、あり得ぬ事。あるべき日常に戻っただけに過ぎません。
あるべき日常に戻っただけとはいえ、こむぎがおとなしくなったのは、良い変化だったと思いますね。
初回の時は、学校に行くいろはについていきたがっていて、いろはを困らせていたんですよね。いろはの部屋からいろはを見送る時も、すごく寂しがっていました。
それが、今回は、駄々をこねる事なく、元気に見送ってましたからね。これは、良い成長だと思いますよ。
あのこむぎの変化は、悟が言っていたように、待ってれば帰ってきてくれるって安心してるからだと思いますが、言葉を話せたり、人の姿になれた事で、人の気持ちがよく分かったのも影響しているでしょう。
自分本位になり過ぎると、いろはが嫌な気持ちになってしまい、わんだふるでなくなってしまう。そうならないために、相手の気持ちに立って、我慢するところはしっかり我慢するんだと、いろはと同じ目線で行動していた時に感じ取ったんでしょうね。
最終回で、初回との良い比較を見れたのは、すごく嬉しく感じています。
しかし、「ワンダフルー!」と言っても、「わんだふるー!」って返ってくる事はない・・・。「ただいま」と言っても「おかえり」と言われる事はない・・・。
あるべき日常に戻ったとはいえ、それは寂しいでしょう・・・。人間態のこむぎやユキを挟むのは反則ですよ・・・。あんなの、涙腺緩むって・・・。
特に、いろはは、気を取り直して「帰ってご飯にしよう」と言っていたのが痛々しい・・・。この子は、ウソをつくのが苦手なほど、素直な性格だから・・・。
ですが、これで終わらないのが「プリキュア」。鏡石の力により、こむぎ、ユキ、大福は、再び言葉が話せるようになりました。
動物が言葉を話すのは非日常ではありますけど、湿っぽく終わるのは「プリキュア」じゃないですよね。人になる能力までは復活しませんでしたが、言葉を通じて人と動物がわんだふるになれるというのであれば、それで十分でしょう。
「これで今後映画に出演できるの?」という声はありそうですが、まあ、これはこれ、それはそれ。しれっと人間になって、プリキュアにもなっているでしょう、きっと。
過去作だって、メインキャラ達が離れ離れになったり、プリキュアに変身するアイテムはなくなったりして物語が終わっても、先の映画では何事もなく全員集まってプリキュアになってるんですから、今更ねえ? 「こまけけこたぁいいんだよ!」の精神で考えましょう。(笑)
あと、次回作「キミとアイドルプリキュア♪」の主人公プリキュア「キュアアイドル」も登場。最後のバトンタッチだけでなく、本編では、今話題になっているアイドルの動画でちょっとだけ顔見せしました。
今作のキャラと絡む事はありませんでしたが、これで十分です。下手に絡ませちゃうと、無理矢理登場させた感があり、面白みに欠けちゃいますので、これが無難でしょう。
ちなみに、今回出てきた曲「笑顔のユニゾン♪」は、リリックビデオがプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開されているのですが、すっげー可愛い・・・。
こんなめちゃくちゃ可愛い子が、次の日曜日には本格登場するんでしょ? しかも、あと2人分、こんな可愛過ぎるリリックビデオが用意されてるんでしょ?
ワクワクもん過ぎますよ、これは・・・。今は、次回作を早く楽しみたい気持ちでいっぱいです!
少し脱線してしまいましたが、今作も、最初から最後まで、見終えた後は、わんだふるな気分になれました!
今作の制作に携わったスタッフ様方々には、感謝の気持ちは尽きません! 本当に、ありがとうございました!
今話の感想は、これで以上です。
これで、「わんだふるぷりきゅあ!」の感想は全話書きましたが、もちろん、今回もこれで終わりにはせず、名セリフやメインキャラの感想などを語るつもりでいます。
2月12日までには挙げようと思っています。2月12日となると、次回作の第2話が終わっていますが、もし興味がありましたら、まとめ記事もお楽しみいただけると幸いです。
最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第50話(最終話)「ず~っとわんだふる!」の感想です。
~ オープニング前 ~

「私が聞いた『ワオーン!』、あれだよ!」
「ガオウの遠吠えだったんだ・・・。」

「スバル! ガオウ来たよ! 良かったね!」


「どうしたの?」
「ガオウは、スバルに会いに来てくれたんだと思うよ・・・。」

「ガオウ、すまない! 約束を守れなかった・・・。お前を守れなかった・・・。守るどころか、俺のせいで・・・。」

「顔を上げろ、スバル。」

~ Aパート ~
「ガオウ、言葉を?」

「謝らなければならないのは私の方だ・・・。すまなかった、スバル・・・。長い間苦しい思いをさせてしまった・・・。」

「傍にいたのに・・・。」
「傍に?」
「ガオウは、ずっとスバルの傍にいたんだよ! 『ガルガルー!』『ガオガオーン!』って言って!」


「怒りや憎しみに捉われていると、大切なものが見えなくなってしまう・・・。」
「だから、気付かなかったんだね・・・。」


「スバル、お前が謝る必要はない・・・。」
「でも、お前は、群れの頭領で、何よりも仲間を大切にしていた・・・。なのに、俺のせいで、お前は、仲間を守れなかった・・・。」


「お前も仲間だ・・・。」
「でも・・・、俺は悔しい! なぜ、お前が・・・、狼達が、あんな目に!」


「無念がないとは言えぬ・・・。だが、私には怒りも憎しみもない・・・。」
「どうして・・・。」


「スバル、お前がいたからだ・・・。お前は我らに、沢山の幸せをくれた・・・。」

「身勝手な人間は大勢いるが、お前のように、我らを友と呼ぶ人間もいる。我らのために力を尽くしてくれる者もいる。」


「スバル、お前がいたから・・・、お前の優しさで、我らは救われた・・・。」


「ガオウ!」



『スバル!』


「2人に残された時間は、もう・・・。」

「スバル・・・。」
「ガオウ・・・。まだ・・・、まだ、お前に話したい事が!」


「ギュー!」

「ねえねえ、ガオウ! あれ言いなよ! ガオウの気持ち! 私も言ったけど、ガオウが言った方が、スバル嬉しいよ!」

「スバル・・・。お前と会えて良かった・・・。大好きだ・・・。」


「ガオウ・・・。俺も大好きだ・・・。」

「これまでも、これからも、ずっと・・・。」



「スバル・・・。それが、あなたの本当の声だね・・・。」

「アタシも、大好きだよ・・・。」

「よかった・・・。よかったね・・・。」
「そうね・・・。」


「いろは! みんな大好き素敵な世界! だね!」
「だね!」


「あ! トラメだ!」

「スバル・・・。仲間達だ・・・。」

「みんな、迎えに来てくれたんだ! わんだふるだね!」
「わんだふる?」

「うん! 大好きなみんなと一緒で嬉しい! そういう気持ちを、わんだふるって言うんだよ!」

「ありがとう!」
「我らは、わんだふるだ!」


「行こう・・・。」
「ああ・・・。」

「ありがとう・・・。」


「バイバーイ! またねー!」




「いろは! なれたね! 狼と、友達に!」

「友達・・・。なれたのかな?」
「なれたわよ。」
「うん! みんな笑ってた!」

「よかった!」

「皆さん、スバルやガオウ達を助けてくれて、ありがとう。皆さんのおかげで、多くの動物達が救われました。」

「どういたしまして! でも、私達、やりたいからやったんだよ!」

「ね?」
「うん。世界中の動物と友達になるのが、私の夢だから、狼や色んな動物達と友達になれて、嬉しい!」

「怖い事もあったけど、それより、嬉しい事の方が、沢山あったよね!」
「そうね。悪くなかった。」


「プリキュアやって、すっごく、すっごく、わんだふるー! だったよ!」

「私も、あなた方と共に過ごした日々は、とてもワンダフルでした。」

「メェーでたしですね! 皆様、ニコガーデンで、お疲れ様パーティーをしましょう!」

「いいね! 私、ニコガーデンの子達と、もっともーっと友達になりたいって・・・。」
「残念ながら、それはできません。」

「ニコガーデンとこの世界は、本来交わってはいけないものなのです。」


「ニコ様!」
「メエメエ。あなたも分かっているはずです。」

「これでお別れ、という事ですか?」


「ダメェー! お別れなんてダメェー!」

「メエメエ。離れてても、ダチはダチだ。ずっとな!」
「大福のアニキー!」


「プリキュア! ありがとうキラ!」

「皆さん、ありがとう・・・。本当にありがとう・・・。」
「こちらこそ! ニコ様! メエメエ! みんな、ありがとう!」


「みんな、元気でね!」
「バイバーイ!」
「さよなら・・・。」

「メエメエ! 執事、頑張って!」
「はい! 悟君! 皆さん!」


「お元気で!」


「行っちゃったね・・・。」

「ワン!」
「こむぎ?」


~ Bパート ~

「ワンワン!」

「おはよう、こむぎ。」
「ワン!」

「ワン! ワンワン!」


「お散歩行こっか!」
「ワン!」


「こむぎ! 今日も、みんな元気だね!」
「ワン!」

「ワンダフルー!」


「こむぎ、帰ってご飯にしよう。」
「ワン!」

「こむぎ、行ってくるね。」
「ワン!」


「おてて! 握手! イエーイ!」

「悟君! おはよう!」
「おはよう、いろはちゃん!」


「こむぎ! いってきまーす!」
「ワン!」

「こむぎ、前みたいについてこなくなったんだよね・・・。」
「一緒に学校に通ってたから、待ってれば帰ってきてくれるって安心してるのかも。」
「そっか・・・。」

「鏡石・・・。願ったら、願い叶うかな?」
「どうだろう・・・。」

それから少しして、クラスメイト達は、狼に対して良いイメージを抱いていました。
「これは、ボクの仮説なんだけど、スバルが書いた日記は、100年以上ずっとアニマル神社に保管されていたよね。なんでかなって考えてたんだけど、狼について書かれた日記を読んで、心打たれた人がいたんじゃないかって。」


「動物にも心があって、友達になれる。それが分かって、その気持ちが受け継がれて、人と動物が仲良く暮らす街・・・。アニマルタウンができたんじゃないかって。」


「アニマルタウンができたのは、スバルやガオウのおかげって事?」
「うん。きっと、そうだよ!」


「『ワオーン!』といえば、いろはちゃん、こむぎちゃんは元気?」
「あ・・・、うん。」


「こむぎちゃんもユキちゃんも、急に転校しちゃうなんて、寂し過ぎるよ・・・。」


「ユキ! ただいま!」

「ニャー。」


「ただいま!」
「まゆ! おかえりニャン!」

「ママ、それは?」
「最近バズってるアイドルの決めポーズよ!」

「アイドル?」

「今すごく話題になってるアイドルだよ。」
「これ?」
「なになに?」


「わあ、可愛い!」
「アイドルって、可愛くってキラキラしてて、憧れちゃうよね!」
「ねー!」

「あ! どうしたの?」
「ニャー・・・。」

「まゆ。私を構いなさい。」
「ハハッ、そんな感じだね!」

「ああ・・・。ご機嫌斜めなユキも可愛い!」

「ユキ! こっち向いて! そうそう! 可愛い! 私の一番の推しはユキだよ!」
「まゆちゃん、お父さんそっくり!」

「だって、可愛いユキを、最高に可愛く撮りたいから!」

「この前もね、すごく良い写真撮れたんだ!」
「あ! これ、ふれあいパークの時の!」
「これは、ニコガーデンに行った時のだね。」


「楽しいなって思った時に撮ってたら、いっぱいになっちゃった!」

「楽しかったよね! ニコガーデンの子達、狼達、色んな動物と出会って、友達になれた!」

「おしゃべりも沢山したよね!」
「うん。色んな動物と会えて、話して、仲良くなって、すごくワクワクしたよ!」

「いくよー!」


「楽しかったよね・・・。」

「本当に・・・、ワンダフル過ぎる毎日だったな・・・。」


「ワンダフル過ぎて、寂しいね・・・。大福と話すって夢が叶ったのは嬉しかったけど、でも、もう話せないんだなって思うと・・・。」

「私も、ユキに話しかけるたび、やっぱりユキの声が聞きたいなって・・・。」

「私も・・・、私もね、こむぎと一緒にプリキュアやったり、いっぱいおしゃべりしたり、それがすごく楽しかったから・・・。楽し過ぎて・・・。」

「寂しいな・・・。」


「いろはー!」


「いろは! 寂しくないワン!」


「こむぎは、いろはと、ずっと一緒ワン! ずーっと仲良しワン!」


「まゆ。あなたの話、いつも聞いてたけど、これからは、私の話も聞いてくれる?」

「ユキ・・・。もちろんだよ・・・。」

「あれはニコ様のお力キラ?」
「いいえ。あの子達の大好きという強い思いに、鏡石が応えたのです。」

「きっと、人間と動物、みんなが仲良く暮らす素敵な世界になるキラ!」
「そうですね。そんな世界になったら、ニコ、嬉しくてニコニコしちゃう!」

「悟君!」
「メエメエ!?」

「メエメエと悟君は、ずっと一緒・・・。」


「メエメエ! どうして?」
「悟君や皆さんに会いたくなってしまって・・・。」

「本当はダメェーなんですけど、時々ならと、ニコ様が・・・。」
「フッ、また賑やかになりそうだな・・・。」
「え? 大福!?」


「話せなくても、マブダチはマブダチだけどよ、話せた方がワンダフルだな。」


「うん・・・。すごくワンダフルだよ!」


「こむぎ・・・。」
「何? いろは!」


「言いたい事いっぱいあったのに・・・、変だね・・・。上手く声にならないよ・・・。」

「いつでもいいよ! だって、こむぎは、いろはと、ずーっと一緒にいるワン!」


「こーむぎ!」
「いーろは!」


「これからも、ずっと、ずーっと・・・。」
「わんだふるー!」
「ワンダフルー!」


これにて、「わんだふるぷりきゅあ!」は終わりです。
本編終了後は、最終回恒例の次回作へのバトンタッチがありました。
「みんなー! 1年間応援ありがとう! 新しいお友達を紹介するね!」

「はじめまして! 私、キュアアイドル!」
「プリルンプリ!」


「可愛い!」

「そうだ! お友達の印に、特別なリボンあげる!」


「すっごくキラッキランラン!」
「とってもキラキラプリ!」

「これからよろしくね!」
「うん!」


「それじゃあ、みんな!」
「仲良し!」

『わんだふるー!』


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
皆が笑顔で幸せに物語を締め、実にわんだふるな最終回だった!
1年間、感動と笑いと癒しをありがとう! わんだふるぷりきゅあ!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
最終回でも明かされなかった謎はまあまああったもの、誰もがハッピーエンドを迎えられたのは本当に良かったと思います。
前話ラストでスバルの前に現れたガオウは、言葉を話せるようになっていました。近くに、ガオウの近くに鏡石があったあたり、ガオウにもう一度会いたいというスバルの思いを鏡石が叶えたのでしょうね。
ガルガルやガオガオーンの叫び声は、ガオウの声だったとの事。心を黒く染められた動物達の悲鳴だと思っていましたが、なるほど、そうきましたか。親友の悪事を止めてほしい気持ちは相当のものだったと思うと、あの悲痛な叫びがガオウのものだったというのは、納得がいきますね。
それもあり、狼のガオウの声役は高橋伸也さん。ガルガルやガオガオーンの声役を務めていた方ですね。これは、神抜擢だったと思います。
ガオウが話せるようになり、また、ワンダフル達がスバルやガオウをハグした事で、ガオウもスバルも、互いに対する思いを打ち明け、狼の群れと共にこの世を去っていきました。
思えば、最初のガルガル浄化はハグでした。ストーリーの大半は、合体技でガルガルなどを浄化していきましたが、最後はハグで締めるあたり、これぞ「わんだふるぷりきゅあ!」だな、と思いますね。
狼達を狩ろうとした人間達の怒りや、友を守れなかった自責の念から解放され、スバルは本当の安らぎを得られたでしょう。スバルや狼達は既に亡くなった身ゆえ、生存エンドとはならなかったものの、ハッピーエンドだったのは間違いないでしょうね。
アニマルタウンは元に戻ったものの、いろは達の住む世界とニコガーデンは交わってはならないものである事から、ニコは、メエメエと共にニコガーデンに帰りました。いろは達が持っていたワンダフルパクトやシャイニーキャッツパクトもニコの手に。
さらに、こむぎ、ユキ、大福は、言葉が話せなくなってしまい、人の姿になる事も・・・。
と言っても、動物が言葉を話せたり、人の姿になるのは、あり得ぬ事。あるべき日常に戻っただけに過ぎません。
あるべき日常に戻っただけとはいえ、こむぎがおとなしくなったのは、良い変化だったと思いますね。
初回の時は、学校に行くいろはについていきたがっていて、いろはを困らせていたんですよね。いろはの部屋からいろはを見送る時も、すごく寂しがっていました。
それが、今回は、駄々をこねる事なく、元気に見送ってましたからね。これは、良い成長だと思いますよ。
あのこむぎの変化は、悟が言っていたように、待ってれば帰ってきてくれるって安心してるからだと思いますが、言葉を話せたり、人の姿になれた事で、人の気持ちがよく分かったのも影響しているでしょう。
自分本位になり過ぎると、いろはが嫌な気持ちになってしまい、わんだふるでなくなってしまう。そうならないために、相手の気持ちに立って、我慢するところはしっかり我慢するんだと、いろはと同じ目線で行動していた時に感じ取ったんでしょうね。
最終回で、初回との良い比較を見れたのは、すごく嬉しく感じています。
しかし、「ワンダフルー!」と言っても、「わんだふるー!」って返ってくる事はない・・・。「ただいま」と言っても「おかえり」と言われる事はない・・・。
あるべき日常に戻ったとはいえ、それは寂しいでしょう・・・。人間態のこむぎやユキを挟むのは反則ですよ・・・。あんなの、涙腺緩むって・・・。
特に、いろはは、気を取り直して「帰ってご飯にしよう」と言っていたのが痛々しい・・・。この子は、ウソをつくのが苦手なほど、素直な性格だから・・・。
ですが、これで終わらないのが「プリキュア」。鏡石の力により、こむぎ、ユキ、大福は、再び言葉が話せるようになりました。
動物が言葉を話すのは非日常ではありますけど、湿っぽく終わるのは「プリキュア」じゃないですよね。人になる能力までは復活しませんでしたが、言葉を通じて人と動物がわんだふるになれるというのであれば、それで十分でしょう。
「これで今後映画に出演できるの?」という声はありそうですが、まあ、これはこれ、それはそれ。しれっと人間になって、プリキュアにもなっているでしょう、きっと。
過去作だって、メインキャラ達が離れ離れになったり、プリキュアに変身するアイテムはなくなったりして物語が終わっても、先の映画では何事もなく全員集まってプリキュアになってるんですから、今更ねえ? 「こまけけこたぁいいんだよ!」の精神で考えましょう。(笑)
あと、次回作「キミとアイドルプリキュア♪」の主人公プリキュア「キュアアイドル」も登場。最後のバトンタッチだけでなく、本編では、今話題になっているアイドルの動画でちょっとだけ顔見せしました。
今作のキャラと絡む事はありませんでしたが、これで十分です。下手に絡ませちゃうと、無理矢理登場させた感があり、面白みに欠けちゃいますので、これが無難でしょう。
ちなみに、今回出てきた曲「笑顔のユニゾン♪」は、リリックビデオがプリキュア公式YouTubeチャンネルにて公開されているのですが、すっげー可愛い・・・。
こんなめちゃくちゃ可愛い子が、次の日曜日には本格登場するんでしょ? しかも、あと2人分、こんな可愛過ぎるリリックビデオが用意されてるんでしょ?
ワクワクもん過ぎますよ、これは・・・。今は、次回作を早く楽しみたい気持ちでいっぱいです!
少し脱線してしまいましたが、今作も、最初から最後まで、見終えた後は、わんだふるな気分になれました!
今作の制作に携わったスタッフ様方々には、感謝の気持ちは尽きません! 本当に、ありがとうございました!
今話の感想は、これで以上です。
これで、「わんだふるぷりきゅあ!」の感想は全話書きましたが、もちろん、今回もこれで終わりにはせず、名セリフやメインキャラの感想などを語るつもりでいます。
2月12日までには挙げようと思っています。2月12日となると、次回作の第2話が終わっていますが、もし興味がありましたら、まとめ記事もお楽しみいただけると幸いです。
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