今話の名セリフ:「一緒に遊んで楽しかったら、もう友達だよ!」
「わんだふるぷりきゅあ!」第45話「ずっとずっと友達」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、いろはは、公園のペットフリーエリアにて、こむぎを遊ばせていました。
こむぎは元気で遊ぶ一方、いろはは、先日のフクの死が気になり、元気がありませんでした。
「友達って、楽しいばっかりじゃないな・・・。」
「こむぎ? どしたの?」
「あ! 大福ちゃんだ!」
「悟君! 大福ちゃん!」
〈いろはちゃんって、ウソつくのは苦手なのに、元気なふりするのは上手だ・・・。〉
~ Aパート ~
ニコガーデンには、行方不明になっていたニコアニマルがすべて集まりました。しかし、いろはは上の空です。
少しして、こむぎを連れて、お散歩に。途中、お鶴達3人と会いました。
「お参りですか?」
「ええ・・・。ここの供養塔に、フクちゃん、入れてもらったから・・・。」
「毎日会いに来てるのよね!」
「お散歩しながらね!」
「正直、悲しい気持ちはなくならないわ・・・。家にいても、お散歩してても、フクちゃんの事を思い出して、泣いちゃいそうになる事もある・・・。」
「でも、お亀ちゃんとお鹿ちゃんが話を聞いてくれるから・・・。」
「おしゃべり大歓迎!」
「お散歩もみんなですれば楽しいし!」
「お友達って、本当、ありがたいわ!」
『ねー!』
「お鶴さんが元気で良かったです。」
「心配してくれて、ありがとう! よかったら、いろはちゃんも、お参りしてあげて。フクちゃん、喜ぶと思うわ。」
同じ頃、プリティホリックでは・・・、
「いろはちゃん、元気がない気がするんだ・・・。」
「うん、私も気になってた・・・。でも、『大丈夫?』って聞くと・・・、」
「大丈夫! 元気だよ!」
「って言われちゃって・・・。」
「そうなんだよ・・・。」
「彼氏として、こういう時こそ、力になりたい・・・。」
「そう思って、色々調べたり、計算したりしたけど、どう言葉をかけたものか、皆目分からない・・・。」
何の計算をしてるんだよ、君は。何で、ここにきてボケに走ったのか、皆目分からない・・・。(笑)
「私も、友達として、何とか励ましたい・・・。」
「でも、いくら考えても、検索しても、良い方法が見つからない・・・。」
まゆすけモードに入れば、いくらでも思い付きそうな気がするんだけどなあ。このおもしれー女の事だから、「そうだ! 兎山君が、いろはちゃんにセkk(以下略)して、特別なワンダフルすればいいんだ!」なんて思っても、おかしくない気がします。(笑)
「そっとしておくのがいいんじゃない? 私だったら、ほっといてほしいニャ。」
「何かしたいんだよ!」
「ほっとけないんだよ!」
「え?」
「何かしたいんだよ!」
「ほっとけないんだよ!」
「え?」
「何か・・・。」
「ほっとけ・・・。」
「何かしたいんだよ!」
「じゃあ、元気がない時、自分だったらどうする?」
「私は、ユキをスリスリすれば、癒されるよ・・・。」
「ボクは、大福をなでれば元気出るかな。」
「ユキは?」
「私は、まゆがいれば。」
「ユキー!」
「みんな、ニコニコだね!」
「はっ! ユキに癒されてる場合じゃなかった・・・。」
「大福モフモフしてちゃダメだろ、ボク・・・。」
「いろはは大丈夫だと思うよ。あなた達がついてるから。」
その頃、トラメは、ガルガルの卵を探していましたが、見つかりません。気持ちに余裕がなくなったトラメは、遠吠えを発しました。
それから少しして・・・、
「トーラメ!」
「何だよ! 何しに来たんだよ!」
「あなたの声が聞こえたから。」
「あれ? 今日は、ガオガオーンいないの?」
「これから出すんだ! 黒い卵を見つけたらな!」
「黒い卵は・・・。」
「お前ら、おもしれー事考えるな!」
「トラメって、本当は一緒に遊びたいんじゃないのかな?」
「黒い卵は、もうないよ・・・。」
「え?」
「黒い卵になった子達は、みんなニコガーデンに戻ったから・・・。」
「そう、なのか?」
「うん・・・。」
「なら、しょうがねぇ・・・。」
「今日は、オイラが直々に、お前らと遊んでやる!」
「本当!? やったー!」
「ああ? おい! 何で喜んでんだ!」
「だって遊んでくれるんでしょ? 何して遊ぶ? ボール投げ? かくれんぼ?」
「そういうんじゃねーよ! 本当に遊んでどうすんだ!」
「一緒に遊ぶと楽しいよ! ね! いろは!」
「お天気悪くても、ケンカしても、悲しい事あっても、一緒に遊べば、わんだふるー! だよね!」
「そうだね!」
「トラメ。私達と一緒に遊ぼうよ!」
「はぁ!?」
「何して遊ぶ?」
「追いかけっこがいい!」
「トラメ! 一緒に遊んでワンダフルになろう!」
「ちょ、ちょっと待て! 勝手に決めんな!」
「いろはちゃん、私達も一緒にいい?」
「もちろん! 大歓迎だよ!」
「仕方ないわね。」
「いっくよー!」
~ Bパート ~
いろは達4人はプリキュアに変身しました。
「にっげろー!」
「待ちやがれ!」
「やるじゃねーか!」
「ぜってー捕まえてやる!」
「次、お前、鬼な!」
「にっげろー!」
「トラメ! あっちに逃げよ!」
「おうよ!」
「待てー!」
「やっぱ、オイラは、あっちに逃げるぜ! お前らといると捕まっちまうからな・・・。」
「ああ、ビックリした・・・。ねえ、追いかけっこ、まだ続ける?」
「もちろん!」
「うん!」
「大丈夫?」
「さーわった! にっげろー!」
「ねえ、なになに?」
「あなたが鬼だって事みたいよ。じゃ!」
「え、ええ?」
「楽しい!」
「風が気持ちいい!」
「こういうのも、たまには悪くない。」
「私、こむぎと一緒に走りたくて、プリキュアになったんだ!」
「困ってる動物を助けてあげるためじゃなかったの?」
「もちろん、それもあったけど、こむぎが心配で・・・。だけど、いくら頑張っても、全然追いつけなかったから・・・。」
「だから、プリキュアになって、同じ速さで、同じ景色を見ながら走れて、嬉しかったんだ・・・。」
「私も! フレンディと一緒に走れて嬉しかったよ! すっごく楽しかった!」
「オイラもだ・・・。」
「オイラ、いつも山を走ってたんだ・・・。仲間と一緒に走るのが、すっげー楽しかった!」
「だから、こんな風に、走って遊びたかったんだ・・・。」
「もう一度・・・、仲間と、一緒に!」
「トラメが・・・、狼が、ニコニコしてる・・・。」
「きっと、フレンディに会えたから・・・。いつも誰かのために頑張ってる・・・。自分が元気なくても、みんなの笑顔のために・・・。」
「それが、キュアフレンディだから・・・。」
「そうだね!」
「なあ、お前・・・。」
「うん? 何?」
「オイラ、前に言ったよな・・・。」
「友達になろうよ!」
「なれる訳ねぇ! なりたくもねぇ!」
「今でも本当に、なりたいと思ってんのか?」
「もう友達になってるでしょ?」
「一緒に遊んで楽しかったら、もう友達だよ!」
「そうかもな!」
「トラメ浮いてる! どうしたの?」
「ニコダイヤを染め上げていた狼の怒りが完全に消え去ったのです。」
「ニコ様・・・。」
「どういう事?」
「本来の彼は、はるか昔に絶滅した身。つまり・・・。」
「お別れの時間が来たって事だ。」
「そんな!」
「なあ。お前達がいつもガオガオーンにやってる、シュワシュワーってやつ・・・。」
「エターナルキズナシャワーの事?」
「あれを浴びたら、どうなるんだ?」
「ガルガルした気持ちがなくなって、ニコニコになるんだよ!」
「いいな、それ! オイラにもやってくれよ! こう寒くちゃガルガルしちまいそうだ!」
「え・・・。でも・・・。」
「あなたの声を聞かせて・・・。」
「オイラはさ、沢山遊んで、大嫌いだった人間とも友達になっちまって、もう思い残す事なんてねーんだ・・・。」
「フレンディ。ガオウ様の事、頼むな・・・。」
「私の夢は、世界中の動物と友達になる事だから! だから、任せて!」
そして、エターナルキズナシャワーを放ちました。すると・・・、
「これは、遠吠神社の狛犬かもしれない・・・。」
「遠吠神社には、狼の狛犬があったみたいなんだよ・・・。」
「これが、あの子の正体・・・。」
「いろは、良かったね! トラメと友達になれたね!」
「そうだね・・・。」
「くっついて、ぎゅーっとしてたら、元気になるから! だから、いっぱいぎゅー!」
「こむぎ・・・。」
「私も! ぎゅー!」
「え!? ぼ、ボクは・・・。」
おい、まゆすけ。なんだ、そのいやらしい目と、指の動きは。友達が悲しい時でも、こういう事ができるのが、食べがいのあるおもしれー女になるための秘訣なんでしょうね。勉強になります。(笑)
「あったかい・・・。これ、ガオウやザクロともしたいな・・・。」
「友達って、悲しいや苦しいもあるけど、でも、嬉しいや楽しいは、その何倍もあるから・・・。」
「狼達とも友達になって、いっぱい楽しい事して、友達の輪を作りたい・・・。」
「力いっぱい、ぎゅーってしたい!」
今回は、これで終了です。
次回:「メェェェリィクリスマス!」
ニコガーデンのクリスマスパーティーに招かれるいろは達。
途中でユキに付いて行って、猫の集会に参加するこむぎだったが、その帰り道、2人はザクロに出会い・・・。
今話のエンドカード
12月21日は、ユキの誕生日! 次回放映日の方が近いのですが、誕生日の後ですので、今回祝う事にしたのでしょうね。
ユキとまゆが初めて会った時の事を考えると、12月21日は、実際に生まれた日ではなく、まゆと初めて会った日なのでしょう。そして、その日を誕生日として祝われ続けてきたのでしょうね。
まゆと出会わなければ、あの村で、雪が降って寒い中、誰にも気付かれずに死んでいたかもしれないでしょう。改めて、まゆに拾われて、誕生日を祝われ続けて良かったと思いますし、今後も、まゆと一緒に沢山の楽しい事を体験してほしいと願うばかりですね。
【まとめ】
という事で、今回は、いろは達がトラメと一緒に遊んで、和解した話でした。
ただ、和解はしたものの、トラメは・・・。前話に引き続き、友達との永遠の別れという悲しい展開はあったものの、清々しい終わりだったと感じています。
トラメは本当にいいヤツだったな・・・。今話を見終えて、その印象が強く残ってますね。
あいつは、ただただ純粋に誰かと遊ぶのが好きだったのでしょう。初登場時は、人間に対する憎しみは強かったものの、プリキュアと対峙したり、人間達の生活の場で面白い体験をして、少しずつ憎しみは薄れていったでしょうね。
そして、いつしか、人間達とも遊びたい気持ちも出てきたでしょう。しかし、自分が狼だと知られれば、また狩られるかもしれない。そんな怖れから、人の輪に入れず、人間達が遊んでいる様を、遠くから見る事しかなかったのでしょう。いろはから声をかけられる前に、トラメは寂しそうな表情をしてましたけど、それは、そういう事だと思いますね。
それだけに、いろは達から一緒に遊ぼうと声をかけられ、心置きなく遊ぶ事ができ、しかも、思い残す事がないとか、トラメが幸せになれて、本当に良かったよ・・・。ガオウの事を頼んだと、いろはに言ったあたりも、人間の事を信頼していて、良かったですね。
そんないいヤツが、どうして、狼狩りの被害に遭ってしまったのか、分からないですね。
あの敵を作らなさそうな人懐っこい性格は、いくら人間が狼を嫌っていたとしても、殺すのをためらうほどでしょう。なのに、躊躇なく殺されたのは、前々話感想で書いたように、第三者が人間達を扇動して、狼達を狩るように仕向けたんじゃないかと思いますね。
今話を見終えて、過去に人間が狼を大量に狩ろうとした理由が、ますます気になりました。
トラメは、エターナルキズナシャワーを受けて、浄化され、消滅しました。プリキュア以外の人間達とも沢山遊んでほしかったと思うと、無念に感じますね・・・。
でも、これで良かったと思います。トラメは、狼狩りにより既に死んでしまっており、人間に対する憎しみの力によって、この世で無理矢理生かされていた身。となれば、あるべき所に帰るのが自然でしょうね。
奇跡の力により生き返るという展開もできたでしょう。
ですが、死んだものはニ度と生き返らないというのが、自然の摂理。死んだものが生き返るのは、すべての生きとし生けるものに対する冒涜というものでしょう。
それに、前話でペットの死を描いた以上、ここで奇跡の力により生き返らせるのは、やってはいけない事のように思いますね。
トラメは天国で、先に死んだ仲間達と一緒に、空の上を走って、楽しんでいる。そう信じたいですね・・・。
今話視聴前は、消滅エンドを全然予想していませんでしたが、清々しく感じています。素晴らしい退場劇を作ってくれたスタッフ様達には、大いに感謝しています。
さて、次回は、クリスマス回。とくれば、悟いろが良い雰囲気になりそうですね。
そして、そんな2人を見たまゆすけが興奮する事も想像でき、良いオカズになりそうだな・・・。2024年最後の「プリキュア」は、最高のご馳走をいただけそうだぜ!(笑)
また、ザクロがどう話に絡んでくるのかも気になるところ。次回で和解するのか? それとも、年明けに持ち越しか? いろは達との距離が縮まる事を期待して、2024年最後の「プリキュア」を存分に楽しみたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「わんだふるぷりきゅあ!」第45話「ずっとずっと友達」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、いろはは、公園のペットフリーエリアにて、こむぎを遊ばせていました。
こむぎは元気で遊ぶ一方、いろはは、先日のフクの死が気になり、元気がありませんでした。
「友達って、楽しいばっかりじゃないな・・・。」
「こむぎ? どしたの?」
「あ! 大福ちゃんだ!」
「悟君! 大福ちゃん!」
〈いろはちゃんって、ウソつくのは苦手なのに、元気なふりするのは上手だ・・・。〉
~ Aパート ~
ニコガーデンには、行方不明になっていたニコアニマルがすべて集まりました。しかし、いろはは上の空です。
少しして、こむぎを連れて、お散歩に。途中、お鶴達3人と会いました。
「お参りですか?」
「ええ・・・。ここの供養塔に、フクちゃん、入れてもらったから・・・。」
「毎日会いに来てるのよね!」
「お散歩しながらね!」
「正直、悲しい気持ちはなくならないわ・・・。家にいても、お散歩してても、フクちゃんの事を思い出して、泣いちゃいそうになる事もある・・・。」
「でも、お亀ちゃんとお鹿ちゃんが話を聞いてくれるから・・・。」
「おしゃべり大歓迎!」
「お散歩もみんなですれば楽しいし!」
「お友達って、本当、ありがたいわ!」
『ねー!』
「お鶴さんが元気で良かったです。」
「心配してくれて、ありがとう! よかったら、いろはちゃんも、お参りしてあげて。フクちゃん、喜ぶと思うわ。」
同じ頃、プリティホリックでは・・・、
「いろはちゃん、元気がない気がするんだ・・・。」
「うん、私も気になってた・・・。でも、『大丈夫?』って聞くと・・・、」
「大丈夫! 元気だよ!」
「って言われちゃって・・・。」
「そうなんだよ・・・。」
「彼氏として、こういう時こそ、力になりたい・・・。」
「そう思って、色々調べたり、計算したりしたけど、どう言葉をかけたものか、皆目分からない・・・。」
何の計算をしてるんだよ、君は。何で、ここにきてボケに走ったのか、皆目分からない・・・。(笑)
「私も、友達として、何とか励ましたい・・・。」
「でも、いくら考えても、検索しても、良い方法が見つからない・・・。」
まゆすけモードに入れば、いくらでも思い付きそうな気がするんだけどなあ。このおもしれー女の事だから、「そうだ! 兎山君が、いろはちゃんにセkk(以下略)して、特別なワンダフルすればいいんだ!」なんて思っても、おかしくない気がします。(笑)
「そっとしておくのがいいんじゃない? 私だったら、ほっといてほしいニャ。」
「何かしたいんだよ!」
「ほっとけないんだよ!」
「え?」
「何かしたいんだよ!」
「ほっとけないんだよ!」
「え?」
「何か・・・。」
「ほっとけ・・・。」
「何かしたいんだよ!」
「じゃあ、元気がない時、自分だったらどうする?」
「私は、ユキをスリスリすれば、癒されるよ・・・。」
「ボクは、大福をなでれば元気出るかな。」
「ユキは?」
「私は、まゆがいれば。」
「ユキー!」
「みんな、ニコニコだね!」
「はっ! ユキに癒されてる場合じゃなかった・・・。」
「大福モフモフしてちゃダメだろ、ボク・・・。」
「いろはは大丈夫だと思うよ。あなた達がついてるから。」
その頃、トラメは、ガルガルの卵を探していましたが、見つかりません。気持ちに余裕がなくなったトラメは、遠吠えを発しました。
それから少しして・・・、
「トーラメ!」
「何だよ! 何しに来たんだよ!」
「あなたの声が聞こえたから。」
「あれ? 今日は、ガオガオーンいないの?」
「これから出すんだ! 黒い卵を見つけたらな!」
「黒い卵は・・・。」
「お前ら、おもしれー事考えるな!」
「トラメって、本当は一緒に遊びたいんじゃないのかな?」
「黒い卵は、もうないよ・・・。」
「え?」
「黒い卵になった子達は、みんなニコガーデンに戻ったから・・・。」
「そう、なのか?」
「うん・・・。」
「なら、しょうがねぇ・・・。」
「今日は、オイラが直々に、お前らと遊んでやる!」
「本当!? やったー!」
「ああ? おい! 何で喜んでんだ!」
「だって遊んでくれるんでしょ? 何して遊ぶ? ボール投げ? かくれんぼ?」
「そういうんじゃねーよ! 本当に遊んでどうすんだ!」
「一緒に遊ぶと楽しいよ! ね! いろは!」
「お天気悪くても、ケンカしても、悲しい事あっても、一緒に遊べば、わんだふるー! だよね!」
「そうだね!」
「トラメ。私達と一緒に遊ぼうよ!」
「はぁ!?」
「何して遊ぶ?」
「追いかけっこがいい!」
「トラメ! 一緒に遊んでワンダフルになろう!」
「ちょ、ちょっと待て! 勝手に決めんな!」
「いろはちゃん、私達も一緒にいい?」
「もちろん! 大歓迎だよ!」
「仕方ないわね。」
「いっくよー!」
~ Bパート ~
いろは達4人はプリキュアに変身しました。
「にっげろー!」
「待ちやがれ!」
「やるじゃねーか!」
「ぜってー捕まえてやる!」
「次、お前、鬼な!」
「にっげろー!」
「トラメ! あっちに逃げよ!」
「おうよ!」
「待てー!」
「やっぱ、オイラは、あっちに逃げるぜ! お前らといると捕まっちまうからな・・・。」
「ああ、ビックリした・・・。ねえ、追いかけっこ、まだ続ける?」
「もちろん!」
「うん!」
「大丈夫?」
「さーわった! にっげろー!」
「ねえ、なになに?」
「あなたが鬼だって事みたいよ。じゃ!」
「え、ええ?」
「楽しい!」
「風が気持ちいい!」
「こういうのも、たまには悪くない。」
「私、こむぎと一緒に走りたくて、プリキュアになったんだ!」
「困ってる動物を助けてあげるためじゃなかったの?」
「もちろん、それもあったけど、こむぎが心配で・・・。だけど、いくら頑張っても、全然追いつけなかったから・・・。」
「だから、プリキュアになって、同じ速さで、同じ景色を見ながら走れて、嬉しかったんだ・・・。」
「私も! フレンディと一緒に走れて嬉しかったよ! すっごく楽しかった!」
「オイラもだ・・・。」
「オイラ、いつも山を走ってたんだ・・・。仲間と一緒に走るのが、すっげー楽しかった!」
「だから、こんな風に、走って遊びたかったんだ・・・。」
「もう一度・・・、仲間と、一緒に!」
「トラメが・・・、狼が、ニコニコしてる・・・。」
「きっと、フレンディに会えたから・・・。いつも誰かのために頑張ってる・・・。自分が元気なくても、みんなの笑顔のために・・・。」
「それが、キュアフレンディだから・・・。」
「そうだね!」
「なあ、お前・・・。」
「うん? 何?」
「オイラ、前に言ったよな・・・。」
「友達になろうよ!」
「なれる訳ねぇ! なりたくもねぇ!」
「今でも本当に、なりたいと思ってんのか?」
「もう友達になってるでしょ?」
「一緒に遊んで楽しかったら、もう友達だよ!」
「そうかもな!」
「トラメ浮いてる! どうしたの?」
「ニコダイヤを染め上げていた狼の怒りが完全に消え去ったのです。」
「ニコ様・・・。」
「どういう事?」
「本来の彼は、はるか昔に絶滅した身。つまり・・・。」
「お別れの時間が来たって事だ。」
「そんな!」
「なあ。お前達がいつもガオガオーンにやってる、シュワシュワーってやつ・・・。」
「エターナルキズナシャワーの事?」
「あれを浴びたら、どうなるんだ?」
「ガルガルした気持ちがなくなって、ニコニコになるんだよ!」
「いいな、それ! オイラにもやってくれよ! こう寒くちゃガルガルしちまいそうだ!」
「え・・・。でも・・・。」
「あなたの声を聞かせて・・・。」
「オイラはさ、沢山遊んで、大嫌いだった人間とも友達になっちまって、もう思い残す事なんてねーんだ・・・。」
「フレンディ。ガオウ様の事、頼むな・・・。」
「私の夢は、世界中の動物と友達になる事だから! だから、任せて!」
そして、エターナルキズナシャワーを放ちました。すると・・・、
「これは、遠吠神社の狛犬かもしれない・・・。」
「遠吠神社には、狼の狛犬があったみたいなんだよ・・・。」
「これが、あの子の正体・・・。」
「いろは、良かったね! トラメと友達になれたね!」
「そうだね・・・。」
「くっついて、ぎゅーっとしてたら、元気になるから! だから、いっぱいぎゅー!」
「こむぎ・・・。」
「私も! ぎゅー!」
「え!? ぼ、ボクは・・・。」
おい、まゆすけ。なんだ、そのいやらしい目と、指の動きは。友達が悲しい時でも、こういう事ができるのが、食べがいのあるおもしれー女になるための秘訣なんでしょうね。勉強になります。(笑)
「あったかい・・・。これ、ガオウやザクロともしたいな・・・。」
「友達って、悲しいや苦しいもあるけど、でも、嬉しいや楽しいは、その何倍もあるから・・・。」
「狼達とも友達になって、いっぱい楽しい事して、友達の輪を作りたい・・・。」
「力いっぱい、ぎゅーってしたい!」
今回は、これで終了です。
次回:「メェェェリィクリスマス!」
ニコガーデンのクリスマスパーティーに招かれるいろは達。
途中でユキに付いて行って、猫の集会に参加するこむぎだったが、その帰り道、2人はザクロに出会い・・・。
今話のエンドカード
12月21日は、ユキの誕生日! 次回放映日の方が近いのですが、誕生日の後ですので、今回祝う事にしたのでしょうね。
ユキとまゆが初めて会った時の事を考えると、12月21日は、実際に生まれた日ではなく、まゆと初めて会った日なのでしょう。そして、その日を誕生日として祝われ続けてきたのでしょうね。
まゆと出会わなければ、あの村で、雪が降って寒い中、誰にも気付かれずに死んでいたかもしれないでしょう。改めて、まゆに拾われて、誕生日を祝われ続けて良かったと思いますし、今後も、まゆと一緒に沢山の楽しい事を体験してほしいと願うばかりですね。
【まとめ】
という事で、今回は、いろは達がトラメと一緒に遊んで、和解した話でした。
ただ、和解はしたものの、トラメは・・・。前話に引き続き、友達との永遠の別れという悲しい展開はあったものの、清々しい終わりだったと感じています。
トラメは本当にいいヤツだったな・・・。今話を見終えて、その印象が強く残ってますね。
あいつは、ただただ純粋に誰かと遊ぶのが好きだったのでしょう。初登場時は、人間に対する憎しみは強かったものの、プリキュアと対峙したり、人間達の生活の場で面白い体験をして、少しずつ憎しみは薄れていったでしょうね。
そして、いつしか、人間達とも遊びたい気持ちも出てきたでしょう。しかし、自分が狼だと知られれば、また狩られるかもしれない。そんな怖れから、人の輪に入れず、人間達が遊んでいる様を、遠くから見る事しかなかったのでしょう。いろはから声をかけられる前に、トラメは寂しそうな表情をしてましたけど、それは、そういう事だと思いますね。
それだけに、いろは達から一緒に遊ぼうと声をかけられ、心置きなく遊ぶ事ができ、しかも、思い残す事がないとか、トラメが幸せになれて、本当に良かったよ・・・。ガオウの事を頼んだと、いろはに言ったあたりも、人間の事を信頼していて、良かったですね。
そんないいヤツが、どうして、狼狩りの被害に遭ってしまったのか、分からないですね。
あの敵を作らなさそうな人懐っこい性格は、いくら人間が狼を嫌っていたとしても、殺すのをためらうほどでしょう。なのに、躊躇なく殺されたのは、前々話感想で書いたように、第三者が人間達を扇動して、狼達を狩るように仕向けたんじゃないかと思いますね。
今話を見終えて、過去に人間が狼を大量に狩ろうとした理由が、ますます気になりました。
トラメは、エターナルキズナシャワーを受けて、浄化され、消滅しました。プリキュア以外の人間達とも沢山遊んでほしかったと思うと、無念に感じますね・・・。
でも、これで良かったと思います。トラメは、狼狩りにより既に死んでしまっており、人間に対する憎しみの力によって、この世で無理矢理生かされていた身。となれば、あるべき所に帰るのが自然でしょうね。
奇跡の力により生き返るという展開もできたでしょう。
ですが、死んだものはニ度と生き返らないというのが、自然の摂理。死んだものが生き返るのは、すべての生きとし生けるものに対する冒涜というものでしょう。
それに、前話でペットの死を描いた以上、ここで奇跡の力により生き返らせるのは、やってはいけない事のように思いますね。
トラメは天国で、先に死んだ仲間達と一緒に、空の上を走って、楽しんでいる。そう信じたいですね・・・。
今話視聴前は、消滅エンドを全然予想していませんでしたが、清々しく感じています。素晴らしい退場劇を作ってくれたスタッフ様達には、大いに感謝しています。
さて、次回は、クリスマス回。とくれば、悟いろが良い雰囲気になりそうですね。
そして、そんな2人を見たまゆすけが興奮する事も想像でき、良いオカズになりそうだな・・・。2024年最後の「プリキュア」は、最高のご馳走をいただけそうだぜ!(笑)
また、ザクロがどう話に絡んでくるのかも気になるところ。次回で和解するのか? それとも、年明けに持ち越しか? いろは達との距離が縮まる事を期待して、2024年最後の「プリキュア」を存分に楽しみたいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。