無飛車流のすすめ

将棋のことをつぶやきます。

子供の興味を惹きつける良書

2024-05-15 08:15:00 | 日記
 幼い頃、父親に将棋を教わりました。駒の動きがなかなかおぼえられず、特に金と銀の動きが似ていてまぎらわしかったので、実戦中に「銀はここ動ける?」などと父に聞きながら指していました。
 初めの頃は、駒をたくさん落としてもらっていたので勝てたし、楽しかったのですが、平手に近づくにつれてなかなか勝てなくなり、楽しくなくなってきました。今思えば、この頃が将棋を続けられるかどうかの分岐点だったと思います。
 運命を決めたのは、ある本との出会い。その本を読んで父に勝てるようになりました。
 その本の名は「将棋全(オール)百科」。百科と言うだけあって、戦法、囲い、格言、詰め将棋など盛りだくさん。特筆すべきは、イラストがたくさんあって子供でも読みやすくなっているところです。玉将が戦国武将で、それ以外の駒がその家来たちという設定でイラストが書かれていました。
 上の画像は総矢倉の説明で、金銀が総矢倉の形にスクラムを組んでいるところ。
敵の襲撃に怯える玉将を隣の金将が笑顔で励ましています。前列の金銀3枚は、王を守るという気概にあふれているように見えます。どうです? 見ているだけでワクワクしてきませんか?


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