あことじーやん

もうすぐあこの17歳の誕生日が来る。
ということは、オバタリアンの祖父の命日がくる。

あこの出産の時

切迫流産の為2カ月入院していた。
帝王切開手術の予定日の８日、手術室へ入る準備をしていると、救急患者さんが2人も入り、自分の出産は後日になった。

その夜、じーやんの夢をいっぱい見た。

子供の頃にじーやんにしてもらったこと
じーやんの優しい手
叱るおじーやん
じーやんのあったかい背中

今 そこにいるかのような、鮮明な記憶が次々と走馬灯のように巡った

じーやん！ じーやん！ じーやん！

私は泣きながら起きた。

次の日、病院に来た夫に
じーやんの夢を見たことを話したが
夫は「そうか」しか言わない。

やっぱり実家に電話をしよう

電話の向こうに出たのは 妹だった。

「え？何でそこに居るの？」

妹は岩手から遠い愛媛へ嫁に行った。
滅多に帰って来れない距離だ。
もし、岩手に帰ったとしても、
帰路途中にある病院だ
私のところに寄るはずである

「もしかして、じーやん死んだ？」

妹はビックリしていた。

「〇〇ちゃん(私の夫)が話したの？」

お産を控えている私には、内緒にしておこうと言うことだったらしいが
その内緒はすぐに内緒でなくなった。

幼い頃、母と父は離婚して、母は出戻り、
祖母と一緒に商売をしていた。
朝、陽が明けないうちに出かけるので、
じーやんがご飯もお弁当も、着替えから何から 何までやってくれた。
じーやんが 私の父親だった。

涙が出た。

旅立つ大事な時に
私は見送ることが出来ないんだ‥
育ててくれてありがとうも言えない
産まれてくる赤ちゃんを見せたかった。


でも、じーやんは最後にいっぱい夢で会いに来てくれた。

その二日後、あこが産まれた。

予定日だった8 は、実は我が家では嫌う数字
おばちゃんも、8に気をつけなさいと言っていた。
たぶん、じーやんが変わってくれたんだと思う。
あこと私を守るため

ばーやんが言っていた。
じーやんが、亡くなる前に
「何かある時は教えるから、守っているがらな 」と言ってだったよって。

私の4分の1はじーやん。
じーやんは私の中にいる。
あこの中にも じーやんがいる。

ん？あこはじーやんの産まれ変わりが？

ぇ！そうだとすれば、じーやんは天国に行けないまま降りてきたの？

むむむ、そりゃねーべだよねw

ただ、本当に守られている気がしてます。
あこが入院しなきゃないくらい調子が悪くなる前は、黒いのや白いのが 出る。ホントだよ！！
人みたいなのだったり
モヤっとした煙っぽいのだったりが廊下を横切ったり 一瞬 ポッと見えて ぎゃ！！ってなることも。

最初、悪いのが出たと思っていたけど
最近、あ、じーやん？！ と思うようになった。

注意しろよー って教えに来てる。

あこの産まれた年は、9.11があった。
愛子様が産まれた。



今日はちょっと体調不良のオバタリアン
動悸 頭痛 唇がアヒルってるし

あこもゼーゼーして、訪問授業を休んだ。
これは、台風が やっぱり 来る

もう！！消えてよ！！
消えてちょーだい！！！


どうぞ被害が出ませんように
みんなが平穏無事で過ごせますように



太陽さんからの光ビーム