知らない間に気がつくと
いつの間にかそばで見てくれていた
驚いた私は、緊張が、はしり
逢うことはもう出来ないと
冷静に言われた言葉が頭によぎる
いちいちもっともな言い方
逆らうことをしてはいけないと
私は何も言えなくて
心の奥に潜む想いを堪えていた
逢えないのなら声を聞きたい
終わらない想いに心をいためても
何一つ変わらない生活
慎重に慎重に
車の助手席はいつも元に戻しておりる
それが当たり前のルールだった
私を見に来てくれた理由
聞けるはずがない
ありがとう~と、一言、言っただけ
向こうへ戻る背中を私は見送っていた