以前、何人かのお客様から「むつみ屋さんの野菜は安心ですか?」と聞かれたので私の野菜の見方を書かせていただきます。
はじめにお断りしておきますが、私はけして芽の出た玉葱や土の中の線虫に食べられた跡のある大根や赤さび病にかかった長ねぎや、ヘタのない柑橘類でもいいなどとは思っていません。有機野菜だからといって「あたり前だ」などと言うつもりは有りません。
しかし、このことが(いわゆるクレームの来るような事)が安心かどうかの手掛かりになるのです。
今では、色々なグループが有機野菜を販売していますし、私たちの有機野菜は「こんなに素晴らしい」とか「有機野菜とは何か?」などと色々書いてあります。又、写真入りで生産者を紹介したりもしています。だから有機野菜の歴史だとか、有機の大切さ、農薬の怖さと言った事を飛び越えて、野菜の見方について書いてみたいと思います。
芽の出ない、花の咲かない野菜は危ない。玉葱、じゃがいもなど芽の出ないものは、放射線、ホルモン剤、子孫を残さないと言う遺伝子が組み込まれたものが考えられるので、危ないと思います。花の咲かないブロッコリーも危ないと思います。外国産のブロッコリー、スーパーに並ぶまでにまでに、何日掛かっているでしょうか??温度管理だけではどうしても理解出来ないのです。
人間の食べて美味しい野菜は、虫も大好き。無農薬で、キャベツ、小松菜などの葉物を作るのは難しいと言われています。「本当に無農薬ですか??」道内で一番早い出荷の生産者から、4月末には、ほうれん草、三東菜、ラディシュ、小松菜が出ます。この時期(1月頃種蒔、ハウスの中で大きくなって出荷です)いわゆる普通の農家でも殺虫剤は使いません。
なぜならモンシロチョウなどの虫が居ないからです。
では、初夏から秋にかけてはどうでしょう?沢山虫がいます。だから虫との闘い知恵比べです。例えば細かい目のネットをかける。これ、物量作戦です。又、虫の嫌いな植物、ハーブを植える。これ嫌がらせ作戦です。 話は少しそれる様に思われますが、1・ほうれん草 2・小松菜 3・チンゲンサイを一列に隣り合わせて植えるとどうなるでしょう??3・チンゲンサイを食べ終わるまで1、2は食べられません。
1は3、2を食べられた後になります。ほうれん草はあくが強いので虫も生では食べにくいのでしょう。
ほうれん草や小松菜のそばに大好きなキャベツを植える。これ、おとり作戦です。
もちろん木酢、よもぎ、かんぞうなどを入れた漢方液も使います。
しかしお客様がモンシロチョウや色々な虫を見かける時期に毎回、毎回、虫に食べられていない、キレイな小松菜やキャベツが届いたとしたら「無農薬かな??」と思ったほうが良いです。生産者Aの小松菜が虫に食べられてボロボロという時に、生産者Bの小松菜は一つも虫に食べられていないとしたら、生産者Bの小松菜は危ないと思うのが正しいと思います。
大根、人参、ごぼう、じゃがいもなど線虫の食べた跡が全くないのも怪しい。
土のバランスが良く、良い土、バクテリアの多い土は大丈夫なのですが、毎年、毎年、一年中土の状態がパーフェクトと考えるのは不自然なのです。この事を詳しく話すととても長くなるので誠にらんぼうですが「不自然」と考えて下さい。
逆に「本物の土作りをしているから、何時でもキレイな野菜が作れるし、虫にも勝つ」などと言う人が居たらほとんど有機農業の事を知らないか、ペテン師(笑)です。ですから年に一回位は、虫に食べられた跡のある大根や、ごつごつこぶの付いたような人参があったほうが自然で安心です。
しかし、こういう野菜が出来た時は土のバランスが悪くなっているので、早く何とかしなければいけません。
温度や日照時間などによって野菜は病気になります。全く病気の出さない生産者は危ない。日照時間が少なく暑い時は南風病にレタスなどはなり易いし、きゅうりにうどんこ病などもよくおこります。生産者から「きゅうりがダメになった」と連絡が入ります。逆に今年は病気に掛からなくて良かったという話も有ります。本当の暑い数週間、レタス、トマト、とうもろこしなどの病気の連絡が入ります。残念ですが安心との引き換えとも思います。
春になったら芽が出る、蝶が飛んでいたら青虫が居る。
土の中にも虫が居て、野菜も病気に掛かる。ごく当たり前の事が確認出来れば、安心野菜なのです。
しかし、はじめにも言ったとおり虫食いのひどいキャベツを平気でお届けするような事は致しません。
これからも、むつみ屋の安心有機野菜を宜しくお願い致します!
むつみ屋 代表 水上公一
はじめにお断りしておきますが、私はけして芽の出た玉葱や土の中の線虫に食べられた跡のある大根や赤さび病にかかった長ねぎや、ヘタのない柑橘類でもいいなどとは思っていません。有機野菜だからといって「あたり前だ」などと言うつもりは有りません。
しかし、このことが(いわゆるクレームの来るような事)が安心かどうかの手掛かりになるのです。
今では、色々なグループが有機野菜を販売していますし、私たちの有機野菜は「こんなに素晴らしい」とか「有機野菜とは何か?」などと色々書いてあります。又、写真入りで生産者を紹介したりもしています。だから有機野菜の歴史だとか、有機の大切さ、農薬の怖さと言った事を飛び越えて、野菜の見方について書いてみたいと思います。
芽の出ない、花の咲かない野菜は危ない。玉葱、じゃがいもなど芽の出ないものは、放射線、ホルモン剤、子孫を残さないと言う遺伝子が組み込まれたものが考えられるので、危ないと思います。花の咲かないブロッコリーも危ないと思います。外国産のブロッコリー、スーパーに並ぶまでにまでに、何日掛かっているでしょうか??温度管理だけではどうしても理解出来ないのです。
人間の食べて美味しい野菜は、虫も大好き。無農薬で、キャベツ、小松菜などの葉物を作るのは難しいと言われています。「本当に無農薬ですか??」道内で一番早い出荷の生産者から、4月末には、ほうれん草、三東菜、ラディシュ、小松菜が出ます。この時期(1月頃種蒔、ハウスの中で大きくなって出荷です)いわゆる普通の農家でも殺虫剤は使いません。
なぜならモンシロチョウなどの虫が居ないからです。
では、初夏から秋にかけてはどうでしょう?沢山虫がいます。だから虫との闘い知恵比べです。例えば細かい目のネットをかける。これ、物量作戦です。又、虫の嫌いな植物、ハーブを植える。これ嫌がらせ作戦です。 話は少しそれる様に思われますが、1・ほうれん草 2・小松菜 3・チンゲンサイを一列に隣り合わせて植えるとどうなるでしょう??3・チンゲンサイを食べ終わるまで1、2は食べられません。
1は3、2を食べられた後になります。ほうれん草はあくが強いので虫も生では食べにくいのでしょう。
ほうれん草や小松菜のそばに大好きなキャベツを植える。これ、おとり作戦です。
もちろん木酢、よもぎ、かんぞうなどを入れた漢方液も使います。
しかしお客様がモンシロチョウや色々な虫を見かける時期に毎回、毎回、虫に食べられていない、キレイな小松菜やキャベツが届いたとしたら「無農薬かな??」と思ったほうが良いです。生産者Aの小松菜が虫に食べられてボロボロという時に、生産者Bの小松菜は一つも虫に食べられていないとしたら、生産者Bの小松菜は危ないと思うのが正しいと思います。
大根、人参、ごぼう、じゃがいもなど線虫の食べた跡が全くないのも怪しい。
土のバランスが良く、良い土、バクテリアの多い土は大丈夫なのですが、毎年、毎年、一年中土の状態がパーフェクトと考えるのは不自然なのです。この事を詳しく話すととても長くなるので誠にらんぼうですが「不自然」と考えて下さい。
逆に「本物の土作りをしているから、何時でもキレイな野菜が作れるし、虫にも勝つ」などと言う人が居たらほとんど有機農業の事を知らないか、ペテン師(笑)です。ですから年に一回位は、虫に食べられた跡のある大根や、ごつごつこぶの付いたような人参があったほうが自然で安心です。
しかし、こういう野菜が出来た時は土のバランスが悪くなっているので、早く何とかしなければいけません。
温度や日照時間などによって野菜は病気になります。全く病気の出さない生産者は危ない。日照時間が少なく暑い時は南風病にレタスなどはなり易いし、きゅうりにうどんこ病などもよくおこります。生産者から「きゅうりがダメになった」と連絡が入ります。逆に今年は病気に掛からなくて良かったという話も有ります。本当の暑い数週間、レタス、トマト、とうもろこしなどの病気の連絡が入ります。残念ですが安心との引き換えとも思います。
春になったら芽が出る、蝶が飛んでいたら青虫が居る。
土の中にも虫が居て、野菜も病気に掛かる。ごく当たり前の事が確認出来れば、安心野菜なのです。
しかし、はじめにも言ったとおり虫食いのひどいキャベツを平気でお届けするような事は致しません。
これからも、むつみ屋の安心有機野菜を宜しくお願い致します!
むつみ屋 代表 水上公一
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