11月6日、我が菩提寺顕妙寺で報恩感謝の供養「お会式」が営まれました。
御会式は、日蓮聖人の御命日の10月13日を中心に営まれる報恩感謝の法会のことです。
「御会式」は、“オカイシキ”ではなく“オエシキ”と読みます。仏教の各宗派に関わりなく法会の儀式という意味で一般的に法要をさす言葉ですが、日蓮聖人の御命日や御逮夜を中心に、その御遺徳を讃えて営まれる会式が盛大に行われ広く知られ、「御会式」といえば日蓮聖人の報恩感謝の法要をさすようになりました。
また「御会式」は、日蓮聖人の肖像(御影)のまえで開くという意味から「御命講(おめいこう)」「御影供(みえいく)」ともいわれていました。松尾芭蕉の句に「御影講や油のやうな酒五升」とあり、信徒の人々が、お祖師さまも飲まれた御酒を供養した当時の「御会式」の光景を知ることが出来ます。また「御影講」を季題とした句が他にも見られることから、元禄の頃には江戸を代表するような盛大な行事となっていたようです。
堀之内妙法寺ポータルサイトより
顕妙寺お会式の様子