私の中の“歌舞伎界のプリンス”。

一時ほどではないものの、今でも話題にのぼる事の多い“歌舞伎”。時期的にも盛んですしね。

正直、私は１つの演目を最初から最後までちゃんと観たことがありません。観てても一部分だけだったりで、その中でもNHK教育で深夜に放送されていた中村勘三郎さん(現在)の歌舞伎は楽しめた覚えがあります。確か海外公演時のものだったような。昨年か一昨年だったか・・・何だか記憶が色々と曖昧すぎて申し訳ないくらいなのですが。



そんな歌舞伎初心者な私でも、大好きな歌舞伎役者さんが２人います。



１人は、市川亀治郎さん

以前、「チャンス」(昨年NHKで放送されたドラマ)に触れた際、重要な役で出演されていた事もあった流れで“大好き”という事をちょこっと話題にしたお方。私自身、2007年の大河ドラマ「風林火山」を通じて亀治郎さんの事を知り、以来応援するようになりました。最近ではバラエティー番組でも見掛ける事が多くなっていたりと、ますますご活躍されていらっしゃいますね。

亀治郎さんは女形もやられるわけですが、何だか他の方とは違う雰囲気(タイプ？)だなぁ・・・と感じています。女形の方たちって、普段からもう女形に入り込んでいるような気がするのですよね。坂東玉三郎さんとか市川春猿さんなどを見ると、余計そう思わされます。でも、亀治郎さんの場合、普段が男らしい方なので、良い意味で女形をやられている方には見えないというか何というか・・・まぁ、そういうギャップ的なところにも魅力があるわけなのですが。余談ですが、私用で定期的にお世話になっている男性(その場所で働くお方)の声が、もの凄く亀治郎さんの声と似ていまして。それはもう、毎回ビックリしてしまうほどです(笑)





もう１人が、片岡愛之助さん

愛之助さんのことは、2006年のお正月に放送された「土方歳三 最期の一日」(2004年大河ドラマ「新選組！」の続編的な作品)に出演されていた際に知り、そして現在に至ります。最近では“海老蔵さんの代役”として取り上げられる事が多かったですが、上方歌舞伎で活躍されている立派な役者さんなのですよね。ちなみに、愛之助さんが一般家庭のご出身だというのは有名な話。

初めて愛之助さんの姿を見た時、一番最初に目が行ったのは“目元”でした。キリッとしていて、尚且つ色っぽさがあるというか・・・あ、決して変な意味で言っているわけではありませんからね(笑)とにかく、人を惹きつけるオーラが愛之助さんにはあると私は思っています。いやぁ・・・素敵なお方ですよ、本当に。





現在、お二人は“新春浅草歌舞伎”(in浅草公会堂)に出演中。先週末、愛之助さんが体調を崩されて休演された(代役を立てた上で)ようなのですが、すでに戻られています。以前、ある雑誌で「７年間お休みがない」とおっしゃっていたのですが、こんな形でお休みをとる事になったとは。いやぁ、このあたり、どうにかならないのでしょうかねぇ・・・中村勘三郎さんも過労でお休みされてますし。





いつか歌舞伎を観に行く事になったら、迷わずこのお二人どちらかが出演されている歌舞伎を選ぶことでしょう。早く実現させたいなぁ。