advancement【blog-ver.2】

音楽と競馬(馬)と野球、時には動物や歌舞伎を愛するものが送る自由な日記。

2011年3月20日。

2012年03月20日 13時50分00秒 | おばあちゃん
朝、6時半前後。

部屋に入ってきた母から聞かされたのは、突然の知らせでした。







「嫌でも、こういう時は必ずやってきてしまう。その時の自分はどういう状態になっているのだろう。」

と、考える事が度々ありました。





「悲しみから中々立ち直れないだろう」

「泣いてばかりの毎日を送るのだろう」

考えつくのは、そんな事ばかりで。









しかし、実際は違いました。

知らせを聞いた後、私は“深い悲しみ”よりも“今日はこれから何をすべきか”を頭の中で考えていました。

母が部屋から出た後、しばらく枕に顔を埋めていましたが、すぐにベッドから起きました。顔を洗い、着替えだけ済ませました。



「忙しくなる。一家族としても、何よりもおばあちゃんの為にも動かなきゃ。」

とにかく、そう思うばかりでした。





後から聞いたことですが、おばあちゃんを迎えに父と行っていた母は、その時に「(直希が)多分、ショックで寝ちゃっているだろうな。」と考えていたみたいで。

我ながら、納得してしまいました。だって、この日を迎える前までは、自分でも本当そう思っていましたからね。







約4年振りに帰ってきたおばあちゃんの姿を見た瞬間、今まで流れてこなかった涙が止まらなくなってしまいました。来て頂いた親戚の方々の前でも、今後の日程などが書かれた紙をコピーしている時も、何もせずにボーッとしている時も・・・。



忙しく動いた一日でしたが、とにかく泣いて泣いて泣き続けました。









おばあちゃんが旅立って一年。

いつもよりおばあちゃんの事を思いながら、一日を過ごしています。