朝、6時半前後。
部屋に入ってきた母から聞かされたのは、突然の知らせでした。
「嫌でも、こういう時は必ずやってきてしまう。その時の自分はどういう状態になっているのだろう。」
と、考える事が度々ありました。
「悲しみから中々立ち直れないだろう」
「泣いてばかりの毎日を送るのだろう」
考えつくのは、そんな事ばかりで。
しかし、実際は違いました。
知らせを聞いた後、私は“深い悲しみ”よりも“今日はこれから何をすべきか”を頭の中で考えていました。
母が部屋から出た後、しばらく枕に顔を埋めていましたが、すぐにベッドから起きました。顔を洗い、着替えだけ済ませました。
「忙しくなる。一家族としても、何よりもおばあちゃんの為にも動かなきゃ。」
とにかく、そう思うばかりでした。
後から聞いたことですが、おばあちゃんを迎えに父と行っていた母は、その時に「(直希が)多分、ショックで寝ちゃっているだろうな。」と考えていたみたいで。
我ながら、納得してしまいました。だって、この日を迎える前までは、自分でも本当そう思っていましたからね。
約4年振りに帰ってきたおばあちゃんの姿を見た瞬間、今まで流れてこなかった涙が止まらなくなってしまいました。来て頂いた親戚の方々の前でも、今後の日程などが書かれた紙をコピーしている時も、何もせずにボーッとしている時も・・・。
忙しく動いた一日でしたが、とにかく泣いて泣いて泣き続けました。
おばあちゃんが旅立って一年。
いつもよりおばあちゃんの事を思いながら、一日を過ごしています。
部屋に入ってきた母から聞かされたのは、突然の知らせでした。
「嫌でも、こういう時は必ずやってきてしまう。その時の自分はどういう状態になっているのだろう。」
と、考える事が度々ありました。
「悲しみから中々立ち直れないだろう」
「泣いてばかりの毎日を送るのだろう」
考えつくのは、そんな事ばかりで。
しかし、実際は違いました。
知らせを聞いた後、私は“深い悲しみ”よりも“今日はこれから何をすべきか”を頭の中で考えていました。
母が部屋から出た後、しばらく枕に顔を埋めていましたが、すぐにベッドから起きました。顔を洗い、着替えだけ済ませました。
「忙しくなる。一家族としても、何よりもおばあちゃんの為にも動かなきゃ。」
とにかく、そう思うばかりでした。
後から聞いたことですが、おばあちゃんを迎えに父と行っていた母は、その時に「(直希が)多分、ショックで寝ちゃっているだろうな。」と考えていたみたいで。
我ながら、納得してしまいました。だって、この日を迎える前までは、自分でも本当そう思っていましたからね。
約4年振りに帰ってきたおばあちゃんの姿を見た瞬間、今まで流れてこなかった涙が止まらなくなってしまいました。来て頂いた親戚の方々の前でも、今後の日程などが書かれた紙をコピーしている時も、何もせずにボーッとしている時も・・・。
忙しく動いた一日でしたが、とにかく泣いて泣いて泣き続けました。
おばあちゃんが旅立って一年。
いつもよりおばあちゃんの事を思いながら、一日を過ごしています。