一小応援団 和(なごみ)

和(なごみ)は、学校・PTA・地域が協力し合い、子どもたちの安全確保や健全育成に取り組む団体です

バックナンバー 2014年度第1回教養講座 「正岡子規」を島本町で語る

2017-06-26 22:12:07 | なごみ学習応援部

第1回教養講座 「正岡子規」を島本町で語る

地域応援団 和(なごみ)では、学習応援部の活動の一環として、2014年度は年間3回の教養講座を開催しました。第1回目は、標記の通りで、島本在住の洋画家 加國哲二氏と正岡子規の姪御さんの孫である正岡浩氏の対談を開催しました。当時の開催要項は以下のチラシの通りです。

下の写真は、過日、京都新聞社が事務局と正岡浩氏、加國哲二を取材した時の様子です。正岡氏はこの写真では後列の右端です。


 当日撮影された会談の模様は、以下のリンクをクリックしてください。動画は1つ10分以内です。(サイズは12MB~80MB)

part1

part2

part3

part4

part5

part6

part7

part8

 


一小まつりでのアートフェスタ・・・さくらの手形アート

2017-06-24 20:48:16 | 学校行事

 平成29年6月24日(土)午後より、一小まつりが行われ、その一部のブースとして、「一小応援団なごみ」が担当する標記のアートフェスタを体育館にて行いました。会場では、子どもたちが、手にピンク色の絵の具を付けて、思い思いに巨大な布のキャンバスに手形をつけていきました。下絵は、地域の洋画家=加國哲二氏の筆によるものが開始直後にはくっきりと描かれていましたが、その下絵の上に子どもたちが手形を幾重にも重ねていきました。参加した児童は、大喜びでした。下の写真は、出来上がった作品です。これを見て、閉会式の時は、児童全員、自然に大きな拍手に包まれました。閉会の前に加國哲二氏の児童への自己紹介とあいさつがありました。

最後に、なごみ役員とPTAの担当者のみなさんと後片付けをいたしました。

洋画家=加國哲二氏

さくら手形アートの遠景

出来上がったさくら手形アートっをギャラリーから撮影

一小まつりの閉会式の時に演壇上に掲示しました。

閉会式にて 洋画家=加國哲二氏の児童へのあいさつ 背景に完成した手形アート作品が展示されています。

体育館横の掃除風景・・・最後までなごみ役員が残って清掃をしています。学校の教職員・PTAのみなさま方、ご協力有難うございました。

 


ゾーン30

2017-06-04 06:14:56 | なごみ安全部

西国街道の広瀬側から水無瀬橋を渡って東大寺1丁目側に降りるところは、車の速度が時速30Kmに制限されるゾーンです。ここは第一小学校の通学路になっており、特に通学時間帯に15年ぐらい前から急激に通勤の車の抜け道として交通量が多くなってきている現状です。そこで、交通安全対策のために、第一小学校校区の人々、学校・PTAやなごみ安全部などが中心となって日常的な児童の見守り・定期的な危険箇所点検・話し合いなどを重ね、長年にわたる関係部局のご理解とご協力・ご尽力を得てゾーン30が実現したものであります。

大阪府警のゾーン30とは?

生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域(ゾーン)を定めて最高速度30キロメートル毎時の速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策です。

2017.06.03  15:23 撮影  (土曜日であるため車両の通行は比較的少ない。)

通学時は右側の狭い緑色の路側帯を集団登校の列が6年生のリーダー引率のもと、保護者や安全ボランティアが見守る。

下の写真の自転車のあたりで、毎朝、安全ボランティアが集団登校の児童の隊列を見守っておられます。

 


地域の方の竹細工授業支援

2017-06-02 19:20:30 | なごみ学習応援部

 本日、筆者は、午前中に散歩がてら長年、地域で第一小学校3年生の児童の授業支援(竹細工)をしてれるA氏のお宅にお邪魔して、いろいろとお話をお聞きいたしました。ちょうど庭先で竹細工用の乾燥させた太い竹を用意して、のこぎりで輪切りにしようと作業をし始めておられるところでした。これは、ビュンビュンゴマの素材を作っておられるところでした。最近の子どもたちは、手作業、特に刃物を使って竹細工をすることなどは、あまり経験したことが無いので、授業支援用に安全面で難しくて危険な作業にならないように、竹の筒を下拵えしているとのことでした。

 こういったかたちで、地域の小学校の子どもたちのために島本の竹を使って、豊かな体験学習の一助にと言う事でボランティア活動に努めておられることは、大変ありがたいことだと思いました。

  

 

 


なごみボーカルズ(仮称)発足

2017-05-29 23:41:43 | なごみ倶楽部

 今年度より、なごみ倶楽部のなかに子どもたちの合唱サークル「なごみボーカルズ」が発足いたしました。

歌唱指導は、島本出身のテノール歌手 池田真己(Ikeda Masaki)氏です。 なごみでは、平成26年12月7日(土)に大阪水上隣保館地域交流センター ゆりの礼拝堂で開催されたアベマリアコンサートの演奏会にて、アベマリアを独唱されました。

写真は、本校多目的ホールでの練習風景です。

アヴェ・マリアコンサート その1

アヴェ・マリアコンサート その2


平成29年度 パステル画サークル 活動計画

2017-05-29 23:38:09 | なごみ倶楽部


平成29年度 将棋サークル「歩」活動計画

2017-05-29 23:13:13 | なごみ倶楽部


平成29年度総会開催

2017-05-28 20:08:48 | なごみ本部

5月25日(木) 午後6時より、一小応援団 和(なごみ)総会を下記要項にて、一小図書室に於いて開催いたしました。当日は、地域のご協力団体の代表者さまをはじめ、学校関係者、PTA関係者、なごみ会員を含め多数の皆さま方にご参加いただき、自己紹介のあと議事に入りました。昨年度及び今年度の計画、次年度への展望などを事務局より提案し、教頭先生からは昨年度の取組み経過について補足説明をいただき、無事、全案件が可決いたしました。参加された皆様には、長時間のご清聴と力強いご支援のお言葉の数々、誠にありがとうございました。

総 会 次 第

1.開 会

2.なごみ会長あいさつ

3.議 事

 (1)平成28年度 活動報告・会計報告

 (2)平成29年度 役員、組織体制案

 (3)平成29年度 活動計画案・予算案

(4)その他

4.その他

5.PTA会長閉会挨拶、校長挨拶

6.閉 会

粟辻なごみ会長開会挨拶 (右は中西教頭、その右は山田町長・・・なごみの一会員としてご参加)

議事提案 竹内事務局長(左)・長井地域交流部長(中)、閉会挨拶 頼田校長 岩井PTA会長(右)

 

 資 料

1.平成28年度活動報告 2.平成28年度会計報告

3.平成29年度組織図   4.平成29年度活動計画

5.平成29年度予算

 

 

 

 

 


放課後学習会(ゆめ本部)でipad導入・・・学習効果あがる

2017-04-19 19:38:48 | 学校行事

筆者は、現在、なごみの役員ですが、あわせて「ゆめ本部の」の役員でもありますので、近隣の第一小学校で平成12年からずっと放課後学習会にボランティアとして参加しています。それで、特に、今年の1月下旬から3月にかけては、この事業への臨時の補助金を申請して受理されたので、ipadを4台購入して12回ぐらいのシリーズで、算数・国語・英語の無料版アプリを使って、放課後学習時に宿題のおわった子どもから順次ドリル学習というか繰り返し練習の指導を行いました。現状では、指導対象は2,3,4年生の児童のなかから特に宿題や学習習慣を身に付けさせてほしいと願っている保護者の子弟を中心に各学年10名程度集めております。学習内容は、主として基礎基本のいわゆる読み書きそろばんの力を身につけさせることです。ですから、指導課題は、もちろん、その日に出された宿題を完全にやりきらせるために支援・面倒を見ることなのですが、それとは別に、時間を区切って、今回はアプリで四則計算や漢字の筆順を中心に楽しみながら一生懸命に学習に取り組めるように工夫いたしました。下記の動画は、算数ホームランというアプリです。楽しみながら、四則計算を行い、答えが速く入力できるほどホームランがたくさん出るしくみになっています。 その下の動画は、常用漢字筆順辞典です。

 


放課後子ども教室開催【教育委員会管轄 一小応援団 和(なごみ)協力行事】

2016-12-10 23:20:56 | 日記

 平成28年12月10日午前9時より12時まで、標記の行事に一小応援団として協力いたしました。当日は、約50人の一小児童が参加して、体育館で推理脱出ゲームと銘打った謎解きゲームを楽しみました。下記の写真は、島本在住の洋画家 加國哲二氏の平成28年6月25日(土)の午後の児童会行事「一小まつり」の時の指導による児童作品「桜の手形アート」を背景にした当日スタッフの集合写真です。(※左端が一小応援団和(なごみ)のスタッフ長井氏、その右5人が教育委員会関係のスタッフ)

加國哲二氏の平成28年6月25日(土)の指導風景(再掲)


アヴェ・マリア・コンサートNo.1~No.4

2016-12-08 22:10:39 | なごみ学習応援部

 12月4日(日) 午後2時より、一小応援団 和(なごみ)主催で大阪水上隣保館 ゆりの礼拝堂にて第四回目の アヴェ・マリア・コンサートを開催いたしました。

下記に当日の演奏風景を動画にて収録しておりますので、よろしかったらご覧になってください。参加者総数は64名でした。後援を賜りました島本町・島本町教育委員会、広報としてコミュニーティー推進課より写真撮影、高槻ケーブルテレビより報道番組の動画収録、会場をお貸しいただいた水上隣保館さま、日本茶ギャラリーの岡村友章さまなど多くの皆様方のご支援・ご協力によりまして、成功裏に演奏会を終える事が出来ましたことを深く感謝申し上げます。

演奏会の最後に、クリスマス定番の賛美歌109番 「きよし このよる」を ゆりの礼拝堂に参集された方々一同で歌いました。

https://www.facebook.com/100008734066726/videos/1629904487310671/?l=7123543194281068222    No.1

https://www.facebook.com/100008734066726/videos/1629904897310630/?l=3967744952357234306    No.2

https://www.facebook.com/100008734066726/videos/1629908397310280/                                              No.3

https://www.facebook.com/100008734066726/videos/1629905153977271/?l=4838774165322917341    No.4

 

 

 

 

 


PTA活動や学校支援ボランティアを初めとする社会奉仕への評価は?

2016-10-03 05:16:38 | 学校行事

 
配偶者控除と言うのは、専業主婦を対象に設けられた税金の所得税の控除ですが、これは歴史的・社会的に何故設けられたのか?というと、いわゆる内助の功といって、子育てや社会奉仕(PTA活動・学校支援ボランティア)、老人介護などの負担を昔は主婦層が無償で提供している場合が多かったですから、その面で税金で優遇して社会全体をうまく円滑に廻していこうという考え方だったのです。

 ところが、これを来年度以降は国の施策として撤廃する動きがあります。すると、どうなるのでしょうか。 おそらく、いわゆる”内助の功”という名の「家庭での子育て」や「老人介護」が金銭的に困難な状況になってきます。だからといって、保育所に入所を希望する者全員が預かってもらえるわけではないので、今回の配偶者控除撤廃の結果は、一般庶民から広く浅く増税して国民生活がより貧しく厳しくなっていくことに外なりません。

 老人介護の問題もそうです。公的な機関に全員の要介護老人が預かってもらえるのではなくて、介護認定が3以上でないと特養入所は出来ないし、介護保険料も値上げされ、そこで働く現場の介護報酬も値下げされます。したがってトリプルパンチです。国民全体の家計がどんどん厳しくなってきますから、より豊かな生活を送ろうとすれば、もっと長時間労働を強いられ、死ぬまで働き続けないといけなくなるのです。
 
そこで、本題である所の子どもの教育に関してのPTA活動や学校支援ボランティア活動です。

これらについては、フルタイム勤務でなくて専業主婦やパートタイマーだったらやり易いでしょうね・・・と云われても、配偶者控除がなくなってしまえば、奉仕活動はやればやるだけ時間が取られて働く時間が少なくなって収入が減るので、出来るだけ参加したくないという気分や意識がだんだん蔓延してきて、実際問題、全国津々浦々でPTA活動などの奉仕活動がやりにくくなる世の中になっていくのではないか?と危惧されます。 いや、既にそうなって久しいのではないかとも思われます。

政府は何故いま配偶者控除を撤廃しようとするのか?というと、過去の政治では、老人介護の経費は介護保険で賄うので、配偶者控除は失くす方向で検討するとか、現在では、女性の社会進出を奨励するために配偶者控除はなくすべきだ云々で、要するにその時々の政治の流れで廃止するための様々な大義名分が出現しているわけです。が、一貫して増税が真の目的であるという点には変わりはありません。

 「女性の社会進出」と一口に云っても、家事労働の負担が非常に重くて、もっと外で働きたくても働けないような家庭の事情のある女性はいくらでもいます。即ち、女性のおかれた環境によっては出来ないものは出来ないのです。ですから、そういった厳しい家庭環境をさらに極限まで追い詰める場合が、今後多々出てくるでしょう。また、働きに出る事が出来たとしても、高額な保育料や老人養護施設の料金を支払うために、より長時間の労働を強いられる女性も、今後はますます増えていく事でしょう。

 学校関係では、こういった原因で増えていく貧困、基本的生活習慣の乱れからくるところの低学力の対策、いじめ撲滅、不登校や虐待対策に、より一層、関係機関や地域が一体となって取組みを進めていく必要性があると認識しなければなりません。

 これらの取組みの例として、テレビや新聞等で報道されているように、晩御飯も食べられない子どもたちに対する「子ども食堂」の取組みが注目されています。また、一人ぐらしの老人の介護のための援助の一つとして、わが町の社会福祉協議会では、ささやかながらも、月に1回のお弁当の配食サービスの取組みや安否確認の家庭訪問、いきいきサロンなどの取組みを展開しています。就学前の子どもと保護者のための「子育てサロン」も毎月開催していますし、下校時の児童の見守り活動も定期的に行っています。教育委員会管轄の「ゆめ本部事業」では学習ボランティアによる「放課後の補充学習」や「授業支援」も町内の各小中学校で行っています。また、安全ボランティアの皆さんによる毎日の登校時、下校時の見守り活動には本当に感謝しなければなりません。

 こういった社会奉仕の働き手は、主として現状では保護者、PTA、主婦層や定年退職後の男性が担っています。これらの無償ボランティアの働きは、地域社会の教育力を高め、或いはセーフティネットとして、今後は、よりいっそうの評価を受けてしかるべき存在として認識していかないといけないと思います。一億総活躍時代というのは、何も、収入を得るために外に出る事だけじゃなくて、こういった地道な地域での無償ボランティア活動も含まれる・・・という認識が、今後は国民全体に浸透していく必要性があるのではないか?と考えます。


放課後学習会で使うPC

2016-09-29 00:19:56 | 学校行事

 「なごみ」と関連のある町内の組織として、「ゆめ本部」という学校支援の団体がありますが、今年8月の定例事務局会議では、放課後学習会で使うPCの学習ソフトを何にするのかということを研究課題にしておきましょう・・・ということになりました。これは、ずっと以前から放課後学習で使っていた学習プリントの取組みにプラスする形の新たな取組みです。

 以前から放課後学習で取り組んでいる学習プリント・・・というのは、大阪府教育センターが作成した学習プリントをダウンロードして、プリンタで参加児童の人数分をプリントアウトして、宿題が終わった児童に課題として与える・・・という形で取り組んできておりますが、このプリント集については、第一小学校では、2年生~4年生用のものをプリントアウトして、1学期の5月末~2学期9月末の放課後学習会で使用しています。約500ページぐらいあるでしょうか。膨大なものです。私の担当する3年生の9人の子どもたちには、主として国語の問題を与えていますが、ボランティア諸氏のアドバイスを受けながら楽しく喜んで取り組んでいますから、或る程度の効果と言うか、手ごたえがあります。

 そういう経過があったのですが、8月の事務局会議では、新たにPCを使って学習ソフトを動かして、①国語や算数の問題にチャレンジすること、②PCを使った調べ学習をすることが提案されました。

 でも、スマホ版の学習アプリが多いのは周知のことですが、果たしてwindows10版の学習アプリが多数配布されているのかどうかというあたりは、全然把握できていませんから、今後の課題として早急に調査研究していくことになりました。

 さて、実務的な話になりますが、今後、学校側と折衝してインターネット回線を確保します。それと、出来ることならば、日ごろの学校でのパソコンの授業との関連性も知りたいですが、その辺のカリキュラムやら学校で利用しているソフトは何か?といった整合性を考えたいところですが、学校で導入しているソフトウェアは著作権の関係で使えませんし、そんな研究やら学校の情報教育担当者との打ち合わせ・・・情報教育カリキュラムとの整合性の部分については、年度途中からの取組みなので、当然、この時期になってから急遽形をつけようとしても無理があることから、ゆめ本部の主体性でもって、出来るところから着手していこうということになりました。

 しかしながら、現状としてはPCの教育活用について熟知しているボランティアというのは組織内部では人数的に限られてくるので、第一小学校を拠点として、テストパターンとしてPC活用の教育実践を私が中心になって展開し、その成果を他の小学校の学習ボランティアに広げていこうということになりました。

 具体には最低限、どんな学習ソフトを活用して、どういう利用方法で、どういうように児童に興味・関心を起こさせるのか?といった方向性と視点で取組み、報告していきたいたいと考えています。喫緊の課題は、windows10対応の小学生用の学習ソフト(無料版)をネット上で探してリンク集を作り、且つ、インターネットで調べ学習的なことから始めていったらいいのではないかと思います。検索方法は、ローマ字入力が望ましいですが、個人的見解では音声検索も併用でいきたいと思っています。ちょっと、教室がやかましくなりますが・・・(笑)


2学期いきいき学習会 心の修養その2

2016-08-27 22:11:48 | なごみ学習応援部

今回は第14番札所 常楽寺のお話です。下の写真を一目見たとたん、まず驚きました。なんだ!この庭の岩は・・・??実は、これは断層なのです。

これは、奇妙な形をした岩盤の断層が幾重にも重なる「流水岩の庭」といわれる世にも珍しい庭なのです。この境内の庭は、大自然の創り出す壮美さと人工的な庭造りがほどよくミックスされた造園技術の高さに魅了されます。

二番目のこの寺の特徴は、弥勒菩薩をご本尊にしている四国で唯一のお寺であるということです。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)とは、「釈迦に代わって人々を救う未来仏」とされています。片足をもう一方の足の上に乗せて台座に座った姿で人々を救う方法を思案している様子を表現しています。

 ごく平均的な日本人の仏教に関するものの考え方は、極楽浄土に行くためにこの世で修行を積むべしというものだと、私は考えていますが、これに対して、弥勒菩薩の信仰は、だいぶ違って、この世の中の間違っているところがあれば変革しなければならない・・・という生き方に根ざしているように感じます。そういう例が、古代の中国では数多く見られたようです。北魏の大乗の乱や、北宋・南宋・元・明・清の白蓮教が、その代表であると言われています。・・・とまあ、難しい歴史論議は暫く擱くとして、とにかく、弥勒菩薩は、「人間、如何に生きるべきか?」ということを問い続けているものであるという事だけは確かなようであります。

 ここで、教育の問題です。いじめ・虐待・不登校・学力不振など学校を取り巻く状況は、特に大阪府・大阪市においては全国的にもたいへん厳しい状況に置かれているという報道が、ごく最近もありました。そこで、大阪府教育委員会はこのほど、子どもたちによる暴力が多発している府内の小学校に、専門家を集めた支援チームを設置する方針を固めたようです。平成26年度の調査によれば、公立小学校での子どもたちによる暴力行為は1年間に1,905件。国公私立の小・中・高等学校での集計では、1万116件と全国ワースト1位になっています。

 なぜそうなったのかの論は、政治・経済的な問題が大きく影響していますから本題ではないので擱くとして、島本の地において、そういったことが絶対に無い様に、是非とも地域ボランティアが学校を支援する体制を万全にしないといけないと思うわけです。

弥勒菩薩が人々を救うために思案しているのと全く同じ意味で、キリスト教でも「悲しんでいる人は幸いである」という聖句があります。これは、自分のことで悲しんでいるのではなくて、いじめ・虐待・不登校・学力不振などで困っている子どもたちがいれば、子どもと一緒に悲しみを共有し、どうしたら解決できるような方向で学校支援ができるか・・・という意味として、わたしは解釈しています。

 話が前後しますが、このお寺の第3番目の特徴は、四国霊場で唯一の養護施設を併設していることです。「常楽園」は. 昭和30年に設立した戦災孤児のための社会福祉施設であり、1歳から18歳まで の子どもたちを預かっています。

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以上のようなことを、自分自身は実際にお寺めぐりはしていないのですが、本日、四国88箇所めぐりの長い旅から帰還された某知人の写真を含めたLINEでの多くのお便りをもとに、バーチャル体験をして、あたかも現地を目の当たりにしたように詳しく解説を聞き、深く学ばせて戴いた次第であります。

 この場を借りて、某氏には、深く感謝申し上げます。2学期の放課後学習会に、このことを十二分に生かして参りたいと存じます。本当に有難う御座いました。(合掌)


心の修養 お寺参り・宝珠山 津照寺

2016-08-26 10:02:58 | なごみ学習応援部

2016.08.25  某知人の25番札所参詣だより

 学習ボランティア諸氏は、位置づけとしては島本町教育委員会管轄の「ゆめ本部事業」に登録しています。が、一方、なごみの「学習応援部」とも連携していて、現在2学期の放課後学習会に向けての学習教材を準備しているところであります。

 子どもたちは8月25日には2学期の始業式を迎えました。そして9月5日(月)から、いよいよ2学期の放課後学習会が始まる予定であります。この時期には、教材準備はもちろんですが、学習ボランティア自身の「心の洗濯」というか「リフレッシュ」「自己研鑽」なるものが要るように思われます。

 そこで、折りよく某知人が四国88箇所めぐりの写真入りの旅日記をLINEで送ってきて、これを拡散してください・・・とのことでしたので、是非このブログに掲載したいと思い立ったようなわけであります。

 そこで本題ですが、子どもたちに新鮮な気持ちで2学期からの放課後学習に取り組んで貰うためには、まずは、自分自身の心の準備と修養が必要であります。このお寺は海に近いので大漁と海上安全を祈願する信仰が受け継がれているとのことですが、一方、子どもたちの立場に立って物事を考えると、当然、このお寺については、どんな事を祈願するべきお寺なのか?ということを、自分なりに現地に足を運んだつもりで想像してみました。

 それは・・・・・「子どもたちの心身の大きな成長と収穫」、及び「登下校時の安全」であります。

 そういった意味で、この度は、たまたま某知人から送られた四国88箇所めぐりというお便りでしたが、それを只単に、「自分の老後の信仰を通じた生きがい」乃至は」個人的な楽しみ・物見遊山」といったごく世間一般の世俗的な意味として捉えるのではなくて、特に地域ぐるみで学校支援をする立場で、教育的な意味をもたせて、バーチャル体験としてこのお寺に参拝している次第であります。

宝珠山 津照寺は、室津港を俯瞰する丘の上にあります。当地では「津寺(つでら)」とも云われています。漁業に関係があり、大漁と海上の安全を祈願するお寺として古い時代から信仰の場所として伝えられています。御本尊である延命地蔵菩薩は、楫取地蔵(かじとりじぞう)とも云われ、その昔、土佐藩の殿様の山内一豊が海難に遭ったとき、安全に舵をとって港まで操縦してくれたのは、実は地蔵菩薩さまであった・・・という伝承が残っています。

 

室 戸 灯 台

 この写真を見ると、雄大で美しい自然を目の当たりにして、さわやかな浜風を受け、心が洗われる気分が伝わります。

某知人様には、この場を借りて貴重な写真を掲載させていただき深く御礼申し上げます。 2016.8.26