標記について、下記の通り掲載いたします。
竹下和男さんの経歴は、香川県の元小学校校長、中学校校長、教育行政職を経て現在フリーのライターで、「子どもが作る弁当の日」を提唱し、これに参加する学校が1700校を超えています。今回の講演は、島本町いきいき・ふれあい教育事業として第一小学校PTA主催で行われました。参加者は優に100名を超え、その魅力あるお話に吸い込まれるように熱心に聞き入っていました。
講演内容は、絵本「はなちゃんのみそ汁」の原作者、安武信吾さん、千恵さん、はなさんのごく普通の日常生活を描いたスライドショーでありながら、会場のほとんどの人が涙ながらに見入っていました。母親千恵さんは、はなちゃんが5歳のときに、みそ汁の作り方、洗濯物を干すこと、たたむこと、掃除、くつならべなどの家事の大切さを一つ一つ見守り、教えてくれて、そして若くして天国に旅だったのです。
家庭で子どもが家族の一員として、朝ごはんを毎日一生懸命に作ること、たったそれだけのことですが、誰かのために心を込めて喜んで食事を作ることが、ともすれば、今の日本の家庭には欠けがちなことだ、家族の食生活を大事にすることが即ち子どもの健康や体作り、将来自分が親になった時に愛情を持って子育てができる基礎になる・・・というほどのお話だったと思います。
はなちゃんの家庭では、母親亡きあと、父親のために毎日みそ汁をつくるのですが、昆布とかつお節を使ってだしのうまみを引き出すところから始め、すべて手作りの風味を自分の舌で確かめつつ、心を尽くして調理するのです。こういったお話は、一昔前ならばごく当たり前の食生活だったのかもしれませんが、超忙しい昨今の家庭状況では、食卓に並べられる料理の大半が、気が付けばインスタント食品、レトルト食品、冷凍食品、半調理品だった・・・なんてことも十分あり得るのが残念ながら、現実のように感じます。
講演会が終わり、会場では講師先生の著作や関係図書が参加者の便宜を図って販売されていましたので、真っ先に絵本「はなちゃんのみそ汁」を購入いたしました。そして、サインを頂きました。
「作る楽しさを 子どもたちに」 2016.6.25 竹下 和男
十年一昔といいますが、今こそ、一小応援団 和(なごみ)の発足当初平成19年度から現在の28年度までの歩みを振り返り、一貫して芸術作品を作る喜び、隠れた才能を引き出すことを目標にした「一小アートフェスタ」を継承、発展させてきた、学校・PTA・地域の協力という輝かしい歴史の重みを感じ取り、そういった伝統の灯をともし続けていかなければならないと決意するものであります。
平成19年6月の一小応援団 和(なごみ)結成総会風景
和(なごみ)においては、学校教育で身につけた基礎学力を土台にして、さらに発展して自由な発想と豊かな想像力でもって世界にただ一つの花=芸術作品を創り、作る喜びを味わい、其をみんなに喜んで鑑賞していただく喜びを共有するべく、今後とも学校・PTA・地域の人々の協力を得て、一小応援団 和(なごみ)がよりいっそう豊かな創造活動を展開し続けていけるよう、強く願うものであります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
平成28年6月25日(土)の午後は、毎年恒例の児童会行事「一小まつり」が行われました。これは、児童会の主体的な取組みであり、前半と後半に時間を区切って店番をするグループとお客さんになって遊ぶグループに分かれて活動します。位置づけとしては、学校行事として土曜参観の日の午後に行われましたので、保護者や地域の人は子どもたちの活動を見守り、また参観する立場で多数参加されている様子でした。
標記の「手形アート」は、町内の洋画家 加國哲二さん、「竹であそぼう」は井上和夫さん他数名の地域の方およびPTAが、ボランティアとして学校行事に協力する形で参加しました。
手形アートの指導協力 洋画家 加國哲二さん
3年生の授業で作った竹ぼっくり遊び方指導協力 井上和夫さん(右端)