学童保育 将棋道場通信 NO.10 2015.3.20
島本第一小学校学童保育室
将棋道場指南 奥島健一郎 井波順一郎
2014年度のまとめ ()の数字は今までの合計数
◎ 道場の回数 41回(253回)
◎ 参加人数 24人(116人)
◎ 対戦回数 公式戦(先生とする) 205回(1219回)
交流戦(仲間とする) 6回(384回)
合計 211回(1603回)
おめでとう!ほぼ全員が昇級・・・Kさんは一級に
今年は、あれよあれよという間に道場入門者がどんどん増えていき(1年生11人、2年生9人、3年生4人。男15人女9人。年度途中で二人転出)、過去最多の24人にうれしい悲鳴、なんとかやりくりして対戦が少しでも多くできるようにしました。勝って喜び、負けてくやしがり・・・これらの体験をもとにみんなよくがんばりました。勝つためにはどうすればいいのか、それをいっしょうけんめい考えるようになったのが私たちとしてはとてもうれしいことでした。
さらば、将棋道場
2008.2.26以来7年間、ボランティアとして週1回、一小の学童保育室の子どもたち116人を相手に延べ1219回にのぼる指導をしてきましたが、指南役の井波順一郎先生も私も、諸般の事情により今年度限りで道場を去ることになりました。みなさんは、これからも将棋を楽しんでください。学童保育室の先生方には、何かとお世話になり、ありがとうございました。
道場での対戦結果 2015.3.20現在
名 前 | 対 戦 数 | 公 式 戦 | 勝 ち 数 | 交 流 戦 | 勝 ち 数 | 級 |
AG | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 9 |
KT | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 8 |
KG | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 9 |
KY | 16 | 13 | 6 | 0 | 0 | 6 |
TS | 15 | 14 | 6 | 1 | 0 | 6 |
TH | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 9 |
TN | 10 | 8 | 5 | 2 | 1 | 6 |
NH | 23 | 21 | 6 | 2 | 1 | 6 |
YM | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 9 |
IG | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
EG | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 9 |
KH | 10 | 9 | 3 | 1 | 0 | 7 |
KN | 6 | 6 | 3 | 0 | 0 | 7 |
TU | 19 | 19 | 5 | 0 | 0 | 6 |
HT | 21 | 20 | 7 | 1 | 1 | 5 |
HD | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 9 |
MM | 7 | 6 | 1 | 1 | 0 | 7 |
MO | 17 | 17 | 6 | 0 | 0 | 5 |
OZ | 20 | 20 | 5 | 0 | 0 | 7 |
KB | 29 | 26 | 5 | 3 | 3 | 1 |
NM | 5 | 4 | 1 | 1 | 0 | 3 |
MAM | 3 | 3 | 1 | 0 | 0 | 7 |
※ 負けた場合でも、良い手を指した(駒をうまく動かした)ときは勝ちにしています。
3月末を持って、第一小学校の学童保育での将棋指導の終了といたします。長い間、1年生~3年生までの学童保育児童を対象にして、元第一小学校教頭のO先生とM先生が将棋指導を行ってきましたが、残念ながら諸般の事情により終了いたします。子どもたちは、この将棋道場をたいへん楽しみにしていましたし、実際、ゆめ本部事業の放課後学習会にきているメンバーの中にも、この将棋道場に参加して取り組んでいる子がいました。日ごろの算数や国語の学習とまったく同じように真剣に取り組んでくれました。
たかが遊びの「将棋」といいましても、されど「将棋」であって、これも勉強のうちと位置づけて、1対1で個別指導を重ねておりましたが、子どもたちは本当に真剣に取り組んでくれました。参加児童は、近所で偶然、通りがかりに会っても、「あっ、将棋の先生や!」「今日は。」ときちんとお辞儀をしてくれます。その子の見知らぬお友達と思しき子どもも2人いましたが、やはり、きちんとお辞儀をしてくれました。
こういった近隣の小学校低学年の子どもたちの礼儀作法が身についている姿を見るにつけ、地域に根ざした「一小応援団 和」の活動の必要性を身にしみて感じる今日この頃でございます。
詰め将棋も、随時、待ち時間の間や対戦が終わったあとにたくさん問題を与えて訓練しています。そして、コンピュータでも将皇という詰め将棋のネット上の無料ソフトがありますので、楽しみながら力をつけることができます。下記のURLです。これは、10秒制限で次々と問題が出題されるコースと、60秒間でじっくり考えるコースがあります。
http://ken1shogi.sakura.ne.jp/tume/shogi.html
将棋指導者としては、このようなネット上の無料の将棋ソフトで練習して、子どもたちの指導に役立てていますが、もちろん、市販の有料のソフトもありますから、「AI将棋」なども使っています。これは、何枚か駒を落として対戦させてくれるコースが用意されていますから、私が試したところでは、たとえば1六歩、1八飛車、1七香、1八飛車というように、端から攻めていけば、大体相手陣地に攻め込めて成金が成立しますから大抵、勝てます。こういうPCのソフトは、攻めのパターンを覚えるので上達するためにはかなり有効です。
ところで、今日は、1年生のある子が非常にうまくなっていましたから、指導者が負けました。「どうしてこんなにうまくなったのかな?」と聞くと、「家の人が相手になって将棋を教えてくれているから・・・」と言う答えでした。やっぱり、どんな方法であっても、一生懸命れんしゅうすれば必ず上達します。それが、コンピューター相手であっても、家の人であっても、友達であっても・・・。
まあ、「好きこそものの上手なれ」ということわざどおり、勉強でも野球でもサッカーでもダンスでも水泳でも、とにかく自分に興味のあることに打ち込めば、必ずそれなりの成果が出るようです。今日は、子どもの上達ぶりにびっくりしました。(笑)