一小応援団 和(なごみ)

和(なごみ)は、学校・PTA・地域が協力し合い、子どもたちの安全確保や健全育成に取り組む団体です

学童保育での将棋指導 NO.2

2015-03-13 22:47:59 | なごみ倶楽部

 今週の月曜日は、第一小学校で、1:50から2:35まで2年生の放課後学習会があり、2:40から3:25までは3,4年生の放課後学習会、そして3:30よりボランテイア諸氏とゆめ本部役員、学校の2年生から4年生の担任の先生および担当教師と教頭先生が出席して1年間の放課後学習会の反省会が行われました。反省と言うよりは、むしろ、子どもたちの成長のようすを見守り、学級担任の先生と連携して、子ども一人ひとりがその学習課題に真剣に取り組んでいくためのサポートが、チームとして組織的に少しは出来たのではないか・・・という喜びの方が大きかったように思います。実際、この1年間で、子どもたちは心身ともに、ずいぶん大きく成長したように感じられます。これが一番の収穫であります。

 その後、教育センターにて、ゆめ本部長に当日の学習成果と課題、1年間の反省等について報告し、引き続き5:30分より、学校に戻って、学童保育室で7:00過ぎまで将棋の指導を行いました。

 この将棋指導は、同じ第一小学校の学習ボランティア仲間と2人で行っていますが、この1年間の子どもたちの上達は、どの子にもいろんな面で見られます。A君は、最初は、駒の並べ方、動かし方から学習していきますが、金将を斜め下に動かしたり、角将の筋を間違って置いたり、相手の陣地に入っても成金にならなかったりしていましたが、何度か注意するとそういうことがなくなって正しく駒を進めることが出来るようになりました。また、Bさんは、こちらが金将と歩将だけで守っている場合に(8枚落ち)、角将を早くこちらの陣地に攻め込ませる場合、3四歩、4四角、1七角というように速攻でこちらの陣地に攻め込んで角将が成れば、もう簡単に勝つんだという確信を得ました。

 今度は、守り方の定石をおしえます。次に、相手の動きを見ながら一手先を読む練習の繰り返しです。こういうことを、一つ一つ立ち止まって、間違っていたら待ってあげて考え直させることでだんだん面白くなって上達してきます。そして、上達してくると、「待った無し」で勝負するようになってきます。

 また、子どもたち同士で対戦させることもあります。その場合は、横で見ていて次にどう攻めたら一番効果的なのかを考えさせます。待っている間に、詰め将棋の問題集を与えて、順に解いていく経験も積み重ねています。これなどは、じっくりと筋道をたてて次の手を考える訓練にもなります。そして、子どもの能力が高まるにつれて指導者の駒落ちの数がだんだん少なくなっていくように配慮して、子どもが自然に力がついてきて自信を持って勝てる段階では、もう手加減せず真剣勝負するような、きめ細かな段階指導をしています。

*************************************

閑話休題 

将棋を子どもたちに教えるためには、家でパソコンの将棋ソフトでいろいろな攻め方、守り方、詰め方の定石のパターンを研究をしておきます。それには、「きのあ将棋」というネット上のコンピュータを相手に対戦するソフトを使って、事前に何度も練習しております。この将棋ソフトも、入門者向けから初級、中級まで、対戦相手がいろいろ登場して、自分の力に応じて対戦が楽しめます。下記の「空だめ子」は弱くて、少し練習すれば、簡単に勝てるので自信がつきます。ぜひ力試ししてみてください。面白いです。