涙目筑前速報+

詰まるところは明日を知る。なだらかな日々につまずいて
向かうところはありもせず、未来の居場所だって未定―秋田ひろむ

悪夢を超えて

2015-01-10 01:21:15 | ゲーム
漫然とTwitterを眺めていたら、作者が精神病に苦しんでいた感覚をそのままゲームに反映したというホラーアドベンチャーゲームが紹介されていた。



トレーラーやゲームプレイ動画を見たところ、そこにはとにかく悪夢が繰り広げられていた。
試しに少しやってみたが、得体のしれない怪物に追われたり、待ち構えていたりするのは「クロックタワー」を彷彿とさせるが、とらえどころがなく、陰惨で暗鬱とした雰囲気は「LIMBO」を感じさせた。

そして、自分が死ぬとベットで目覚め、また探索を続けなければいけない。
また怪物に追われなくてはならない救いのなさは、観ていてブルッとした。
作者のコメントに「鬱の人間にとって、人生は悪夢です。」とあったが、さもありなんという感じだった。
この脈絡のない惨劇探索ゲームは、さながら人生の負の部分を凝縮したようなゲームのように感じる。

また、この感じは決して他人事のようではなく、世の中には自分を傷つけてくる要素はたくさんあり、それを怖がってしまうと極限がこのような感じになってしまうのだろう。
ここで必要なのが怒りであり抵抗であると最近の自分は考えている。

恐怖に支配されるよりも、「なんで俺ばっかり!」と怒った方が良い。
「どうせダメだから・・・」と嘆くよりも「今に見ていろ!」と反撃の意思を持った方が良い。
ビビって逃げる勇気も必要だが、立ち向かう勇気もないと生きていけない。
そう思うここ数日間だった。

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