我が家の夕飯は早い、5時に支度して5時半頃には食べる、お風呂に夫が先に入って私が出る頃はまだ8時前、その後の時間が永く、テレビを見る体力も、気力もなくただじっと椅子に座っているのも辛いので、9時まで粘って、2階の自室、ベッドに行くしかない。
夫に「お休みなさい」と言って、「お休み」と言ってくれるのですが、何か一言ほしくて顔を見ていると、「頑張ってね」とか「いい夢見てね」と言ってくれる。
そうじゃないでしょ!、何を頑張るの?、眠れなければ夢は見れないでしょ!と内心思います。「眠れるといいね」と言ってほしいのに・・・
でも、のんきな夫にとってはそれが精一杯なのかも、仕方なく「ありがとう」と返事をします。
2階に両手をついて上がって行くとき、なぜか1958年のフランス映画”死刑台のエレベーター”、まだ子供で見てはいないのですが、そのタイトルがいつも頭に浮かぶ、2階に行って寝る時間、寝れない時間が恐ろしいからだと思います。
こんな生活をはやく改善したくて、「いったいいつになったら治るのだろう」と言ってしまいます。
するとのんきな夫はなんの根拠もなく、「すぐ治るよ」と言う、でもそれで救われているのかも。
私と一緒に心配されてもかえって暗くなるばかりかもしれません。
十数年前に友人とアラスカにオーロラを見に行ったとき、ドコモでアラスカからでも通じる携帯電話をレンタルして、夫に「一日に一回電話するね」と言って出かけましたが、まったく繋がりませんでした。
1週間近く連絡がないのではどんなに心配しているかと思っていましたが、帰宅して訊いたら、まったく心配していなかったのには驚きました。
そんなノーテンキな夫、私にとっては今ではかえってありがたい存在です。
今日の庭の花
紅刷毛万年青が、いつの間にか・・・
ハイビスカス
いつまでも咲き続ける薔薇
銀木犀も急に咲き出して・・・
金木星もいつもより、はやく咲きました。