みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

人をジャッジしない(続き)


  「どうやって解放したらいいんですか?」

  「そちは、人を導く人は、相手の心を軽くしてくれて、なおかつ
   宇宙の真理について、正しい知恵をもっている者でなければならぬと思うておろう?」

  「はい・・・。」

  「じゃがな、人の魂には、いくつもの学びの段階があるんじゃよ。」

  「学びの段階?」
 
  「そう。みんながいっせいに、心が軽くなるわけではないのじゃ。
   中には、押さえつけられて押さえつけられて、ようやく自分の心の声に気づける者もおる。
   そういう者にとっては、押さえつける役をしてくれる指導者も必要なんじゃ。」

  「押さえつけられてっ・・・て、そんなことを望む人がいるんですか?」

  「たくさんいるよ。自己肯定感が低い者は、このような押さえつける指導者に出会いやすいな。」

  「どうして?」

  「普通の状態だと、自分が大切な存在なんだと、叫べないからじゃよ。
   自分なんてどうせ・・・と、自分を過小評価し、自分の存在価値をちっぽけにちっぽけに思っている。
   多少押さえつけられたくらいでは、心の声を叫ぼうとしないのじゃ。」
 
  「苦しいですね。」
 
  「そうじゃのぅ。ゆえ、それをフォローする助っ人役の者も、ちゃんと存在している。」

  「助っ人役?」

  「そう。助っ人役には、生きている人間のほかに、光の仲間たちもたくさんいる。
   そちらは実にたくさんのサポート体制の中で、今世の課題に向き合っているというわけじゃな。」

  「そうなんですか!」
  
  「人はな、失敗せずに、誰にも迷惑をかけずに生きていこうと思うと、肩がこるじゃろ?
   そんなところを目指すよりも、
  『相手の言葉の中に、何か自分にとって意味のある言葉はなかっただろうか?』
     この一点に集中して、相手の言葉を聴いてみる。」
 
  「ほぅ。」

  『自分にとって都合の悪い状況であったとしても、そこから何一つ学ぶことはなかっただろうか?』  
   そう自分に聴いてみる。ゼロではあるまい?」

  「確かに・・・、そうですね。」

  「このような視点で相手の言葉を観察すると、今まで気づかなかった発見がきっとみつかる。
   自分がもっと楽に生きられるヒントがな・・・。」

  「なるほど。」

  「これが人をジャッジしなくなる方法じゃ。」
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