みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

母との対話

母の葬儀が無事終わりました。

たくさんのみなさまからあたたかいお言葉をいただき、
本当にありがとうございました。
心から御礼申し上げます。

今年の4月に母が介護が必要な状態になり、この半年間、
120%の力で母に向き合ってきました。

思い残すことがないくらい、出し切りました。

自分で自分をほめてあげたいと思います。

お通夜の日、疲れて空いた時間に10分ほどソファで寝ていたら、
夢に母が現れました。

湯灌の時に母に着せてあげた着物姿で、
ルンルンと飛んでいました。

「どや?お母さんやっぱこれ(この着物)似合うわ~。」

出てきた母は上機嫌でした。

15年くらい若返った顔で現れました。

お葬式が終わり、後片付けで洗い物をしていた時、

母の声がしたような気がしました。

「お母さんはもう十分みてもろたから、
あとはお父さんとお義母さんをみたってな。」

そう言ったような気がしました。

もしかしたら母と対話ができるんじゃないか?
と思い、思いきって話しかけてみました。

「お母さん、わたしはお母さんが生きててよかったって
思ってくれる答えを見つけたかったんやけど、
あまりに急で見つけられなかったわ。」

そしたら、母がこんなことを言ったんです。
(方言があるので、標準語を付け加えてお伝えしますね。)

「ほんな相場であろかいな。(そんな場合じゃなかったよ。)
えろてえろて。(体が苦しくて苦しくて。)
寝てるだけで精いっぱい。
ほんなこと考えるひまなかった。

でも、こっちきて(肉体を離れて)
あぁわたしがこの役をやったことで、
お父さんや娘にいろんな学びを与えてやることができたんやなぁ
って分かった。」

そう言ったように聴こえたんです。

本当に聴こえた言葉か、自分が創り出した言葉なのか、
自分でもよく分かりません。
確かめようもありません。

ただ、苦しくて寝ていた時は、「人生とは」とか
「生きるは」とか、そんな難しいことを考える余裕なんてない
というのは、確かにそうだろうなぁ・・・

と、妙に納得しました。

母と向き合ったこの半年は、本当に学びの宝庫でした。
貴重な体験をさせていただきました。

またボチボチ分かち合わせていただきますね。
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