みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

読者さまからのお声 「母の日の葛藤」

明日は母の日ですね。

テレビで母の日特集や、CMで「母の日には○○を送ろう!」
なんてのをやってます。

なにげなく見ている「母の日特集」ですが、
実はこの「母の日特集」に、苦しくなられる方がおられます。

それは、母親との確執に悩んでこられた方です。

読者の方からこんなご相談をいただきました。

「普段あまり意識してないのですが、母の日が近くなると、
ちょっといろいろ考えてしまって、気分がふさいでしまうんです・・・。

実は母とあまり仲がよくなくて・・・。

以前セミナーで、みやがわさんが女優の遠野凪子さんへのメッセージを
話されていたのが、大変印象に残っています。

遠野凪子さんは母親から壮絶な虐待を受けて育ってこられました。
今は母親と離れて暮らしておられます。

あるスピリチュアルカウンセラーの先生から、
『母親はとても未熟な魂だから、あなたが母親を許してあげるんですよ』
という言葉を言われて、遠野さんが泣き崩れた場面がありました。

『母親を許す』ということが、とても苦しいわけです。

みやがわさんは、『母親を許すことがゴールじゃない』と言われました。

『そんな苦しいゴールを目指さなくてもいい』
『母親から離れただけでゴールなんだ』と。

『母親を許せなくてもいい。そんなことよりも、
今まで生き抜いてくれたことにありがとうなんだよ』

『よく生きててくれたね。』

と。

あの言葉を聴いた時、わたしもそのとおりだなぁと思ったのと、
わたし自身がとても心が軽くなったのを覚えています。

セミナーの時は、『そうだ。そうだ。それでいいんだ』
って思ったのですが、NHKのテレビで『母の日特集』を見た時、
また心が苦しくなってしまって・・・。

その番組では、読者からのお便りを紹介されていましたが、
『母親に感謝している』というお便りとともに、
『母親に対してよい思い出がない。今も嫌っている』
というお便りもけっこう届いていたそうです。

司会者の方が、『いろんな想いがあるんでしょうね。
お母さんが生きている間に、仲直りができたらいいですね。
思いきってカウンセリングに行ってみられてはいかがでしょうか?』

と話されていたのを聞いて、また心が重くなってしまいました。」


こんなお話でした。

この方のすごいところは、そのあと自分で答えをみつけられたことです。

「いろいろ考えてモンモンとしていたのですが、
自分の中から出てきた言葉は、『認めてほしい』だったんです。
母のことじゃないと分かったんです。

母は今、70歳を過ぎています。気の強い人だから、
今の母にあの時こうしてほしかった、これは嫌だったと訴えても、
きっと素直に謝らないでしょう。

それに、年をとってくると、人からそういう話をされるのも、
体力的にしんどいだろうなぁ・・・というのも、
わたし自身も50歳を超えて、なんとなくわかるんです。

だから、母親とは、上手に距離をとっていこうと思っています。
『仲良くなる』をゴールにするのはやめました。

『今でもよくやってるよね、わたし。』って、
自分をほめてあげてます。」


と言わていました。

わたしはとても感動しました。この方から教わることがたくさんありました。

きっと母の日を明日に控え、心が苦しくなっている方が、
他にもおられるかもしれませんから、
今日のお話をブログで分かち合わせていただいてもよろしいですか?

とお願いしたら、快くOKをいただきました。

本当にありがとうございます。

心から感謝をこめて・・・
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