みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

ご相談例十四の続き

「そう。そちは自分に対して、このレベルでOkという設定を、無意識に高くしているのじゃよ。」

「そうですか?
私は自分にも人にも甘いと思っているのですが・・・。」

「夫に対して気になってしまうのはな、
『欠点は直さなくちゃいけない。』と、自分に対して言うもう一人の自分がいるからなのじゃよ。
そちは頭では、自分にも人にも甘いと思っている。
しかし、夫に対して厳しい見方をしている自分に、改めて気付いたであろう?
夫婦や親子は、一番相手をコントロールしたくなる身近な存在。
自分と相手の境目がつきにくい。
相手に対して言っている言葉は、そっくりそのまま自分への厳しさなのじゃ。
ゆえ、夫や子供に対して、不満や気になるところが見えた時は、
自分の未熟な部分を自分に許してあげる『お知らせの合図』と思ってもらいたい。」

「なんと!お知らせの合図なのですか?それは考えてもみませんでした。
夫の欠点に対して、私が最近気になっているということは、
『自分の未熟さを許してあげなさい』というお知らせが来ているということですね。
そう思うと、なんか優しい気持ちになりますね。
ただ、私は自分の何を許していないのかが、さっぱり分からないんです。
自分のこと大好きですし、なんでも仙人のおかげでずいぶん心が軽くなってきましたから、
今、特に許せないということが思いつかないのですが。」


「競争してはいけない。

人を傷つけてはいけない。

穏やかでいつも心平和に・・・。

感情的になってはいけない。

そんな自分は自分らしくない。

そんな自分は見たくない。認めたくない。」



「!・・・なるほど。確かに私はこれらを自分に許していないですね。
夫の前だとこれらの自分がたくさん出てきます。だから嫌だったんですね?
夫の欠点が気になるというよりも、夫の前で競争しようとしたり、
感情的になってしまう自分を見るのが嫌だったんですね。」

わたしがそう言った瞬間、
なんだか受け止めてもらったような、あたたかい光を全身に感じた。
光に包み込まれるような感覚。

すべて認めてるよという無条件の承認の世界。


「この自分を許してあげないと、
このような自分が出やすい相手を、みんな嫌ってしまうんでしょうね。」

「そちらの世界で、いつも心平和に、感情的にならずにを目指すと、苦しかろう?
テレビや本に出てくるそちが尊敬する者たちも、時には競争し、時には感情的になる。
いつもいつも絵にかいた聖職者のようにはいかぬのじゃよ。またいく必要もなし。
それよりも、自分の得意分野で人に役立てることがいっぱいある。
今のまま何も変わらずとも、できていることがいっぱいある。
それをお互いに見つけ感謝していくことが、
世の中を天国へと変えるのじゃ。」

「なるほど。」

「夫や子供のことが気になりだしたら、この言葉をつこうてみよ。」

「どんな言葉ですか?」

なんでも仙人がパチンと指をはじく。
天井からハラハラ・・・と落ちてくる半紙。


『きたきたきた~!』
『きましたよ!きましたよ! 』
      
          by なんでも仙人



「これを声に出して言うてみよ。」

「なんか笑えますね(笑)。」

「そう、笑ってしまうことが大事。深刻に考えない。
いかに悩みを面白くしてしまうか?これが大事なポイントんじゃよ。」
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