みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

ご相談例十五 中堅サラリーマンの悩み

四十代のサラリーマン男性の悩みです。

わたしの上司は優秀な人ですが、細かいことをよくチェックする人で、
わたしが完璧に仕上げたと思っている資料も、
重箱の隅をつつくようにチェックし、文句を言ってきます。
「そこまで言ったら、やる気をなくしてしまうんじゃ・・・。」と思うようなことを、平気で言います。
この上司と一緒にいることが、わたしにとって大変ストレスになっています。
またわたしには部下が何人かいるのですが、能力がないのか、
未熟な面が多々見え、イライラしてしまいます。
四十代は会社の中で中堅どころ。
上からも下からもストレスを感じる毎日です。
今の状況を変えることはできますか?


ほうほう・・・、ずいぶんとストレスを溜めこんでおるようじゃのぅ。

日本のサラリーマンは、本当によう頑張っておるとわしは思う。
実に立派じゃ。

家族を支え、会社を支え、無理難題を押し付けられながら、
毎日自分を奮い立たせながら頑張って働いておる。
この男性には、まずねぎらいの言葉が必要よな。

「よく頑張ってるね。」
「本当にお疲れさま。」
「お父さん毎日ありがとう。」


ねぎらいの言葉は、明日に向かっていくエネルギーとなる。

次に、この男性の苦しい状況を聴いてくれる人が、まわりにいるとよいのじゃが、どうかのぅ?

愚痴や泣き言、不平不満をマイナスととらえ、
あまり言わないほうがよいという者もおろうが、
本人に怒りの感情がある時まず一番にすることは、吐き出すことなのじゃ。

正義感が強い小学二年生の女の子の時にも申したが、
怒りの感情がある時、人は心も体も硬直している。

怒りにより、余分な力が体に入っているのじゃ。

これだと心が閉じているので、どんな良い言葉も、ハートには届きにくい。
その者のハートに語りかけるには、まず心をゆるめてあげることが、何よりも先に行うことじゃな。

さて、心が少し落ち着いてきたところで、
いよいよこの四十代サラリーマン男性の出来事の意味を読み解いていくとしよう。

なぜこの男性は、完璧主義で優秀な上司と、未熟な部下に出会っているのか?
みなは分かるかね?

ここでひとつみなにも出来事の意味を読み解いてもらいたい。


(Q) この男性がこのような状況にいる意味とは何かな?
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