みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

ご相談例二十  自分の評価について


わたし自身の相談です。

わたしは自費出版した絵本を、地元の本屋さんに置かせていただいています。
毎月集金にお伺いするのですが、何冊か売れている月もあれば、
まったく売れない月が続く時もあります。
何ヶ月も売れていない時は、店員さんとのふとしたやりとりで、
落ち込んでしまう自分がいます。これを乗り越えるにはどうしたらいいですか?


乗り越えるのではない。執着をなくすのじゃ。

絵本が売れたら嬉しい。自分が評価された気がする。


売れなかったり、店員さんとのやりとりで
自分が評価されていないと感じると落ち込む。

そちは自分の価値を、絵本の売り上げで評価しているのじゃよ。
絵本=自分自身になってしまっている。

絵本が売れたらとても嬉しい。
自分の存在価値がグンと上がったような気がする。

しかし売れない月が続くと、
自分の存在価値がガーンと低下したように感じてしまう。

このように絵本=自分自身ととらえると、
自分の存在価値はジェットコースターのように浮き沈みの激しいものになってしまう。

これだと心が不安定なのじゃよ。

よいか?絵本はそち自身ではない。
そちの伝えたいメッセージの中のひとつなのじゃ。

そこを分けて考えられたら、ずいぶんと心が軽い。

そしてな、なぜその絵本を自費出版しようと思ったのか?
動機をもう一度原点に返って自分に問いかけてもらいたい。
そこにはまわりへの愛がつまっていたはずなのじゃ。

絵本の売り上げを気にする前に、忘れてはいけない大切なことがある。

それはそちの絵本を置かせてくれている、地元の本屋さんへの感謝じゃ。

売れない月が続いても、こうやって置かせてくれている。
これは本当にありがたいことなのじゃ。本屋さんからの愛なのじゃよ。

「絵本が売れなくて恥ずかしい」

「絵本が売れなくて、申し訳ない」

という気持ちになるのではなくて、

「わたしの絵本をこうやってお店に置かせていただいて、
本当にありがとうございます。感謝しています。」と言えた時、
そこにはよきエネルギーの渦が巻く。

これが執着をなくすということなのじゃよ。
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