みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

セミナーのご質問②へのメッセージ

前回の続きになります。

このご家族にどんなメッセージがきたのでしょうか?

対話した内容を分かち合いたいと思います。

◆  ◆  ◆

「家族とは何か?」の学びだね。

家のことより、奉仕に生きようとする母。
言いたいことが言えていない娘。

「父のことをどうやって看ていくか?」

この大きなテーマに、家族でどう力を合わせていくか・・・。

介護サービスを利用するのもそうだが、
今、苦しくなっている自分の気持ちを、母に伝えることは大事だね。

さて、このような話を聴くと、母親を責めたくなったり、
目の前の現実を見ず、信仰により家族が救われると信じこんでいる母を、
おろかだと思う人もいるだろう。

しかし、これは多くの人が抱える無意識が、
一人の人間として具現化したものであって、
誰の心の中にもあるものなんだよ。

だからこの母親を責めているうちは、問題は解決しない。
あるがままに見えていない。


(宮川)「なんと! あるがままに見ると、どのように見えるのですか?!」

この母親がなぜこの役を演じているのか?
自分はなぜこの現実を目にしているのか?

その意味を理解した時、人生の壮大な謎解きができ、
パズルが完成する。

パズルのパーツパーツだけ見るのではなく、
パズルの完成した全体像(魂のテーマ・課題)を見ること。


(宮川)「このご家族の魂の課題とは?」

・言いたいことが言えていない
・自己犠牲の愛
・困っている人がいることによって、自分の価値を見出している
・幸せを探し求め、目の前の現実から目をそむけている

この家族には、このような魂の特徴がある。

今世のテーマは、

①心の声を伝える(我慢しすぎない)
②自分を大切にする(苦しくなった時は、自分を優先してあげる)
③困っている人を探すのをやめる
④幸せはすぐ近く、自分の中にあることを知る

このテーマに向き合うため、人生計画を立て、
いろんな出来事に向き合っている。

自分の魂の特徴を知り、テーマを達成するためには何ができるか?
という視点で見ると、出来事は実にシンプルに見えてくる。

「心の声を伝えられているか?」

自分の心の声を母親に伝えられているか?
まわりの人に伝えられているか?
もっと話し合うことが必要だね。家族でね。

「自分を大切にしているか?」

これはセミナーの中で伝えたとおり

「困っている人を探すのをやめる」

困っていると思うから、背負いすぎてしまう。
言葉を無色透明化して、視界がクリアになってから、
自分が今、向き合うことにだけ向き合う。


※言葉を無色透明化する方法はこちらをご覧ください

多くの人を救う必要はない。
自分の魂・家族の魂をまず楽にしてあげること。
これが最優先。

「幸せはすぐ近く、自分の中にあることを知ること」

自分の今ある豊かさに焦点を合わせる。


(宮川)「足りないところに焦点があっている人は?」

「愛されている」という無条件の承認がされていない。

無条件の承認は、伝えているメッセージをたくさん受け取る中で、
ある時「あぁ、そうか・・・。」ってなる。
腑に落ちる。
まぁ、腑に落ちる時期は、人になり違うがね。


(宮川)「父親の介護について、すぐに打てる対策は?」

「経済的にサービスを受けるのは難しい」と言うが、
介護サービスの範囲の中でかかる金額は、たかだかしれている。

今、自分が背負っている苦しみ、辛さ、エネルギーをポンと手放したら、
どれだけ心も体も楽になり、エネルギーが湧いてくるか・・・。

そしたら、その湧いてきたエネルギーで、パートでもすれば、
すぐにそのお金は生みだせる。

みなが
「こうしなければ・・・」
「自分がなんとかしなければ・・・」
「でもできない・・・」
「苦しい・・・」

そうやって、もんもんとしていることで、
どれだけ自分のエネルギーを生み出す力を妨げているか・・・
分かっていないのだよ。


(宮川)「本当ですね。」

◆  ◆  ◆  

以上が対話した内容です。
いかがでしたか?

わたしが聴いている声は、誰も責めないんです。

声が聴こえだして6年半になりますが、
「悪い人」「ダメな人」という言い方をされたことが、
一度もありません。

自分はなんの課題に向き合っているのか?
何を学んでいるのか?
なぜ、その出来事を目にしているのか?


そういう視点から見ると、バラバラになっていたパズルのピースが、
ピタッピタッとはまっていくんですね。

出来上がったパズルの完成図を目にした時の爽快感は、
たまりません。最高です。

わたしはカウンセリングをしているというより、
ジクソーパズルのように、人生の壮大な謎解きをしながら、
そこに現れる美しい絵を楽しんでいるんです。

さてさて、介護保険のことについてですが、
わたしも母の介護をするまで、分からないことがいっぱいありました。

だから、ケアマネさんやデイサービスの方、
たくさんの人にいっぱいいっぱい教えていただきました。

家族だけでは背負いきれなかったからです。

介護がはじまった時、まずやったことがないことに向き合う不安は、
半端なかったです。

どうしたらいいのか?
何をしたらいいのか?
こんなことがいつまで続くのか?

不安でいっぱいになりました。

「分からない」「先が見えない」という不安は、
人をパニックにします。

そんな時、ケアマネさんや、デイサービスの館長さんをされている
大大尊敬しているKさんに、相談にのっていただきました。

そしたら、その方々はプロですから、
わたしが慌てないように、焦らないように、心配しすぎないように、
今できる目の前のことを、丁寧に教えてくださいました。

心配になった時って、先の先まで考えて、
「え~っ!こんなこと無理。背負いきれないよ~!」
ってパニックになるんです。

だけど、介護初心者のわたしが、そんな先の先のことまで、
最初の時点から背負い切れるはずがないんです。

そんなことは無理なんです。
ちょっとずつ慣れていかないと・・・。

介護保険にも、本当に助けていただきました。
「国民のみなさん・・・介護保険をありがとう!」
って、おがみたくなりましたもん。

わたしの母は、最初に介護認定が下りた時、
要介護度2でした。

要介護度2だと、週2回くらいデーサービスが利用できました。(確か・・・)
この時かかった金額は、一万円ちょっとだったと思います。

最終的には母は寝たきりになり、要介護度5までいきました。

この時、ケアマネさんに介護計画を立てていただいて、
自宅で看るとしたら、平日5日間、訪問介護に一日2回。土曜日も2回。

午前中に30分。
朝のお薬や、お口のケア。おむつを替える。健康チェック。

午後に1時間。
髪を洗ったり、体を拭いてもらったり、パジャマの着替え。
食事のお世話。お口のケア。おむつを替えるなど・

これだけでも本当に助かりました。

後は、家族で交代で看てました。

要介護度5の時のプランで、だいたいかかった金額は、
確か月3~4万くらいの範囲だったと思います。

こんな金額で、ここまでお世話していただけるんだ~・・・
と驚いた記憶があります。

3~4万の金額だったら、ちょっとパートに行けば、
すぐに稼げると思うんです。

この方のお父さんは要介護度4なので、
最大限介護保険を利用しても、3万までいかないんじゃないでしょうか?

週一回の利用を、週3回に増やしても、そんなに金額はかかりません。

お金がもったいないから、全部自分で介護しようと頑張るよりも、
気晴らしにパートに行って、そのお金で介護保険を使う・・・

そっちの方が、わたしは気分的に楽かなぁと思うんです。

24時間どっぷり介護の中にいると、
自分を保てなくなる時がありますから・・・。

ご相談者の方は、働いておられるので、
さらにパートに行かれるのは難しいかもしれません。

もしお金を生みだされるとしたら、お母さんの役割でしょう。

まずはご相談者の方が、お母さんに
自分の今の辛い気持ちを伝えることができますように・・・
と祈っています。
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