前から行ってみたかった沖縄へ、
旅行に行く話がにわかに現実味を帯びてきました。
たいてい友達の休みがあわずに
行く想像もできなかったので
その話が友達から出たときには
わくわくしてくる――かと思いきや、
わたしが感じたのは恐怖でした。
まず真っ先に思ったのは、
電車で何時間もかかって飛行場まで行ったすえ、
そこからブロイラーの檻のような
座席に詰めこまれなければならないんだということ。
この前の四国の思い出が効いているのか、
とにかく飛行機が苦痛でなりません。
すれ違いもできないような
通路があるだけの狭いいすに身も心も縮こまらせて
薄暗い明かりの中でいつつくともわからず
揺すられ続ける……。
考えているだけで気分が悪くなってきます。
加えて沖縄といえば、あれです。
日本の無駄な税金をいいだけ投入されても
文句しかいわないという、
あの鬼畜米兵が闊歩しているのです。
そんな外道の乗るYナンバーの車は
もはや悪夢だとか。
正直、ほんとうにげんなりしてきました。
なんだか想像するのも怖いです。
想像が遠くにあるうちはよくても
実際に目の前になると憂鬱になると、
結婚前におきるという
マリッジブルーってこんな感じかなあと
ちょっと思いました。
胃を休めなきゃいけないのに、
なんだかにりにりと痛んで来ます。
実際、沖縄ってどうなんでしょうか。
いまの気分だと、あれだけ自分で行きたいと
言っておきながら、裏切り者のそしりを受けても
わたしは置いて行って欲しいと、言いたい気分です。
なんでこんなに、わたしはなんにも楽しめないんだろう。