昔、パソコンを始めたすぐあたりのWin98のころに、
マザーボードのLANコネクタが壊れたかついていなかったかで
LANボードを買いにいきました。
どんなものを選べばいいかわからなかったので
お店の人に訊いたところ、テレホーダイなどの
電話回線を使ってネットにアクセスする限りは、
通信速度がLANボードの限界を超えてしまうような
もったいない事態は起こらないので、
一番安いので充分だというようなことを言われました。
たしかにそうだと買ってから十数年。
このまえ、LANケーブルを変えたら
通信速度が劇的に変わったというような文を見ました。
まあ、光回線ならともかく、うちはまだISDNだしなあと
思いながら読んでいたら、ふと気づきます。
確かに、ISDNなので外線でのやり取りは、
たとえ1000MビットのLANボードや回線にしていても
上限にひっかかることは決してありません。
でも。家庭内LANなら。
考えてみれば、うちでは、家でパソコンを使えるようになってから
かなり早い段階で家庭内LANを作りました。
データはすぐCD-Rなどに保存しはじめたものの、
当時のマシンでは再起動したすぐに、
何も手をつけないままの静かな状態で焼き始めないと
メモリを無駄に使われてバッファアンダーランなどが起こるので
焼きマシンを準備することになったのです。
そんな内線でのやりとりも、今の今まで、なんとなく
速度は外線と同じような気分でいました。
でもいまやマザーボードのLANポートさえ
1000Mビットが載っている時代です。
LANポートとLANケーブルに速度が出るものを準備すれば、
今より格段に早くデータのやり取りができていたのだと気づいて
なんだか愕然としました。
手持ちの予備ケーブルは、カテゴリ5エンハンスだったので、
これを消費して、カテゴリ5のノーマル線を置き換えるべきか悩みます。
それをやるなら、マザーボードが100Mビット通信なので、
1000MビットのLANボードもそろえるべきだと思いますし……。
技術が意外と進んでいたこと、そしてわたしの環境が意外と遅れていたことに
いろいろ驚きました。