道を歩いていたら、前のほうにお年寄りが
買い物袋を提げて片足を引きずりながら歩いていました。
それを見て、なんとも悲しく、苦しく、切なく、
恐ろしいような気分になりました。
……でも。
見ながらぼんやり考えたら、わたしも長い距離歩くと
足が上がらなくなって最終的に引きずることになりますし、
まったくひとごとではないことに気づきました。
そういえば、むかし学校の遠足的なもので
山登りしなくてはいけなくなったときは、
足が痛くてあがらなくなって、
手で引っ張るようにして引きずったものでした。
途中すれ違う人に声をかけられたりしましたが、
客観的に見たらあれほど目立つものだったとは。
生きるのも、生きていくのも楽ではありません。