直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
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冷凍たこ焼き

2010年06月26日 | ちょこのひとかけ


毎日似たようなものを食べていると、
さすがにたまには目先の変わったものも食べたいと思うことがあります。
そう思うのはありがちらしく、たまに冷凍庫におもしろげな
冷凍食品が入っていることがあります。
今日みつけたのはたこやき。

カップやきそばが、お湯を入れて焼いてないのに焼きそばと
称される感じで、たこ焼きもレンジで加熱して
取り立てて焼いた感じは無いのにたこ焼きです。
でもべつに、わたしは関西方面にはなじみがないので
別にこだわりも誇りもなく、一切気にしません。

わたしがこの冷凍たこ焼きで気にしているのは、
ソースというか、タレです。
ちょっとあまくてとろっとした、ソースっぽいものがついていて
その味は甘くてクリーミーで、こんなすばらしいタレが
ついているたこ焼きは、きっと特別な存在なのだと感じました。

……が。冷凍たこ焼きが安かったから、といって
買ってくるときには、そのタレはついていないのです。
わたしはむしろ、そのタレで食べるのが好きなので
タレがない冷凍たこ焼きなんて、飛べないブタのようなものです。

ソースだけかけてみてもなんだか気分が乗らずに
がっかりしながらもそもそと食べるのですが、
今日はそんな微妙な食べ方をしたい気分ではなかったので、
タレを自作してみることにしました。

とりあえず味を思い出してみると、
とろっとしていて、あまく、かつおの風味がしたような気がします。
そこで鰹節の粉を探してみましたが、そんなものありません。
でもたしかに味がしたと思いますが、薄い鰹節のけずりでは
食感もちがうきがします。
そもそも削り節を粉にするのは、超低温で凍らせて
それをぶしゃぶしゃに砕くかなにかでもするのでしょうか?
と考えるとよくわからなかったので、代用品を考えます。
かつおっぽい香りで水溶性のなにか……
と、思い出したのはだしの元です。
金魚のエサみたいなあれは、まえお味噌汁にいれてみたら
なにやらそれっぽい味になったはずです。

次はとろみですが、これは片栗粉かなにかを使うのでしょう。
でもなんとなく思い出してみると、
片栗粉は温かいものに混ぜてとろみをだすような
仕組みだったような気がしてきました。
これを常温のものとまぜてとろみが出るのか、
そして食べたあと人間の体内で分解できるのかが不安だったため
別にとろみなんかなくても味はかわらないやと使用を断念。

次に甘味ですが、これは砂糖ではなくて、適当にみりんを入れれば
なんとなく実現できそうな気がします。

というところでみりんちょっとにだしの元ちょっと、
ソースをそれなりに入れた上、適当にマヨネーズを落としてみて
ぐるぐるかき回して、わたしの試作タレが完成しました。
こういうものは一回目はとんでもないものができるので
においをかいでみますが、においとしては問題なしです。
そこでとりあえずつけて食べてみると――
意外と、思った感じにできていました。

たこ焼きやお好み焼きにマヨネーズをいれると邪道だとか
気持ち悪いとか言う人もいるらしいですが
ためしてみたらこれでおいしかったので別に気にしません。
わたしにとってはマヨネーズをかけるかけないよりも
お箸の伝統的なもちかたができるできないのほうが
気になって気持ち悪いです。
さっぽろのほうではかんかいにマヨネーズをつけて
食べたりすることもあるので、たぶんそういう下地もあるのでしょう。

個人的には今回のタレに満足したので
これからはタレなしのたこ焼きを買ってきても
楽しんで食べられそうに思います。

実験成功です。

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