直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

お正月と贅沢

2020年12月29日 | ちょこのひとかけ
お正月に食べたいものは、と訊かれて
わたしは『ない』と答えました。
最近のこの情勢でメリハリもなく、
お正月らしいことをしなくてはだめだと言われましたが……
本当にもったいなくてたまらないのです。

クリスマスだからと食べたケーキも、
あんな生活必需品でないものが数千円。
わたしなら3時間くらい働かないと買えないものです。
言い方を変えればわたしの3時間を一食で食べるとか
正直おそろしくてなりません。

暮れだからカニを食べるとも言っていましたが
そのカニを食べなければ、未来の何かに助かることがあるのではないか、
そのカニにお金を使ったことで、いつか『あのカニを食べずに
お金を取っておけば』と思うことがあるのではないかと感じます。

こどものころ、両親がどこかにでかけて、
その間になにか好きなものを食べるようにとお金を残されても
もったいなくて使う気はしませんでした。
出かけるのにお金を使っているのに、わたしまで贅沢をしたら
さらにお金がかかってしまいます。

そんなんで人生楽しめるの? と訊かれても、
わたしは人生なんて楽しんだこと一度もありません。
人生を楽しむという意味がわかりません。

物心ついてからこのかた、高いビルの上に張ったロープを
命綱もなしに歩かされているような人生で
何をしても面白くないし、下からそわそわと
死が手を伸ばしてくる状況に恐怖程度しか感じていません。

やりたいこととか望みとかを訊かれても知りません。
何らかのことで名前を残してから死にたいくらいしかなかったし、
今は痛みのないうちに寝ている間にそのまま死んでいたい
というのが一番です。

わたしは大学の四年間、ただ安くて持ち運びが楽で食べやすいという
それだけで、1食カロリーメイトもどき半分と
缶コーヒーだけで済ませてなんの疑問も不満もないような人間です。
日々のメリハリだとか楽しみだとかまったく理解できません。
わたしの理解できないことをわたしに訊かれても、
正直意味がわからないし何も答えられません。
あればあるものを食べるし、ないならないものは食べません。
お金がなくなったら食べるものがないから食べずに死ぬ。
それも終わりの可能性のひとつです。

生活にメリハリをつけるってなに?
ほかの人にとってはなにかで世界は楽しくなるもの?
わたしは自分にやってきそうな惨めな死に方ばかり想像して
毎日苦痛と恐怖と不安で頭おかしくなりそうになりながら
どうにか死なずに生きているだけなのに。

わたしの人生の恐ろしさと絶望を、
外でへらへら笑っているような人間の頭に直接ねじこめたらいいのに。
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