直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
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障子はりかえ

2015年12月22日 | ちょこのひとかけ


家の障子をはりかえることになりました。
誰かとやると時間なり手順なりが違ってめんどうなので
一人でやってみました。

とりあえず障子をはずし、お風呂場にもって行き、
紙の面から、下のさんがある場所を 水をつけた刷毛でなぞります。
それなりにたっぷりに水をつけたほうが楽です。
もしかするとお湯にしたほうが早いかもしれません。

二・三回撫でて下の木がすけてきたら、
裏面の上から紙をとんとんと押してみます。
さっきの水でのりが溶け出していれば、紙がはがれて、めこっと浮いてきます。
はがれるようになったら全部はがしてしまいます。

次は洗いですが、さんなり枠なりを
軽くぬらしたブラシやスポンジでこすって汚れを落とします。
お湯をシャワーで直接かけまくるなどすると、
乾いたときにゆがむのでやってはいけません。

汚れが落ちたら乾いた布で拭いて、すこし放置して適当に乾かします。
水がびちょびちょだと、障子紙のアタリをとるときに
紙が塗れて嫌な感じになります。

障子の枠を部屋に持っていって、
障子紙のどちらか片方をぴったり枠につけて仮止めテープで止めます。
しっかりあまるくらいに大きな障子紙ロールをカットして、
四方を仮止めできるようにするとちょっと楽です。

ぴっちりつけたほうじゃないほうをめくって、
さんに和糊をおいていきます。
途切れずに、すいーっと線になるようにおいたほうがいいです。
でもそれよりも、小皿に糊を出して、
筆で塗っていったほうが楽だったと思いました。

糊を塗る部分は、左一枠程度です。
上から下まで同じ位置まで塗って、紙を戻して張ります。

すこし落ち着くまで30分程度待って、
ぴっちりしたほうの仮止めをめくります。
これをめくったままにするためだけに、もう一人ほしかったです。
一人ではここの作業が厳しいです。

めくったらすべてのさんに糊をつけ、紙を戻します。
一度反対を糊付けしているので、ぴっちり合わさるはずです。

あとは大体乾くまで放置して、あまりの紙を切ります。
切るときに糊が乾いておらず、紙がぬれたままだと、
カッターでうまく切れません。
濡れ紙で繊維が固まって、ごびごびに千切れるので、
紙が乾いてからやったほうがいいです。

紙を切るのは最初金ざしを使ってみましたが、
どこを切ればいいのか上からはわからなくて、
かなり厳しかったです。

その後ふと思いついて、金ざしを使うのをやめ、
木枠の段差部分を爪でぐいーっと押していきました。
その段差になっている場所にカッターの歯を合わせ、
上に爪を置いて、ガラス棒と竹定規でコマ枠を引くような感じで、
しっかりと紙を切る強さで指とカッターを動かしたら、
定規を使うよりもしっかりと簡単にきれいに切れました。

片方はのりがうまくつけられなかった場所がありましたが、
後から細い筆にのりをつけ、裏面から軽く押し込んで
なんとか枠と紙を接着することができました。
糊不足は後からフォローできるので、多少ミスしても大丈夫そうです。

乾いてみたら別にしわもなく、紙に触れると
太鼓のような音がしたので、まあよくできたのではないかと思います。
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