今までの人生を振り返ってみると、
賽の河原で石積みをやっているようなものでした。
救われたくて石を積むけれど、どれだけ積んでも救いに届かず崩されて。
それでも積まずにはいられず、
また積むたびに意味のなさを思い知るという繰り返しです。
苦は自分が作っていて、救いは他人から与えられるものではなく
自分の心しだいで自分が勝手に救われるものという話もありますが、
人生で誰かの一番になることもなく、子孫もなく、
見取られることもなく一人で死んで、床の染みになるような人生の
どこに救いを見出せというのでしょうか。
どんなに目先に幸せを感じてごまかそうとしてみても
裏にとてつもなく恐ろしいものが透けて見えて
人生が苦痛でたまりません。