前日はいろいろ邪魔されて、当日は予定のプレッシャーに負けて、
友達が遊びに来る日はまったく眠れませんでした。
でも途中で眠くなるのはよくないと、
起き抜けにコーヒーを一杯飲んで迎えました。
すこしの間は無事だったのですが、そのすこしを過ぎたら
急激に気持ちが悪くなってきました。
寝不足のせいなのかコーヒーのせいなのかは
わかりませんが、すこしでも力を入れると
胃の中のものが出てきそうな気分の悪さです。
立ち上がってトイレに行こうとすると、
それだけでもう吐きそうです。
さっきから変なおくびがあがってきていましたが、
前兆だったのかもしれません。
なんとかトイレに入り、立ってもいられずにしゃがみこみ、
いっそ指をさしこんで吐いてしまおうかと悩むこと数分。
部屋で内線が鳴っているのが聞こえたので、
すこしだけおさまってから用件をききにいくと、
顔が真っ青だと言われました。
わたしはたまに顔が青いと言われることがあったのですが、
わたし自身は青い顔というのは見たことがありません。
でも今回は鏡があったので、
気持ち悪いながらも覗いてみました。
でも、見た感じ若干白い気はしますが
普段と変わらないように思えました。
青いといっても言葉の迷いで、別に本当に青いわけじゃ
ないんだとどこかがっかりしながら部屋に戻り、
友達には悪いけれどこのまま寝るか、
今日は帰ってもらおうかと思いながら横になっていたら、
それでもすこしずつ回復してきました。
その間の、胃のぐるぐるした嫌な感じからすると
コーヒーがとどめをさしたような感じだったので、
寝不足+おきぬけ+コーヒーだけ というコンボが
すべてに命中したのかもしれません。
とりあえずよくなったのでそのまま遊んだあと、
送り際に鏡を見てみたら……さっきの記憶とは違って、
日本人っぽい肌の色をしたわたしがいました。
記憶と比べてみると、格段に色がついています。
さっきは青くはなかったものの、
本当に真っ白だったのは間違いなかったようです。
顔が青い、というのは、青に近い青さではなくて、
血の気が引いて青白い、むしろ白い、
ああいう感じを言うのだと実感しました。
人の顔色があんなに変わるものだとは。