ビールにぽん酢を入れると、何か別次元の味がしておいしい
というような話を目にしました。
その瞬間、そんなことありえないし、
飲んだ人は味がわからない人間なのではないかと思いました。
鍋のときに小鉢に入れて、白菜つけて食べるようなものを
ビールに入れたからといって、おいしくなるわけがありません。
そんなの入れておいしいおいしい言うのなら、
餃子みたいに酢醤油でも入れたほうが安上がりです。
……と思っていたら、他の人にもわたしと同じように思ったのがいて。
それはぽん酢ではなく、ぽん酢しょうゆだ、と言われていました。
わたしにとってのぽん酢というのは、
めんつゆを酢で薄めたような概念だったのですが、
どうもそれはぽん酢ではないようす。
昔、レモンっぽい形のいれものや、緑っぽいビンのいれものに
レモン汁が入ったものが売っていて、
なんに使うかよくわからず、
ちょっと出してはぺろぺろしていたことがありましたが、
あれの原材料をレモンでなくポンカンかなにかにしたものが
ぽん酢と呼ばれるものらしいです。
じゃあ酢という漢字を使わずに、
レモン汁みたいにポンカン汁と呼べばいいのに……。
ちょっと驚いたので友達に訊いてみたら、
友達は知っていました。
知らぬはわたしばかりなり、というところ。
わたしはすっぱいもの、苦いものは基本的にいらないので
そっち系調味料なんて手を出したことがなかったのも原因かもしれません。
なお、ビールにレモン汁をいれるとか
スイカにレモン汁をかけるとかで、
なにか新感覚の味になるらしいので
試せるならやってみてもおもしろいかもしれません。