直列☆ちょこれいつ

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レビュー:デモンズソウル

2013年06月24日 | ゲーム系


PS3のゲーム、『デモンズソウル』をクリアしました。
一言感想は『きつすぎ』。とにかくこれに尽きます。

ゲームとしては、無駄な場所にもとにかくパラメータや
設定を入れたという感じです。
ひたすら無駄なことが多いわりに
必要なことが欠けている気がして、
プレイはできますがまったく楽しくありません。

まずゲームを始めると、すこし進んでボスに殺されます。
そしてよくわからない場所にとばされます。
どうやら自分は死んでいるようです。

じゃあ生き返ってプレイを……と思いますが、
生き返り方がわかりません。
場所の抜け方もわかりません。
一度目はそこでゲームをやめました。

しばらく放置したあとやろうとして、
もうあきらめて攻略を見ました。
すると、そこがスタート地点なのだそうです。

基本的には死んだままプレイし、生き返ったらまた死んだほうが、
敵が強くならなくていいのだとか。
そんなことはヒントになるようなこともまったく記載されていませんでした。

そのように、なにをやっていいかまったくわからずに
箱庭に放り出されるゲームです。

そして貧弱な主人公で、石版を調べて冒険を開始しますが、死にます。
とにかく無駄に死にます。
RPGらしいと言うのですが、どれだけ敵を倒してもレベルアップしません。
なんなのかと思ってやめかけましたが、
1面ではレベルアップもなにもできないそうです。
できるのは、お金を稼いで少し進めて武器を買い、
それを強化するだけ。
そうやって1面をクリアして、ようやくレベルアップできました。
あまりに弱すぎるから強くしてから戦いたいと思っても、
それもできないバランスが非常にきついです。

レベルアップは敵から奪った、お金と思っていた魂で行います。
死んだ場合は魂がすべて失われます。
次に死なずに、死んだ場所まで戻ればお金は回収できます。
死んでも失われるのはお金だけ、というのは
多少救いがありました。

でも、死んで覚えるゲームというよりも、
ただ理不尽に死んでいくゲームなので、
プレイしていてもまったくすっきりしません。

画面はひどく暗くてまともにマップも見られないし、
敵は気持ち悪いし、死んでもそこに転がり続けるし、
やっていてうんざりしてきます。

画面にミニマップでもあればまったく違ったのでしょうが、
自分がどこを向いているかわからないような
広大な毒の沼地を歩かせられるとか、
自分が何階にいてどこを向いているかわからない
小部屋の連なった場所を登るとかは
やっていて途方に暮れました。

敵の後ろを取ればクリティカルになりますが、
そこで攻撃しようとすると、画面がうねうねとゆれて
酔いそうでした。意味がわかりません。
せっかくクリティカルをとったのに、嫌がらせでしょうか。

とにかく意味がわかりません。
肉体とソウル体の区別すらよくわからりませんでした。
魂魄になっているのに、落ちて死ぬとか火でダメージを受けるとかの
理屈もよくわかりません。
ソウル体なら高所から落ちても平気などの明確な区別が欲しかったです。

無駄にシステムを詰め込みすぎだと思います。
しかもそれを最初から出しすぎです。
設定やできること、やることをすこしずつ出して欲しかったです。

1ステージの3面にいくのには、2~5ステージのどれかで
3面までクリアしないとだめだったというのもわけがわかりませんでした。

登場キャラには誰にでも切りかかれるシステムも意味がわかりません。
敵がいないので攻略を見ようと思ってコントローラーを置いたら
強攻撃が出てお店の人に切りかかってしまいました。
こんなシステムいらないです。
キャラと話すのにもいちいち緊張しっぱなしです。

キャラとの会話も長ったらしく、会話中にも移動できます。
会話中に遠くに離れると、いちいち文句を言ってきます。
これが長くて、終わるまではほかのキャラにも話しかけられません。

また、スタートボタンを押してメニューが出ても、
ゲームはとまりません。
スタートを押して攻略を見るということができません。

魔法の使い方も最初はまったくわかりませんでした。
回復魔法は回復用タリスマンを装備しないと使えず、
攻撃魔法は攻撃用杖を装備しないと使えないとはわかりませんでした。


良くも悪くも洋モノゲームというのかもしれません。
かつて『LAノワール』という洋モノゲームをやったときにも思いましたが、
車で民間人をはねて殺せてしまうとか、
銃弾が民間人にあたって死んでしまうとか、
よく見えないのに表情で反応がわかるから表情を見てくれとか、
無駄な要素が多すぎました。

わたしはゲームらしいゲームがプレイしたいのであって、
現実に近づけたゲームをしたいわけではありません。
洋モノは、ゲームのゲームらしさを削って、
無駄にきれいなグラフィック、無駄に多いパラメーター、
無駄にNPCキャラと戦える、傷つけられるなど
現実の要素をいかに取り込めるかを競おうとしているような気がします。
そんなもの、ゲームにはいらない要素です。

製作者の独りよがりにふりまわされるようなゲームで、
臭みが強くてうんざりします。
わたしはもっと、製作者の視点がプレイヤーのほうへ向いているゲームが
プレイしたかったです。
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