大動脈を冷やす

熱中症対策グッズ的なもの。
わたしは偏頭痛の予兆止めにつかえる、
首筋の血管をすぐにがっと冷やせる電気グッズ的なものが
ほしいと思っていました。

でも、ふと、この概念を使えば熱中症予防グッズ的なものが
作れるのではないか、と思いつきました。

大動脈を冷やす装置が作れれば、
熱中症は回避できる……はず。

でも、首は固定しにくく、結構ずれます。
脇の下も足のねもとも大変です。
なら、どこが……と思ったら、手首がありました。

手首なら時計もつけておくくらい、固定しやすい場所です。
軽いバッテリーと合わせれば、
手首の大動脈冷やせるなにか作れるんじゃない？

と、すごいひらめきにわくわくして。

そうだ、いちおう調べておくかと思ったら……
すでにそういう商品がありました。

……あるんだぁ


たとえば手首に保冷剤を巻きつづけたまま、
舌の下とかで体温を測り続けると……
体温はどれくらい下がるんですかねえ。

熱中症体温は40度を超えるとか。
お風呂に入った体温は38度程度で、40度まではいかないとか。

やはり熱中症の予防は、血の温度を下げればいいのでは……？


と、ふと疑問に思ったので、
手首に保冷剤をまいて実験してみました。

最初の体温は36.7度。

15分手首の冷やした結果は、36.6度。

有意差なのか、誤差なのか、まったく判断つかない結果でした。
もしかすると、手首を冷やすことにはまったく意味がない……？

と思ってひらめきました。
人の体は平熱に近づけようとするものなのですから、
暑くても寒くても平熱になるのでは？

つまり、
血液はきちんと冷やせていたけれど、
冷えたことによって、体が熱を出して
温めたのでは？

そう考えると、
手首でも血液は有意に冷やせたのか
冷やせたのを体があたためたのか
手首では血液は冷やせてなかったのか
を判別する方法がわからない
ということに気がつきました。

どうすれば、血液が冷えて、体が冷えたことを
確かめられるのでしょうか。


しばらく考えて……ひらめきました。

　暑いとき、人は体内の水に熱を乗せて出す（簡易表現）ので
　冷却水が切れると内部温度が上がってオーバーヒートする。

のですから、

　暑いとき、体を正しく冷やせていたなら、
　冷却水を出さなくなる

はず。

汗だらだら出てくるときに体温を測り、
その後手首に冷却剤を巻いてしばらく待ち、
汗はどうか、体温はどうかを測れば
わかるかもしれません。

手首がっつり冷やすことで体の熱をさげられたら
いいんですけどねえ。