サイト用にhtmlを作っていると、
ブラウザによる動作の差異にはいらいらさせられます。
一番の違いは文字の表示で、インターネットエクスプローラは
文字を文字として区別し、文字サイズを大きくすると
文字だけ大きくします。
そのために、文字を表示する箱の大きさが変わって
レイアウトが激しくくずれたりします。
防ぐには文字の移動を見越したレイアウトを作らなくては
いけなかったりして大変面倒です。
けれど、通常サイズの文字～大きいサイズの文字に合わせて作ると、
今度は文字を小さくした場合に余白だけやたら目立つようにも
なってしまうので本当にめんどくさいです。
一方ファイアフォックスは文字も背景もすべて絵のようにみなし、
拡大操作をすると、虫眼鏡で絵をのぞきこむように、
画面のすべてがレイアウトをくずすことなく大きくなります。
デザインに凝る人なら、文字サイズの変化を考えることの無い
こっちの形式が大変ありがたいと思います。
IEとFire Foxを比べると、WindowsMEと2000のようです。
IEはタグを多少間違えても表示してくれますが、
Fire Foxはミスは許してくれません。
今回、IEだけを見ながら作っていったところ、
最後に確認の意味でFire Foxで見てみたら
まったく動作しなくて冷や汗が出ました。
確認作業は最初からFire Foxでやるべきだったと痛感しました。
その他、こまごまとしたところだと
ボックスの境界線を書くと、境界線自体をボックスの一部と
みなすかみなさないかの違いもあるようで、
片側だけに太い線をつけると、
片方はその場所で境界線だけ太くなり、
もう一方は境界線の分ボックスが大きくなって
センタリングの位置をずらされてしまいました。
どっちで見てもだいたいそれなりに見えるようにするという作業は
うまくいかないとかなりいらいらしてきます。
CSSの規定があるのはわかりますから、ブラウザの表示も
どの指定のときはどう表示するかも規定して欲しいです。
いっそ、IE形式とFire Fox形式、どちらで表示するのか
htmlの中にスイッチでもつけさせてれればいいのに。
