節分といえば大豆。
大豆を炒って粉にすればきなこ。
きなこをコーヒーに入れればキナコーヒー。
外国に住んでいたころはよくキナコーヒーを飲んでいたものでしたが
日本に戻ると飲まなくなりますねえ。
そういえば、ごはんにきなこをかけて食べるところもあるそうです。
それを聞いてどう思うでしょうか。
ご飯を半殺しにして餅にして、砂糖きなこをかけたら
きなこぼたもちです。
これを聞いたら、どう思うでしょうか。
餅にかけて食べられるものは、ご飯にかけても食べられます。
そして。ご飯や餅で食べられるものは、
お酒に合わせても食べられます。
お酒もお米からできているからです。
一方で、ワインなんてぶどうからつくるので、
刺身と合わせたら、ぶどうの魚巻き。
まったくおいしそうに思えません。
でも日本酒と刺身を合わせたら、刺身オン ライス。お寿司です。
あわないわけがありません。
でも、外人の、肉にくだもののソースという発想は
ワイン系となじんでいたからこそ出たものなのだろうと思うと、
なじむ味、なじむ食材というのは
思考にまで影響を与えると思えて、興味深く感じます。