直列☆ちょこれいつ

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100円を超えるもの

2014年08月23日 | ちょこのひとかけ


玄関においてあった、100円の懐中電灯が完全につかなくなりました。

前につかなくなったときは電池が液漏れしていたので、
液がこぼれて腐食した部分にやすりをかけてどうにか使えるようにしていましたが、
その後ぼちぼちと接触不良のような動作を起こし、
最終的に今回の完全沈黙となりました。

どうしようかと悩んだ末、まずはわかりやすいところを開けて、
やすりをかけ、油をぬってみることにします。
……が、だめです。

一番怪しいのは、バッテリーからLEDの足が刺さっている基盤に
接触する、ばねの部分です。
そもそも開放部があるものを回路に使っているというのも微妙なのに、
ばねの接触部分がぎざぎざで作りが悪く、
接触不良が起こりやすいような見た目です。

一応やすりはかけてもだめだったので、はんだごてを出して
はんだで形を整えてみることにしました。
でも、ためしてみても点灯しません。

もっと本格的にやらないと、と思ってさらに分解し、
基盤を取り出し、横に出ていた適当処理の足を切り整え、
今度は基盤とばねを接着してみることにしました。

でもばねとはんだは合性が悪く、そのままでははんだ固定などできません。
すこし悩んで、銅線を巻いて半固定にしてから、
そのままはんだをのせて固定することにしました。
これで不安になる部分は完全に接続されたはずです。

が、つきません。
埋め込まれたLEDを、上から電池側に押すとつきますが、放すと消えます。
中のばねが悪いのかと何回か調整してみますがだめ。
外から見ながら中の基盤をばねにつけると、
点灯するときもありますが点灯しないときもあります。

何度か繰り返しているうちに、内側がばねに触れていて、
外側が本体に触れているときに点灯しているような気がしてきました。
もしかしたら、本体のガワを回路として使っているのかもしれないと
ふと思い至ります。

最初のほうで、LEDのはんだづけ後の処理が甘いと思いながら切り落とした、
LEDのはみ出た足。一応回路には関係あるかもしれないと思いながら切りましたが、
あれが実際、回路の一部であった可能性が高まりました。

そこでLEDの足を伸ばそうと思い、導線をはんだで補強し、
それをLEDに接着しようとしたところ――
はんだづけしたばかりの導線は熱く、思わず手をひっこめました。

その衝撃で半田ごてはテーブルから落ち、
落ちるついでにわたしの足をかすりました。
足にそれなりのやけどです。

けがを負いながらも基盤とばねを接着し、
謎だった電流の+と-がどこにあるのかを納得して組み立てたところ、
ようやくスイッチの入り切りで完全に正しく動作するようになりました。

たかが100円のものを修理するのに無駄な時間と
ひどいダメージを受け、疑問が残る修理になりましたが、
なおったので まあ、よかったです。
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