携帯電話

携帯電話に思い出すこと。
改行。


　出先では連絡がつかない不便さが
大変身に染みて欲しくなる携帯電話。
わたしもかつてはもっていました。

最初はPHSだったのを携帯に変えたのですが、
入っていたプランがなくなるとかで
別のにしてくれと言われたとき、
基本料金が倍くらいになるので
きれいさっぱりやめました。

　もともと着信専用とはいえ、
それなりに使っていたので
やめたあとはちょっと不便。

特に、遊びに来た友達が、
家に着いたことを携帯で言えないところを
不便に思ったものですが、
なれてしまえばむかしに戻っただけ。
むしろこっちのほうがこそこそしないし
いいやと思った次第です。

　携帯電話のいやなところは。
勤めてる友達を見ていると、遊んでいるときも
会社から電話がかかってくるところです。
友達とわたしの携帯電話は基本的に不携帯電話なのですが、
履歴があると嫌な意味でどきっとします。

　わたしが携帯電話をもっていたときは、
たいていちょっと離れた棚の上。
かかってくるのが嫌なので、わたしの番号は
友達５人くらいしか知らないのですが、
逆にかかってくるときは親友を除き、
それ相当の用事ということになります。

というわけで、
トイレに行っては戻ってきてチェック。
ご飯におりては戻ってきてチェック。
朝起きてはとりあえずチェック。
基本的にわたしに用事がある人なんて
親友以外いないのになにやってるんだろうと、
見ながら自分をばかばかしく思っていました。

　なので、なくなってみると
くだらない習慣から開放されて、
自由な気持ちでいっぱいです。
普段つながっているということは、
首輪とおなじようなもの。
不自由と同じことだったんだなあとかみ締めます。

　ちなみにわたしが携帯で一番使っていた機能は
……目覚まし。
あれのおかげで寝過ごしての乗り越しが
ぐーんと減って役立ちました。

　基本料金が2000円以内の待ち受け携帯が欲しいなあ……