友達が田舎から戻ってきました。
今の時期は一族で稲刈りだそうです。
わたしはそういう田舎は知らないので、ぜひそういう作業の写真を
見てみたいものですが、わざわざ借り出されて出向いているのに
そんなことをやっている暇はないそうです。
てっきり刈って束ねて竿に干すのに忙しいのかと思ったら、
最近はもはや全自動で、機械が買って束ねておいていくのだとか。
それをやる前に穂を斜めにするとか、拾って干すとか
聞いた気がしますが、覚えきれませんでした。
そんなこんなで、残念ですがそういう写真はなく、
あるのは暇なときに撮った、たんぼとは関係ない写真ばかりでした。
でも、田舎の山は道もなかなかおもしろいです。
……が、友達のおじさんは写真を撮っている友達を見て、
そんなありふれたものを撮ってなにがおもしろいんだと
いうようなことをいったそうです。
観光地に住んでいると観光地のよさがわからなくなるように、
田舎に住んでいると田舎のよさはわからないもののようです。
その点、友達は田舎に接点を持ちつつ、
田舎のよさもわかるという文化的視点を持つことができています。
なんてすばらしいことでしょう。
『それっぽい』田舎とは、やはり離れたところから
見ているくらいがちょうどいいです。