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直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

欠けた日記

2013年12月06日 | ちょこのひとかけ


最近、昔見た映画の感想をまとめています。

理由はいろいろあるので割愛するとして。
まずは中身は省いても、タイトルだけは並べてしまおうと思いました。

そうすることによってかつて見た映画なのか
見ていない映画なのかのチェックができるようになるのと同時に、
感想をまとめ終わって貼れる状態になっている最近の映画感想を、
貼ってしまってすっきりできるからです。

というところで、過去の映画感想日記ファイルを探していきます。
自分の大事なファイルはCDを決めて焼いているので
探すのは簡単だと思いきや、CDは何枚もあったために
集めるのは意外と大変でした。
しかも集めてみても、どうしても欠けているファイルがありました。

自分で作ったファイルをまとめている別メディアを調べてみますが、
そっちはそんなどころじゃなくコピーし忘れていたことがわかり
さらにがっかりします。

それでももしかしたら期間がずれて焼いていることもあるかもと
何枚も何回も調べてみましたが、結局ひとつき分が見つかりませんでした。
日記が見つからなければ、その間の記憶がなくなったのと
同じようなことになりますが、映画の日記なら
映画を見ていなかった程度で済む分ましだろうと自分をなぐさめます。

次は映画日記から、タイトルなどを抜き出す作業に入ります。
ワードファイルを開いて一個一個映画タイトル部分を探し、
エクセルに貼り付けていくという地味な作業です。

それをテレビを見ながらうんざりしつつ繰り返していき、
欠けた月の次の月のファイルを開いたときのことです。
中身には『今月は映画を見なかった』というような文だけが
書いてありました。

それを見て、『見てないなら別に書かなくてもいいのに』と
うっすら思った瞬間、なんとなく思い出しました。

そんなファイルを作ってわざわざそんなことを書いたということは、
そうしなければいけない事態があったということでしょう。
おそらく前の月、最初に思ったのと同じように、
『映画を見ていない月は、映画日記ファイルを作らない』
という考えで行動した結果、
『見てないから映画日記ファイルを作らなかった』のか、
『映画日記ファイルを作ったものの無くした』のかの区別が
自分でつかなくなったのです。
そこで、次の月からはまぎらわしさをなくすために、
見てないことを書いたファイルを作ったと思われます。

改めて考えると、ちょっとおもしろいです。
昔の、たしかエジプトでは、今で言う十のことを
『1 』と書いていたそうです。『1』でなく『1 』です。

でもこれだと『1』との区別がつきにくくてしかたありません。
数字というものは『たくさん』とか『おおめ』とかの
ぼんやりしたアナログ的なものとは違い、
『1個』や『153匹』といった、はっきりとしたデジタル的なものです。
でもそれが、一か十か区別がつかないとなったら
アナログ以下に成り下がります。

そこで困った人がどうしたかと言えば……『0』を作りました。
人類史に刻まれる大偉業、『0の発明』が行われました。
これにより、一は『1』に。十は『10』になりました。
1の位には『なにもない』ことが『ある』ように記されたのです。

それと同じく、わたしの日記も『 』(ない)という状況から
『0』(『ない』が『ある』)状況へと進化しました。
必要にせまられ、わたしも自力で『0』を発明していたのです!

やはり、『なにもない』よりも、『ないがある』ほうが
わかりやすいし、便利です。

『0』というものはとてもわかりやすく、いいものだと噛み締めたできごとでした。
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