サンポールが届いたので、貝磨きをやってみました。
塩酸系は有毒ガスが出るというので、換気扇をまわし、
防毒マスクと透明面体をつけての作業です。
最初は貝をサンポールを混ぜた液につけるそうですが、
濃さによっては貝が溶けて穴が開くというので、
水に浸した後にサンポールを追加して混ぜていきました。
でも、これだと何かが起こっている感じがしません。
濃度が薄いのかもしれません。
そこでサンポールを直接貝にかけてみたところ、
傷口にオキシドールをかけたときのような泡が
しゅわしゅわとではじめました。
これが、酸がカルシウムを溶かす反応なのかもしれません。
しばらく見ていると、白い泡が消え、透明になります。
どうやらそれが反応の終わりのようです。
それを繰り返すと、貝殻は本当に薄くなり、
その下からすこしきらっとした部分が見えてきました。
それ以上やると穴が開くかもしれないので、
サンポールを容器に入れ、歯ブラシに液をつけ、
貝殻の鈍い色のところをこすっていきます。
作業としては、プラモデルの失敗した塗装をはがすような感じでした。
溶剤を筆につけ、すこし撫でるとすこし色が落ちる風で、
それを進めるのにはものすごく時間がかかる上、肩と腰にきます。
そんな地道な作業を8時間くらいやった結果がこれ。
◆◆画像17-04-05◆◆
最初の写真をとっていなかったため、
上の貝と下の貝は別のものですが、大体こんな感じです。
もうすこしきれいにできそうなので、がんばってみるつもりです。
サンポールの濃度を変えてみたり、つけ方を変えてみたり。
どんな風にするのが一番やりやすいのかを工夫し、研究し、
その結果をまとめてみたら、たぶん夏休みの自由研究になると思います。
案外おもしろいですが、本当にくたくたになりました。