ふと、ポットのような黄色いランタンを持って、
父方の祖父の暮らすところに行きました。
札幌にいきなり来たなんてびっくりするぞと思いながら階段をあがり、
広間のようなところで出会ったので、手にしたものを渡しました。
それは特に感慨もなく、横の棚にしまわれ。
すこしさみしく思いながら、目を覚ましました。
そういえば最近おじいちゃんと会っていないけれど、
元気でやってるのかなあとぼんやり思いながら、
なんで会ってないのかを考えていたら、思い出しました。
もう過去の人になってしまっていたことに。
命日ではなかったはずだし、なにか意味はあったのか、
なかったのか……。
今思い出すと、顔もおそらく違ったような。
人の顔を思い出しにくいというのは結構ひどい特徴です。