循環小数
例えば、3分の1を小数にすると小数点以下は3が延々と繰り返してエンドレスになります。これが循環小数。
0.3の循環小数に3を掛けると一般電卓の表示は小数点以下は9のエンドレス。この小数点以下9のエンドレスは1と同じです。なぜなのかは数学の教科書や参考書を開いてください。調べる理解するで力がつきます。
さて、この9のエンドレス。関数電卓では1と表示します。電卓をはじめとした計算機はどこかで手打ちしないといけません。そのため、桁数を決めて四捨五入しています。一般電卓はラウンドセレクタスイッチを持つ機種なら四捨五入して1できます。
世の中には様々な人がいます。1÷3×3=1または10÷3×3=10と表示する電卓に対して、《嘘をつく計算機》とのSNSでの投稿を拝見した記憶があります。計算機の誤差とか端数処理ではなく、計算機は嘘をつくというのは初めて見ました。
3のエンドレスに3をかけたら9のエンドレスが例えば1または10とは違うということでしょう。見た目には違いますから四捨五入するというのが気に食わないのでしょう。
そういうことを言ってしまうと10進数での分数と小数の関係が崩れてしまいます。1/3と小数点以下3のエンドレスは違うあるとしなければなりません。頑として主張するのであればどうなんでしょうね。これ以上考えると頭が痛くなるので、この辺で終わることにします。