AVEC VELO&MUSIQUE

feeling life.

被災地 ~石巻市~ 行って来ました。

2011年12月29日 02時01分15秒 | ~DIARY~

2泊3日というとても短い期間ですが26日~今日まで被災地を見に行きました。

それにしても、福島県でトラブルにより2時間停車・・・。その中で帰省中の大学3の方と出会い、いろいろお話を伺いました。やはり大学生中は、いろんなことに挑戦したほうがいいことを学ぶ。旅ってやはり出会いが大切!

ぶれぶれです。朝6時5分の草薙発でついたのが18時過ぎ。12時間の乗車・・・。

 

それにしても、仙台市街地はまったく震災を感じさせない雰囲気。思わず夜の仙台を楽しみました。

仙台といえば・・・牛タン!事前に調べていった旨味太助。とんでもなく美味しくて感動。テールスープもうますぎ。

そして、まずは今日。今日は、午前中、仙台城跡にいって・・・

伊達正宗のマネ!俺の馬はこいつだ!

そして、そこの寺院でお参り。みんなの合格祈願と自分の大学生活が充実したものになること、そしてなんといっても、被災地復興への祈り。友達何人かのお守りを買いました。

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ということで・・・メインの二日目。

朝7時過ぎに出発。仙台市街から県道45号線で石巻市を目指す。けど、最初のうちはほんとに震災を感じさせない雰囲気。しかし・・・

最初に到達した塩釜市。海岸にあるリゾート施設が閉鎖中・・・。他にも瓦礫や壊れたガードレール。それでも、魚市場的なところがありました。

途中で松島の展望台から景色を見る。

すごく空気が澄んでいてきれいに島々を見渡せました☆

・・・・・・・そして更に東へ進んで石巻市・・・。

最初から・・・。

石巻市の看板が倒れ、橋も崩れてました。

未だに潰れた車、海水、内陸に船。それでも結構海から離れているはずなのに。サイクリングロードもどろどろでした。他にもガラスが割れてしまってる店がいくつも。

一応折り返しのJR石巻駅。ここから旧北上川へ。

津波の恐ろしさを生々しく表している木。そして船。

元とは違うと分かる遊具。

そんな中、どこにも復興に向けてのメッセージの看板などが多くありました。ほんとに被災者が頑張ろうと努力をしていることがよく分かる。そして・・・。

どこかの学校の壁。自分の身長と比べてみましたが普通に2m以上の高さがありました。それにしても、とにかく被害を受けたところはガラガラ。

電線の復旧を行う人。

石巻港での漁業工場でのさぎょうの様子。とても静かでしたが少し笑顔が伺えました。

・・・そして・・・旧北上川を一番海側の橋の上から見た景色は想像を絶するものでした。写真ではちょっと予習しましたが、実際に見てみると、本当に怖かった。

動画も撮ってみました↓

ほんとに何が起きたんだか麻痺するくらい生々しい光景。載せるか迷いましたが、震災の記憶をもう一度呼び戻し、もう一度震災の怖さをわすれないでほしいとおもいます。他にも、何台も無造山に置かれた壊れた車。花が供えられている玄関だけの家、まだ津波の勢いでぶつかっている家と家など。

自分たちへメッセージでしょう。もう一度この東北の被災に遭われた方々の頑張りを、自分も含めた日本の人はどれほど理解できているのか?

そして、仙石線が通る北針生周辺。

ここの地域は一階部分が浸水した模様の家々が多くありました。そして、四分の三が整備されていない仙石線。そしてボート。

こんな辛い状況でも、仙石線の整備に取り組む人たち。

このような美容院まで。

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この日はホテルに帰って被災地に関するTVを見ました。一番印象に残ったのは、今になって心のケアを必要とする患者が増えているということ。今まで我慢してきたあらゆる気持ちが今になって出てきてしまっているということです。

これから東北地方は本当に寒くなってストレスをもっと感じやすくなってしまうと思うのですが、そこにこの気持ちが混ざるのはどれほど辛いか自分では正直分からない。自分たちは、お金、物資などの寄付はできるが、これほどのひどい環境にあった事もないので、被災者がどれほど辛いか分からない。

なので、頑張れなんて無責任なことはいえない。今こそ阪神淡路大震災や戦争に遭った人たちの経験を大いに生かすべきだと思います。

しかし、自分たちはそれを少しでも理解できるようにしたほうがいいと思います。

 今回の石巻市(主に海岸部)を訪れて、まず、写真や映像では体感できない、肌でその場を五感を使って体感することで、より被災地の現状を感じることができました。いろんな新聞の記事で、復興に向かって、いろんな復興に向かった活動、笑顔が見られて自分はちょっと一安心していたけど、影の部分が多すぎてひどくショックを受けました。復興のがいかに難しいものかを少しでも感じることができました。

 家のリフォームが終えられた家もあれば、そのままの家もあり、家庭に差が大きく、今後どうなるかがとても心配です。

 これから心配される東南海南海地震は大きく自分たちが影響を受けます。本当に自分たちが津波の恐ろしさを理解するにはどうしたらいいのか?自分は実際に訪れることだと感じました。これでも、震災直後よりはよくなっているかもしれませんが、少なからず自分は、今回訪れてみて大きく心が揺らぎました。

なでしこの優勝など、日本を明るくすることだけに目が言っていないか?この震災はどうしてもなかったことにはできません。むしろ、これからの地震に備え生かしていくべきです。そして、もっと現実を実感し、津波、地震について更に理解を深める事が、日本人として生きる上で重要になると思います