8時にホテルを出て、地下鉄で京都駅へ。新幹線で岡山駅に行った。切符はあらかじめ旅行社が用意してゲストに渡している。私は直島の中の交通費だけ立て替えることになっている。昨晩、寝る前に行程を確認したら、ベネッセミュージアムが含まれていることに気付いて、慌てて行程を書き直した。相変わらず、うっかりが多い。でも前日に気付いたので、よしとしよう。
岡山駅で、広島2泊分の荷物をコインロッカーに預けた。鍵を使う旧式のロッカーだったが、パブロさん、いいシステムだと感心されていた。岡山から高松までマリンライナーという快速電車が走っている。宇野に行くには茶屋町で乗り換えなければならないが、指定券を取ってくれていた。
マリンライナー19号。1号車だけが指定席になっていて、掃除もしてくれる。2階席はグリーン車のようだった。私たちは1階。茶屋町で各駅停車の電車に乗り換えて終点の宇野駅まで行った。外国人観光客が多い。ガイドはついていない。勇気ある旅行者たちだ。
宇野港から直島までは20分の船旅。
穏やかな瀬戸内海の景色が美しい。
船内は4月に下見に来た時より、ずっと乗客が多かった。小さな村営バスはすぐにいっぱいになるだろう。直島に着く前に下に降りて、船が港に着船するのを待った。出口は左右に分かれているが、右から出るとバス停が近い。港に着くなり、バス停に向かった。幸い、私たちはこのバスに乗れてしかも座れた。バスはすぐに満杯になった。今日は臨時のバスは出なかった。積み残された人たちは30分待たなければならない。下見をしておいて良かった。直島は小さな島で、交通機関はベネッセ王国までは村営バスしかない。道が細いところがあるので、小さなバスしか走らせられない。元気な人はレンタサイクルで回る。バスに乗り遅れた時、代替の交通機関がない。だから、日帰りでこの島を回ることは、スリリングなツアーになる。
村営バスから『つつじ荘』というバス停でベネッセのシャトルバスに乗り換えて、ベネッセ王国に入国。地中美術館には予定通り12時少し前に着いた。美術館は12時に予約を入れていたので、ここまでは順調にいった。館内は撮影禁止だった。パブロさんのキャノンのカメラは透明のバッグに入れさせられた。お二人はこの直島に思い入れがあったわけではなく、広島の途中にあるから選ばれたようだった。それで安藤忠雄のこともご存知なかった。でも、自然の景観を損なわないように作られた美術館の構造に感心されていた。そして最初に入ったモネの5点の睡蓮に見とれておられた。私はモネや安藤さんのことを少しは調べていたので、お話ができて良かった。自然光で見るモネの睡蓮は美しかった。イタリア製の大理石の床も美しかった。
そのあと、ジェームズ・タレルの光の部屋に入ってから、カフェでランチ。入館人数を制限しているので、それほど混まない。お二人には景色が見える席を確保できた。
私はサーモンのオープンサンドとサイダーを注文した。見かけはいいが、食べにくかった。少し、カフェの外を散歩して、ウォルター・デ・マリアの神殿を見て、美術館をあとにした。1時40分発のバスに乗った。それに乗らないとあとの行程が厳しくなる。そのことを予めお伝えしていた。お二人はとても協力的だった。
ベネッセミュージアム前でシャトルバスを降りた。あ〜、6年前に行ったことを思い出した。変わった作品ばかりで、ちっとも心に響かなかったことも思い出した。現代アートは難しい。
私はサーモンのオープンサンドとサイダーを注文した。見かけはいいが、食べにくかった。少し、カフェの外を散歩して、ウォルター・デ・マリアの神殿を見て、美術館をあとにした。1時40分発のバスに乗った。それに乗らないとあとの行程が厳しくなる。そのことを予めお伝えしていた。お二人はとても協力的だった。
ベネッセミュージアム前でシャトルバスを降りた。あ〜、6年前に行ったことを思い出した。変わった作品ばかりで、ちっとも心に響かなかったことも思い出した。現代アートは難しい。
アレさんがメキシコの国旗を指差す写真をパブロさんが撮影。この美術館は写真OK。
パブロさんは何を見ても、何を食べてもナイス👍と言ってくれる方だが、やはりここはあまりお気に召さないようだった。屋外にオブジェがあるようなので、そっちに行ってみた。館内の職員さんが、行き方を詳しく教えてくれた。3点の作品を見てから海岸沿いを歩いたら、
黄色のかぼちゃが見えてきた。村営バスの停留所も近い。こんなルートがあったんだ。私はまたシャトルバスに乗ることを考えていた。予想外のいい展開になった。遠くに黄かぼちゃが見える。アレさん、クサマ・ヤヨイさんのことはよくご存知だった。彼女が心の病に苦しんできたことも。
水玉模様はルイ・ヴィトンに使われているそうだ。
黄かぼちゃのバッグはなんと415800円!
バスが来るまで20分くらい時間があったので、ビーチでくつろいだ。お二人は裸足になって海に入られた。
村営バスで途中下車して、『家プロジェクト』に行った。空き家になった家を芸術家たちが改装して全く別のものに作り替えている場所。南寺はもう閉まっていたし、他のところも私の個人的な感想だが、パッとしない。写真は『角屋』
港に戻ってきた。船が出るまで10分ある。今度は赤かぼちゃで写真撮影。ビデオも撮影されていた。アレさんがパブロさんの指示通りに動いてにっこり笑って終わるショートビデオだった。
船で宇野駅に戻り、JR で岡山へ。岡山からは新幹線で、
ようやく広島に到着。帰りは常に仲睦まじいお二人のお邪魔をしないようにした。実は英語を話すのがしんどくなったのだが。
駅直結のホテルグランヴィアまでお連れして、ツアーは終了。なんとか難しいツアーを無事に終えることができた。お二人にもとても満足していただいた。お天気とゲストに恵まれた良い1日になった。ありがとう。
帰宅したら10時だった。明日はゆっくり起きて、ハイネケンでも探しに行こう。