今回は、平群町担当の岳室行政相談委員で、4回目の出演です。
行政相談制度や行政相談委員の役割の説明に続いて、小学校での出前教室の話がありました。奈良県で、最初の出前教室は、平成22年平群町の平群西小学校で、当時、他県で開催されたことを知った委員が、早速、町の教育長に働きかけて実現したそうです。出前教室では、小学生の興味を引くように、クイズを交えたり、実際の相談を題材にしたりと工夫しているほか、必ず感想を書いてもらっているとのこと。
その感想の中に相談ごとが書かれていることがあり、その中で「通学路にある交通信号機の青の点灯時間が短いので長くしてほしい。」という相談が記憶に残っていると話されました。委員が、実際に青の点灯時間を調べると17秒ほどであり、集団登校する小学生には短いように思われました。その結果を警察に連絡したところ、6秒長くしてもらえたということです。委員は、このように相談を受けたときには、自分たちがまず動いて、解決の手助けをすることをモットーとしているということを強調されました。
冒頭、13年続けている仏像彫刻の話で盛り上がりました。これまで、釈迦如来、地蔵菩薩、阿修羅、金剛力士などを制作し、個展も開いたことがあり、今、手がけている平群町にゆかりの役行者(えんのぎょうじゃ)は、お寺に納められるとのこと。行政相談委員の方々の多彩な才能がうかがえるお話で、印象に残りました。
※「お困りNARA行政相談」は、FMハイホー(81.4MHz)の「おはよう814」のコーナーの一つで、平成22年10月に始まり、2か月に1回(偶数月の第3水曜日)午前10時30分から15分間放送されています。毎回、奈良県内の行政相談委員や奈良行政監視行政相談センターの職員が出演し、行政相談制度や行政相談委員の活動の話のほか、県内各地で行う行政相談イベントの案内などを放送しています。
※FMハイホーは奈良県王寺町から情報を発信する地域密着型コミュニティFM放送局です。