夏休みが始まってから
毎日、朝6時半から
同じ地区の皆様とでラジオ体操☀
今日は私が当番の日💪
みんなのカードに
スタンプをポンポン押していく
ラジオ体操って
本当にラジオで流してやるんだよね
毎日、生中継のラジオ体操📻
とても、新鮮です。
元気な声、元気な音楽
聞いているだけで明るくなる
ラジオ体操第2までやるのは
初めてでした
なかなか面白い♫
朝から運動するのは
気分がいいですね☺
一緒についてきた
3歳と1歳の息子たちは
ボ~っと突っ立って
みんなの体操を顔見👀✨
毎日ついて行きたがるので
楽しいらしい。
いつか
一緒にできるといいなぁ(*^^*)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「てんびんの詩」
という物語を知っていますか。
商いの跡取りとして育つ
だいちゃん(男の子)
とても恵まれた生活をしていた。
自分も大きくなったら
自動的に商いを継ぐのだと思っていた。
小学校を卒業したら
お父さんに呼び出され
「なべぶた」を渡される
お父さんは、だいちゃんに
「この鍋蓋を売ってこい、売れたら
跡継ぎとして認める
売れなかったら百姓になる」
と、突然言い渡された。
だいちゃんは
驚いたのなんのって。
心の整理がつかないまま
早速、翌日の早朝から
売りに歩くことになった。
だいちゃんは思いついた
「そうだ、親戚の家を回ろう
そしたらきっと買ってもらえる」
意気揚々とでかけだが
全て駄目だった
お父さんの商売相手にも当たったが
ことごとく駄目だった
商品も見せず、お店の顔だけで
売ろうとしたため
指摘ばかりで追い返された
だいちゃんのことを知ってる
身内ほど
だいちゃんを立派な商いにするために
強く、厳しく、愛情を込めて
追い返した。
でも
だいちゃんは不満たっぷり
しかし、諦めるわけにはいかない
どうにか買ってもらおうと
試行錯誤をはじめた
大きな声で笑顔で声をかけた
しかし、お客さんは
赤ん坊を寝かせてる途中だったらしく
叱られてしまった
今度は、へらへらと媚びを売ってみる
何してるんだと追い返された
次は情に訴えるために
哀れな自分を表現した
「買って下さい、助けて下さい、困っています」
でも、誰も買ってくれない
近くを通った子供らに馬鹿にされ
喧嘩もした。
遠い遠いところに住む
親戚のお家にも行った
それだけ頑張って時間をかければ
買ってくれると思ったのだ
でも、駄目だった
お弁当はいつも梅干しごはんだけ
「自分は実は拾い子なのでは」
とまで思って惨めになった
今度はお母さんをダシに使った
「お母さんが怖いもんで」と
そしたら
「親を馬鹿にするやつがあるか!」
と勢いよく叱られてしまった。
親にも合わす顔がない
商いは諦めて
百姓のみちに…とも考えるようになった
だいちゃんの知らないところで
お母さんは必死に祈っていた
お父さんも必死に祈っていた
ズタボロになっても
忍耐強く、甘やかすことなく
見守っていた
祖母は
「今が人生で1番大事な修行のときだ
親が手を出して台無しにしてはならん」
といった。
お姉ちゃんは
いつもだいちゃんを
励ました。
「お父さん達だって代々みんな通過してる
あなたにだけ苦労させてはないよ」と。
だいちゃんは
何度も挫けそうになりながらも
鍋蓋を売りを続けた。
そんな、ある日
川の側に誰かの鍋や鍋蓋が
置いてあったのを発見した
川の水で洗うためだろう
だいちゃんはふと思った
「この鍋蓋を全部壊せば、困って
買ってくれるのではないか」
そこで鍋蓋を手に取って
眺めていた
………でも…
「この鍋蓋、この鍋蓋だって
きっと苦労して売ったのだろう」
そう思ったとたん、急に
鍋蓋が愛おしくなった。
愛おしくなって
一生懸命、その鍋蓋を洗い始めた。
すると
そこに、持ち主のおばさんが来て
何している!と叱られた。
だいちゃんは
謝りながら説明した。
「最初は壊してやろうと思ったのですが
鍋蓋をみてると、苦労して売ったのだと思い
急に愛おしくなったのです」
と。
おばさんは、ふっと顔が緩んだ。
あんた、偉いね。
いくつ?
「16です!」(年齢)
いや、違うんだよ
鍋蓋の値段はいくら?
……
「おばさん、今なんて?」
いくらって聞いてるの
わたしが鍋蓋、買うてやる。
「ほんまに!?」
だいちゃんは
あまりの嬉しさに
おばさんに抱きついた。そして泣いた。
おばさんは
待ってなさいというと
沢山のお友達を連れてきて
だいちゃんを紹介した。
そして沢山の鍋蓋を
みなさんが買ってくれたのだ。
ご飯も頂いて
お風呂にも入れてもらった
「あんた、今日は泊まってくかい?」
少し、迷ったけれど
「いえ、大丈夫です
お母さん達が心配してるので」
「偉い。それは大事なことだ」
皆さんに見送られて
だいちゃんは急いで母のもとへ帰る
お母さんは手を合わせて祈らながら
だいちゃんの帰りを待っていた
遠くにみえただいちゃん。
空っぽになった風呂敷をみて
お母さんは鍋蓋が売れたとわかった。
だいちゃんは母のもとへ駆け寄り
涙で抱き合った
「今日の日のことを一生忘れないでね」
だいちゃんは悟った
商いは相手あるもの
売り手と買い手の心と心が
通じ合わないといけない
自分が売れてほしいと思うだけで
相手のことを考えないのは
商いではない。
鍋蓋が売れることが目的ではなく
相手を思う心にこそ
商いの本質があることを悟った
商品は金儲けのためではない
商品を通して沢山の人を愛するためだ
手が届かない人をも愛するためだ
その心を失い金のために詐欺を働き
汚いやり方をしてはいけない
たとえ成功しても一時的だ
結局、信頼されず滅んでいく
信頼こそが宝だ。
信頼基盤こそが、人生を豊かにし
周りも豊かにする
両親も、近所の人も見知らぬ人も
みんなで
だいちゃんを育てた
我が子のように心配し、思いっきり
叱り飛ばした
そんな日本は美しい
今だと、きっと訴えられ捕まるだろう
古き良き美しい日本を
取り戻したい