ベッド上での安静
高齢で歩行状態が悪かった。
病状は落ち着いてきたけれど
「立てれない、歩けない..」
立てれないから、ベッド上で寝て過ごすようになる。
ますます筋力が落ちる。
入院前は、膝が痛いながらも自力で歩けていた父は涙ぐんだ。
そんな姿を見るのは辛かった。
主治医も退院許可は出せる状態になったものの、自力で立てれない状態で退院したのでは介護する側も大変だろうと仰って下さった。
数日間、入院期間を延ばして、その間に父には無理の無い範囲でリハビリを頑張ってもらうことにした。
入院、ベッド上安静..
今まで寝込んだ事の無い父には、まさか数日間で、筋力、体力が落ちることが信じられなかったようだ。
以前、脳梗塞で入院した時は必死にリハビリを頑張っていた。
その姿を見て知っている私は、きっと今回も頑張ってくれるだろうと思っている。
理学療法士さんもサポートして下さり、少しずつ入院前の状態に近付いてきた。
ベッドの端に座ったり、寝たままでも足を曲げたり足首を動かしたり..
昨日の面会時、父はベッドサイドに立って見せてくれた。
手すりを持って廊下を歩いたこと、リハビリ室で平行棒を握って2往復できたこと..
退院まで、あと数日。
明日からは、また理学療法士さんがサポートして下さる。
父も退院に向けて頑張っている。
リハビリの大切さを痛感した。