RIG 5 に は 1950 年代から現在に至るまで輩出されてきた膨大な量のクラシックアンプの数々を用意しています。
実際のアンプでは複数の各アンプコントロール部が作用しあっており、これらのノブの設定を様々な設定値で 試し、サウンドの探求をすることが必須となります。
さらに各アンプを実際のアンプよりも拡張、超越する エキスパートコントロール (Expert controls) も搭載しています。
多くのアンプは同一のコントロール部を 使用するので、これらに関しては準備章で紹介します。
2.1 Expert controls エキスパートパネルを表示するにはコンポーネントのラックの右にある小さな矢印をクリックします。 殆ど のアンプ(各コントロール部の詳細に関しては各アンプの解説部を参照してください)で、このコントロール部 には以下のコントロール部を装備しています。
▪ POWER SUPPLY (パワーサプライ)でアンプの電源 AC ボルテージを 50 と 60Hz で切り替えます。
アンプ内の DC 電源電圧は、この周波数による影響があり、サウンドに非常にわずかな変調を与えます。
▪ VARIAC は、AC ラインに可変式電源トランスを挿入した場合の効果を再現し、供給電圧を下げたり(ブ ラウン・サウンド)、通常の範囲を超えて上げたり(骨太なサウンドを表出)します。
▪ SAG は大音量で演奏した場合のチューブアンプの反応(パワーサプライが電力を一時的に供給できなく なります)を再現します。 SAG の値を上げることで、チューブを介した回路への影響によりアンプサウ ンドが圧縮された印象になり、この値を下げることでこの圧縮値が下がり、シリコンダイオード回路によ る音声に近くなります。
▪ RESPONSE は、電源コンデンサーの静電容量を変化させます。 RESPONSE を下げると静電容量が増 え、演奏の変化に対する供給電圧の反応が遅くなります。 ここを上げると、下げた値に比べてアンプの 電源の反応が速くなります。
▪ BIAS でバーチャルアウトプットチューブのグリッドバイアスを調整します。 この調節によってクロス オーバーディストーションの度合いと使用するアンプの「クラス」が変化します。 このコントロールを 時計回りに回すことでバイアスがかかり具合が強くなり、音質が荒くなります。
▪ STEREO このコンポーネントをステレオプロセシング仕様に変更します。CPU パワーを非常に使用す るので、必ず必要な場合のみ起動してください。
Gratifier - Mesa/Boogie Dual Rectifier
Rammfire - Mesa/Boogie Dual Rectifier (setup of Rammstein guitarist Richard Z. Kruspe)
Hot Solo+ - Soldano Hot Rod 100 +
Ultrasonic - Bogner Überschall
Van 51 - Peavey 5150
Cool Plex - Marshall JTM45
Hot Plex - Marshall Plexi 1987x
Jump - Marshall JMP
Lead 800 - Marshall JCM800 Lead
Twang Reverb - Fender Twin Reverb
Tweedman - Fender Bassman
Tweed Delight - Fender Tweed Deluxe
AC BOX - Vox AC30
High White - Hiwatt DR-103
Citrus - Orange Overdrive OD120
Jazz Amp - Roland Jazz Chorus-120
BASS PRO - Ampeg SVT-2 Pro
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GR6
FIRE BREATHER - Freedman
CHICAGO -50年代中期のレアなコンボアンプ