数年前、古くからの親友を失った。
親友が死んだのではない。
親友が、私から離れていった。
親友は便宜上「A」くんとする。
その日は突然やってきた。
とある共通の友達の結婚式で、久しぶりに親友のAに会った。
Aとは学生時代からずっと一緒にいた。
遊ぶ時も勉強する時も、入試まで一緒だった。
一緒に笑って、泣いて、時にはケンカもして…。
何でも言える親友とはまさにこのことだった。
私は精神病になった時、Aもまたうつ病にかかってしまった。
仲良くしてただけに、そこまで一緒になることはないだろうと
周りは苦笑いしてた。
Aは自分の体調のいい時は、私を気遣い外に連れ出してくれた。
逆も然りだ。
ある日、私は調子が悪く取り乱してAをカフェに呼び出して
心のうちを話したことがある。
今、思えばこれが発端だったのかな。
これ以来、Aとはすれ違うようになった。
なんとはなしに、私が原因だと思うようになった。
そう、私はとてもネガティブだから。
友人の結婚式の話に戻すよ。
久しぶりに会った親友Aは、まったくの別人のようだった。
私とは距離をとっているように感じた。
そして私は勇気を振り絞ってAに話かけた。
「家族も子供も元気?」と聞いた。
私は、おおよそ、「そっちはどう?」と聞いてくると思っていた。
でも、反応は全く違った。
「うん、まぁ」と言い、鼻で笑ったように私には映った。
その笑い方を見て、私の背筋は凍り付いた。
その笑い方は、Aが嫌いな人や、合わない人や、見下している人にする
まさにその「笑い方」だった。
それに気づいてからの私は、もう話すことができない。
怖かった以上に、悲しすぎた。
何も話せないまま、結婚式の数時間が過ぎ去った。
それから数年が経った。
いまだに連絡は取りあっていない。
そういうことだ。
もう親友Aとは親友ではなくなったんだ。
受け止めるまで時間がかかりすぎてしまった。
そう言いながら、ここに泣き言を書いて受け止めきれない自分がいる。
親友が死んだのではない。
親友が、私から離れていった。
親友は便宜上「A」くんとする。
その日は突然やってきた。
とある共通の友達の結婚式で、久しぶりに親友のAに会った。
Aとは学生時代からずっと一緒にいた。
遊ぶ時も勉強する時も、入試まで一緒だった。
一緒に笑って、泣いて、時にはケンカもして…。
何でも言える親友とはまさにこのことだった。
私は精神病になった時、Aもまたうつ病にかかってしまった。
仲良くしてただけに、そこまで一緒になることはないだろうと
周りは苦笑いしてた。
Aは自分の体調のいい時は、私を気遣い外に連れ出してくれた。
逆も然りだ。
ある日、私は調子が悪く取り乱してAをカフェに呼び出して
心のうちを話したことがある。
今、思えばこれが発端だったのかな。
これ以来、Aとはすれ違うようになった。
なんとはなしに、私が原因だと思うようになった。
そう、私はとてもネガティブだから。
友人の結婚式の話に戻すよ。
久しぶりに会った親友Aは、まったくの別人のようだった。
私とは距離をとっているように感じた。
そして私は勇気を振り絞ってAに話かけた。
「家族も子供も元気?」と聞いた。
私は、おおよそ、「そっちはどう?」と聞いてくると思っていた。
でも、反応は全く違った。
「うん、まぁ」と言い、鼻で笑ったように私には映った。
その笑い方を見て、私の背筋は凍り付いた。
その笑い方は、Aが嫌いな人や、合わない人や、見下している人にする
まさにその「笑い方」だった。
それに気づいてからの私は、もう話すことができない。
怖かった以上に、悲しすぎた。
何も話せないまま、結婚式の数時間が過ぎ去った。
それから数年が経った。
いまだに連絡は取りあっていない。
そういうことだ。
もう親友Aとは親友ではなくなったんだ。
受け止めるまで時間がかかりすぎてしまった。
そう言いながら、ここに泣き言を書いて受け止めきれない自分がいる。